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中標津町/TicoTico(ティコティコ)御礼

2023年06月15日 | カテゴリー: 山木康世

ラストライブも盛り上がりました!

中標津町/TicoTico(ティコティコ)御礼
あいにく美幌峠、屈斜路湖は霧の中。目の前に広がるロマンの湖を妄想想像しながらレストランへ。ここは軽井沢かい?とでも思わせる店内。時代は変わるであるので致し方ない変化ではあるが一抹の寂しさが残る。
中学の修学旅行は生まれて初めての道東の旅。神秘な緑の世界が連日続いた。そのときもここを訪れている。その後何度も訪れているので、まぁ良いかというほどの残念さであったが、クッシーの生息すると言われている屈斜路湖を後に山の道を中標津へ。
3度目の訪問。TicoTicoはひっそりと林の中にたたずんでおりました。
気丈なママさんはすでに音響をセットしてくれている。何時もの旗を吊して気分を盛り上げる。良いライブハウスで木がよく似合う。石油ストーブを焚いてお客様のお出迎え。本当は薪ストーブと行きたかったが、その昔札幌で見たという熱心なお客様を初めとするご来場のお客様の熱い心意気で十分に満足。
この日も今は亡きジャズドラマーのパパさんもきっとどこかで聞いてるはずだ。
また必ず来よう。緑の中のTicoTicoは一歩足を踏み入れると忘れられない味わいがある良い店だ。
夜の霧は更に味わいを増す。HOBOマスターには大いにお世話になった。友人のふきのとう片割れさんにもお世話になった。
つつがない北海道ツアーは今日で終わり。
ちなみに地名の中標津はアイヌ語のチペッ(大きな川の流れる地)に中を加えたものという。キューポラの街に通ずる町名でした。
女満別から日常の東京へ戻って更に磨きをかけるべき日々を送る。
心身ともに良い1週間のツアーであった。皆さん本当にありがとうございました。

北見ONIONホール御礼

2023年06月14日 | カテゴリー: 山木康世

南と変わらず夏の暑い北海道だなと確実に温暖化を感じる。特に北見は全国一の暑さのニュースも度々耳にする。小樽の手宮洞穴にはかつて今の香港とおなじような気候であったという痕跡も見ることが出来る。海水も温かくなって、昔は北で盛んにとれた魚たちがいなくなり、その代わり南の見たこともないような魚たちが網にかかったなどというニュースを聞く。北極の氷も溶けてホッキョクグマの居場所がなくなるなどという寂しいニュースはやめにしよう。
坂本龍馬の甥が北見に入植している。ここは歌わなければ、と思い歌ったが思いのほか皆さん知ってか知らず反応がいまいち。思惑外れで始まった北見ONION、それにしてもおとなしいお客さんたちである。珍しく期待していたノリがなかった。熱意というものは、まず歌い手が発してそれをおもてなしというような意味合いでお客さんが拍手をくれる。それも自分だけは良いだろうなどという消極敵参加ではなく、自分こそが盛り上げようという感じになると良い雰囲気になる。演じ手が微妙に場の空気感を感じてキャッチボールが行われ良いLiveとなる。
終わったら外は日が落ちていた。雨が少し降ったのか濡れている。クマも森の奥で眠っている。
お忙しい中お越しの皆さん誠にありがとうございました。
本日は美幌・屈斜路湖・弟子屈の町を越えて中標津へ伺います。      
あいにく屈斜路湖は霧の中なり。   

hallじゃなくてhollです。占いで決めたそう。

釧路AcousticcafeHOBO御礼

2023年06月12日 | カテゴリー: 山木康世

雨にはならず曇りの穏やかな朝4時、すでに日が昇っている。
下道で釧路へ。
クワイアン初代ウクレレを弾いて「ここは沖縄」を歌ったのは大楽毛白糠の太平洋海岸。今日訪れる前回の釧路HOBO公演の翌日だったと思う。釧路は晴れていたのに1時間も走ったら雲行きが怪しくなって風も出てきて肌寒いお昼。
初めてに近い映像への挑戦。それまで少し抵抗のあった映像の世界。SONYデジレコで音をとって後にスマホの映像と合体、ファンに配信した。2019年の話。コロナの始まる1年前の話だ。Musicレターの始まりだった。2020年、21年、22年、そして23年今年3月やっと収束した。
実に4年ぶりのHOBO、マスターもどんぐり目玉、真っ赤なシャツでお出迎え。店内の壁にはアマチュアカメラマンたちによる見事な写真が数多く展示されている。シマフクロウ、エナガ、キタキツネ、などなど道東の生き物、素晴らしい夕景など目を見張る素晴らしい写真がグルリと取り囲んでいる。心が丸くなる。

