静内KAVACH御礼
2022年10月31日 | カテゴリー: 山木康世
嗚呼なんというホッケの大車輪!風に揺られて回っているのではない。30尾のほどの開かれたホッケさんは2段重ねでモーターにつながった棒に身を委ね、マワルマワルー、日がな一日太平洋の潮風と行く秋の日を惜しむかのような陽光をいっぱい浴びてマワルマワルー。止まれといても止まらない!アイススケートの4回転半などアッパくさくて見てられん。良い色艶のホッケさんは美味しそーの一言に尽きる。
2度目のKAVACH、突然店内に入ると目が慣れていないもんだからシズシズオズオズと歩を伸ばす。やがてチョットした段差が。これが高齢者にとっては命取りいなることもある、
やがて開場時間、昼間の明るさで目の慣れていない来場者はシズシズオズオズと物販の机の前を通って奥に進んでゆく。イラッシャイマセイラッシャイマセ。
KAVACHの楽屋が見当たらなくこの机の横で待機ということにした。それも普通のイラッシャイマセでは芸がないと感じて閃いた待機方法。
まず椅子に腰掛け黒っぽい服を2枚ほど頭からスッポリと被ってまんじりともせずお客様の息遣いを感じる。
見事に功を奏してダーレも気づかない。目はまだ暗闇に近い店内に慣れておず、奥のギター、ウクレレ、マイクなどに心が逸っているはずだ。こんなところに人間がおるとは思ってもいない。それも今夜のメインがいるとはである。徐々に目が慣れてきて少しずつ周囲の状況が分かってくる。しかし時すでに遅し、メインは少し早いが開演時間と見てステージへ。
大勢のお客様が全国各地から、地元からお集まりいただきまして誠にありがとうございました。
まずまずの騙し方を報告、ご満悦の様子のメインは快調なるKAVACHの夜を、昨夜とは一味違う回るホッケさんのように華麗に歌詞も見ずの大盛況の2時間でした。それにしても30分黒衣の下での待機は長かったな。
マスター、ウオッシュレットの湯音が多少高いのではと感じた密告です。
ホテルの窓からは雲ひとつない静内が、太平洋も実に穏やかで清々しい朝を迎えております。半年ぶりの札幌の我が家へ向かいます。
様似「ようこそ春の日日高路」御礼
2022年10月30日 | カテゴリー: 山木康世
23年ぶりの様似livelibrary「ようこそ春の日日高路」弾き語りには広すぎる公民館に大勢のお客様がおいでになりました。
ギターの音が、ハモニカが、口笛が、魂声が場内に響き渡る様は会館ゆえに快感の一言。自然のリバーブに陶酔の2時間でございました。
如何なる気持ちで山木ソングスをお聞きになっていることだろう。
懐かしむのは確かだと思いますが、歌っている人が違いますからイメージが違うと思います。しかしそれを楽しんで歌詞に潜んでいる謎を解いてください。それとともに今を感じてください。その歌から何を感じて聞いているかを自問しながら聞いてください。歳行って自分の一回きりの人生の一コマを今日の日のコンサートを胸に刻み詰め込んでお帰り下すれば幸いです。
こんなつぶやきを届けとばかりに熱唱いたしました。
お忙しい中、誠にありがとうございました。
ここからは つぶのつぶやき
「遠路はるばるお越しの皆皆様には誠に申し訳ございませんが、赤潮は未だ引いておらずわたくしの異常なる価格の高騰、なにとぞお許しください。
あのしろつぶの美味を味わってもらえず、その上このような海の変化に戸惑っている毎日です。どうぞこれに懲りずまたの様似へいらっしゃいませ。心よりお待ち申し上げております。つぶ一同より。」
六本木バースデーlive考察
2022年10月25日 | カテゴリー: 山木康世
この日の大成功の要因は本当に各地から馳せ参じてくださった皆々様、地元東京で時間を作ってご来場下さった皆々様のお陰であると強く強く感じる次第です。