大勢のお客様、ありがとうございました

5時半開演、「白い冬」の話になって作詞者の札幌のKの話になったころグラグラと揺れ始めた。場内から「揺れてる、揺れてる」と不安げな声が聞こえてくる。壁に吊されたクワイアンたちが大揺れだ。騒然となってきた。外へのドアも開けられていつでも避難のスタンバイ。僕には誰かがドアを開けて入ってきたように見えた。きっとKの仕業だと思った。ずいぶんと長い揺れで、後に震度4と知った。何事もなく10分ほどの後、徐々に収まってマスターとの「やさしさとして想い出として」は絶品だった。最後は「風来坊」で大盛り上がりシングアウトとなり2時間越えのHOBOの夜は果てた。
皆さん、お忙しい中誠にありがとうございました。
ジリ(海霧)の立ちこめる夜の釧路、今日の釧路駅前宿へひた走った。

リハーサル中

マスターとスタッフのみなさま

幕別町百年記念ホール御礼

2023年06月11日 | カテゴリー: 山木康世

札幌から4時間、のんびり高速を飛ばして十勝帯広、幕罰町へひた走り。会館近くの公園にはナウマン象が。そうだ、ここは日本のナウマン象の故郷。忠類村からは化石が1969年発掘された日本の象である。65万年辺りに生息していたアジア象。気の遠くなるような時代を妄想、そこら中の森や川縁に住んでいた古代の象たちが歓待してくれて鼻を持ち上げブオーブオーと鳴いている。忠類川からはアンモナイトの化石も出ている。古代は温暖で住みやすい土地だったんだろうな。
会場に大勢の皆さんがお忙しい中、聞きに、見に来てくださった。ありがたいことである。倶楽部の皆さんも遠くは九州、島根、山口、広島、関西、関東、そして道内から来てくださった。どうでしたか、ナウマン象が見えましたか?明けて未明4時頃にはホテルの窓の外は明るく夜が明けておる。北海道の夏の発見の一つにこの早い日の出がある。
徹マンをして脂ぎった4人の顔に朝日が差し込む3時、さぁ終えて帰り眠ろうか。こんな一時のふしだらな生活が東京から戻ってきた我が身に微笑みかけていたな。30代初めの頃の独身貴族、もう40年も前の話であるがナウマン象にはかなわないついさっきの話である。
道東の霧の町釧路Hoboで今日はLivelibrary。元気で行こう!

天井が高く音響も素晴らしいホールでした。


ホール入口の壁には昔の北海道のそりや農機具が展示。


佐藤館長、配信スタッフ河村さんと打ちあがりました。ありがとうございました

故郷札幌ふきのとうホール50周年記念コンサート大大御礼

2023年06月10日 | カテゴリー: 山木康世

あいにく札幌の皮肉屋気まぐれなお天気は少しの雨と風で迎えてくれた。それでも強くはないので良しとしよう。リハーサルの昨日はピーカンの皮肉屋だったのに、今日を測って小雨と来たもんだ。これは50年を祝うだけでなく、さらなる試練を暗示してでもいるようでもあったよ。
大勢のみなさんが駆けつけてくれた。ロビーにはクワイアンウクレレのコーナーも設けられて、音楽という名を支えてくれている仲間という感じで嬉しくなる。
紋別からは村谷さんご夫妻、札幌前市長上田さん、北海学園安酸理事長、ペータ、夢和、船田、三浦ご夫妻、祥生ご夫妻、北さん、中根、楽屋に来て元気な顔を見せてくれて何よりとともに感謝する次第だ。
ギター将平、ベースケイコさんは本当に世界に通ずるミュージシャンである。二人とともの2時間は熱くて濃厚で良い時間だった。音楽に真摯に向き合う姿は見ているだけでも涙が出てきて笑顔になる。客席の反応も最高潮だった。ふきのとう以来いや以上の大声援、50年の結果が20曲に集約されて、僕がソロになって32年作り続けてきた世界が会場いっぱいに花開いた2時間だった。ヒューマンミュージック山木ソングに間違いはなかった。
毎年毎年みんな歳いって人生を謳歌している。坂は続く続く。つまづきながら転ばぬように生きていこう。
最後に「白い冬」で締めくくった。作詞者の工藤も掛けつけてくれて一緒に久しぶりに山木ハモを歌わせてもらった。あの日の工藤の紙切れが出発で格別特上の日だったんだよ。
みなさん、誠にありがとうございました。

♪今日は良い天気だよ 幕別まで仕事に行って来るよー♪

阿吽の呼吸で山木康世の音の世界を作り上げました


ラストは工藤忠幸さんと「白い冬」を


サンキュー


ありがとうございます!

東京都北区/スタジオ・アンダンティーノ 第3スタジオ(1階)御礼

2023年06月07日 | カテゴリー: 山木康世

~楽器の日 唯我独奏 夏の空~
イタリア語の音楽用語、アンダンテは歩く速度で演奏しなさいという意味であるが、アンダンティーノはそれよりも少し早く演奏しなさいという意味。
しかし歳とともに変わってくる速度。やや早歩きは健康に良いとは言うが、その歩くことがおぼつかなくなる年齢というマジック。若いときにはよほどのことがない限り当たり前のように毎日過ごしていたことが歳いって少しずつ変化、全部自分が招いた結果なのであるが肉体というものの不思議さ、シンプルさを嫌というほど見せつけられる。口に入れたものが血となり肉となる。死ぬまで体内で絶えず起こっている、はるか昔に母親から授かった神様からの指令に従って生きているだけ。やがて精神というものが生まれて様々な個々人が世界を形成している。しかし逆かもしれない。すでに命の発生した次元で精神の光が灯っているのかもしれない。
唯我独尊ではなく唯我独奏は今の音楽人生にピッタリかもしれない。独奏は精神を研ぎ澄ます絶好な場面である。
ソロになって周囲の音に敏感になった。ちょっとした音に反応。昔はなかった気がする。加齢による臓器の衰えはよく聞く話。しかしそこに精神というものはあまり語られない。70歳で車の免許を取った父は80歳で根気が薄れていったと話していた。
何を食べて何を出して、誰と会って何を話して何を行う。ますます興味のわくテーマである。
人間は死ぬまで考える葦であるとつくづく思い、かつそう有りたいと思うところである。病は気から、クスリのリスク。それぞれの自分に相応しい人間の集まる社会には争い事は起きないだろう。
お忙しい中、お集まりいただいた皆さま、誠にありがたき所存で一日を過ごすことができました。皆様方のおかげです。
50周年記念の刻印を押しに北の街へ行って参ります。

普段あまり歌わない曲を次々と披露


北海道ツアーに行ってまいります、お待ちしてます!

江古田マーキー御礼

2023年06月04日 | カテゴリー: 山木康世

ああ感謝が遅れてしまってゴメンね、かおるちゃん遅くなってゴメンね。
線状降水帯などという聞き慣れぬ言葉で列島各地は大荒れだった前の日が明けて、週末の土曜日は雨も上がって晴れ男まさに健在。
駐車場までの川沿いの道、フェンスから下を覗くと濁った水が勢いよく流れている。1羽のカモがのんびりと泳いでいる。雨が上がってホントに良かったね。今日が昨日だったら偉い騒ぎだったに違いない。
今日は4月以来のスミジュンとのコラボ。
髪も青く染め直し、更に磨きがかかっている。なんだか鳥のようにも見える。
実際にステージで鶏が鳴いた。フーアーユー、めんどりぶるーす、早起き鳥、僕の好きなエレキの音が良い味を出してコラボしてくれた。
ホンマに熱い良い夜だった。敢えて曲順を決めずその場の雰囲気で決めていった。流れというものはやってみなければ分からない。どんな人がいてくれて、どんな息づかいをするか分からない。しかしこの夜のお客さんの熱意が後ろから押してくれた。僕もジュンもそれを感じて得も言われぬ世界を展開した。彼は虎の絵の描かれた黒のシャツを着てきた。これも熱意の現われ。
翌日YouTubeを送ってくれた。クラプトンとベックの去年録音の「ムーンリバー」ベックが急死する前の年に録音したものだ。
SONYから旧作のCD化の話を持ってきてくれた内藤氏はああ見えてふきのとうをリアルタイムで聴いてはいない。頼もしき後継者といって良いだろう。ソロアルバム2枚も発売される予定だ。
それにしてもこの夜を見た人しか語れない今の僕とジュンの音楽が光り輝いていた。
皆様誠にありがとうございました。6日北区田端のアンダンティーノを終えたら、6月の北海道へひとっとび、一つの区切りをして参ります。