ふきのとうは自ら言うのもおかしいですが偉大で強いです。それを作ったのは確かに若き二人でしたが、それを更にメジャーにして一流にしてくださったのは周囲の関係者なのですね。アレンジャーをはじめレコード会社のディレクター、プロデューサー、宣伝マン、事務所の社長、並びにスタッフということに尽きるわけです。
そしてあれから40年以上月日が経ってそれぞれが歳を重ねて今に至るわけですが、みんな若い時には想像のできない老いた自分や周りの人や取り巻く時代。それが現実となった日に一番に感じることとは動脈硬化という心身における停滞並びに退化という問題。それはやがて忍びよってくる病につながる現実問題。
そこに直面した時人は如何に生きるか。ただ昔の栄華に慕って昔は良かった良かったでは済まされないのですね。そうです、今を如何に生きるか、今なのです。やはり今を如何に生きるかということがその人の一大関心事、大問題となるわけです。
六本木クラップスにおける若きミュージシャンによるコラボは、僕ら熟年が失ってしまったものを見せて味合わせてくれたのです。ふきのとうもその頃を知らない人間たちによる表現に興味をも感じました。永遠に失ってしまった時間は取り戻せないす。それならばその代理となる人間を介して味わうということを音楽はできるのです。
それを今回は地元札幌の若きミュージシャンに託したわけです。どうですか、動脈硬化は少しは柔らんだことでしょう。この「知らない」ということが素晴らしいのです。血の流れを盛んにするのですね。少し知っているがゆえに停滞をするわけですよ。
もっとも良質の音楽がそこになければ全員が動脈硬化に至るわけなのですが。
人が「生る」ということは「息る」ということであり、どんな息をしているかで変わるわけですね。
六本木の夜は僕自身もエネルギーをもらいました。若人のかけがえのないエネルギーをいただいて補給できました。かつて僕らも全員若人でした。彼らもそのうち熟年になるのですね。
東京都練馬区江古田マーキー御礼
2022年10月24日 | カテゴリー: 山木康世
72歳を迎えた昨日の六本木のお天気は先ず先ず。
しかし一夜明けた中野の空は、それはそれは上質でほぼ快晴。風もそよ風、誠に気持ちの良い72歳出立のお天気。これを何かと幸運の兆しと受け止めよう。
いつもの充実の弾き語り1部が終わって休憩後、兄の息子、いわゆる甥っ子将平とのジョイントが10曲ほどできた。呼び込み登場するやいなや、暗闇から黄色い声援、嬌声がかかる始末。ご主人様をしのいでいる。まぁ頭蓋骨を斧でかち割って脳みそをスプーンで取り出し中を覗いてみたくなるように湯水のごとく沸き出ずるフレーズに包まれての至福の時間を過ごした。彼は叔父さんの言われた通りのフレーズを一糸乱れず寸分の狂いもなく見事にやってのけた。惜しみない拍手である。
アンコールでは上野オーナーからケーキをいただいた。まことにありがたい話である。まだまだ肺活量は問題なく一気に吹き消す。まるでお線香の煙の如く会場に漂う煙の余韻。思わず拝んでしまった。
大勢の皆さんと一緒に、この良き日を昨夜に引き続き祝うことが出来て感謝感謝。
120号の会報が待っている。明後日にはお届けできそう。うっかり継続忘れているお客様、お待ち申し上げておりますよ。
東京都港区六本木クラップス御礼
2022年10月23日 | カテゴリー: 山木康世
無事つつがなく否それ以上に充実の72歳の始まりのlivelibraryでした。
故郷札幌のミュージシャン山木将平、木村ケイコ、観月の3人によるコラボに尽きます。
弾き語り毎日の日々の成果はいかんなく発揮され、オタマジャクシのシャワーを心から体全身に浴びたクラップスでした。
クラップスの星氏によるサポートも心強く、感謝でした。
それ以上にお集まりいただいた皆々様のおかげと平に頭を下げ、感謝感謝です。
今日は午後よりマーキーでアフターバースデー、サプライズありです。
11月の日曜日、東京Star radio(八王子FM)に出演します!