滋賀県大津市/bochi bochi Cafe & Music Bar御礼

2023年05月29日 | カテゴリー: 山木康世

そう言えば京都の懇親会の席上、お店からお菓子で作った50周年記念プレートをいただきました。大変ありがたく感謝、しかしよく見るとチョコで書かれた「山本」さん、冷水を浴びた感じでしたが、中学卒業の記念にもらったハンコ。なんと「山本」。先生に言うと即座に職員室で机の中から取り出したる一本の刻刀で「山木」に変身。とっさにそのことを思い出して人指し指で「山木」に変身。あのお写真になったというわけです。
琵琶湖は日本一、海と見間違うほどの勇壮な姿がホテルの窓から見える。ずっと向こうの街は彦根の街か。真下がプラットホーム、電車が行き交う音がかまびすしくゴトゴト聞こえてくる。京都行なのだろうか音を立てて出ていった。
bochi bochi Cafe & Music Barは音楽好きの人間が集まってジャズを中心に大津から音楽を発信している良い店だ。後ろのレンガが良い味を出して、音響機器は最新の機器で、低めの天井にこもりがちな音魂をスッキリ解消、存分にこちらの言いたいことをお客様に届けてくれる。音楽産業に携わる人間は、誰もひとえに音楽好きでなければならない。再生回数1億回がどうした。なにか世の中が変わったか。何も変わっていない。まやかしの数字が人の心を欺いているだけだ。騙されるな。
おでんの美味い店「おで湖」の夜は、夜の湖上を吹き渡ってくる風のようにユルリユルリと更けていきました。
お忙しい中、bochi bochi Cafe & Music Barにお集まりいただいた皆さま誠にありがとうございました。また来るべぇ。

背後のレンガの壁がよい感じです


最後は手拍子、合唱!


スタッフの皆様と

京都SOMENO KYOTO御礼

2023年05月28日 | カテゴリー: 山木康世

大阪から京都へ国道1号線を走る。距離的に言えば40キロ強ほど、ちょうど札幌から千歳という感じであろうか。この道が明治新政府の下、第1号となった道なのであるな。当時から人々の往来が激しかった大動脈、籠も走ったろう、したにしたにーのお殿様。土曜日ということで京都まで車列が絶えない。
外人さんたちが大きなリュックを背負って興味深げに歩いてる姿は、昔と変わらぬ京のまちでコロナも明けて日本一の観光都市は活気を取り戻している。
河原町通、山ちゃんの唐揚げの店が目印だ、その先にはすし三昧が待っている。
今日も良い音を出してくれた。久しぶりの会員限定の懇親会で関西の人たちのパワーを頂いて大津へと向かっている。
その昔水を支配していた琵琶湖の栄華、いつの世も水がなければ生きていけない人間、しかし水で命を

ありがとうございます

奪われる人間、大いに考えさせられる日本一の琵琶湖。関西ツアー最終日で穏やかな日曜日の始まりである。

大阪とは異なるセットリストで

大阪5ThStreet御礼

2023年05月28日 | カテゴリー: 山木康世

今回のツアーにはGibson1台で臨んだ。ネックに書かれたロゴが旧字で、年代を感じさせるレトロな風格。何よりもボディの軽さが好きだ。しかし内蔵マイクが仕込んでありエアーマイクとのバランスで良い音を出すことができる。配信も有りなので、良い音に心がけよう。
ウクレレもクワイアン様が50周年特別記念モデルを用意してくれて、今日が初披露。弦の並びがギターと同じで慣れると馴染みやすいエレボッコ(通称)なんだか音のせいかスケール感が出て良い感じだ。
関西3日間、お天気も持ちそうでつつがない音楽の旅を続けられそう。
大阪で歌うと一番似合っている「長距離運転」で締めくくった。

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