2022年10月18日 | カテゴリー: スタッフ・ダイアリー
11月6,13,20,27日の12時から東京Star radio(八王子FM)のフォークソングをテーマにした特番に出演します。
パーソナリティはシンガーソングライターの小出正則さん。
同年代の同じシンガーソングライター同士、いろいろ話が盛り上がりました。
10月16日に収録が行われました。
1時間たっぷり話し、生ギターで4曲演奏しています。
ぜひお楽しみにお聴きください!
※13,20,27日は再放送となります。
2本の番組終了後は食事会。中野社長をはじめ皆様ありがとうございました。
11月の土曜日、東京Star radio(八王子FM)に出演します!
2022年10月18日 | カテゴリー: スタッフ・ダイアリー
11月5,12,19,26日の14時から東京Star radio(八王子FM)の番組「あの人この人時の人」に出演します。
https://775fm.com/timetable/otoha/
パーソナリティは作曲家・真中音羽さん。
10月16日に収録が行われました。
1時間たっぷり話し、生ギターで演奏しています。
ぜひお聴きください!
※12,19,26日は再放送となります。
お客様へのお願い
2022年10月18日 | カテゴリー: 山木康世
誕生日に向けての贈り物等を考えていらっしゃるのでしたら
真に申し訳ございませんが住宅事情、手狭、少人数に付き丁重にお断り申し上げたいと思っております。
お心は日ごろから十二分にお察しして受け止めておりますので悪しからず。
悪く受け取らないでください、そのお優しいお心だけで結構でございます。
なお六本木当日も車内事情、翌日事情などうぞお察しください。
非常に無遠慮な申し出、どうぞハーイと軽く受け止めご了承ください。なんて言って一つもなかったりしてね。
妙正寺川の鵜と鴨の方丈記
2022年10月18日 | カテゴリー: 山木康世
古希の時以来何かと川で遊ぶ2羽の黒い鳥。近くではカモの親子が遊んでいる。一度笑うカワセミの見事な姿も見た。シラサギもやってくる。橋の上にかかった電線を何やらしっぽの大きな黒い物体が曾呂利曾呂利渡っている。どうやらテンのようだ。その昔には、深夜中野通りを白いタヌキのような動物が足早に渡っていった。ハクビシンだ!声を出してしまった。
札幌は東京に比べれば緑の街であるが、住処のある豊平では見たことのない小動物たち。
去年駐車場の近くの川べりで写した写真。我ながら見事なシャッターチャンス。
そして今回この写真を発見、Tシャツと相成った。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず
有名な方丈記のくだりである。作者は鴨長明である。
しかしであるよ川の中にあった黒い鳥の遊ぶ場所のコンクリートの塊がなくなっていたのだよ。黒い鳥はサギだと思っていたが実はカワウであった。詐欺にあったようだった。カワウも見かけなくなった。誰が何のために休憩所を壊したのか。川の流れのために何らかの必要があっての措置だったのか。
22日は30周年記念、72歳を自ら祝って限定Tシャツを作成した。
鴨長明が遥か平安時代に説いた、川の水の流れの如くこのシャツを着て瑞々しく毎日を送ってください。
東京都八王子市アドレAスタジオ御礼
2022年10月16日 | カテゴリー: 山木康世
見事な銀杏並木が並木町の両側に続く、もう少し秋が深まったら、あの独特の黄金色の枯れ葉が通りを染めて冬の到来を待っている。
もう少しで高尾山に着く。「ごん助」での年末liveを思い出す。未だ高尾山には行っていない。
なぜか「風薫る五月」で泣きたくなった。初めての心模様だった。作ったのは札幌東山グランドハイツ、裏手が墓地の新築ピカピカマンションの一室。その頃はふきのとうの新曲としてデモテープ作成の日夜だった。カーテンの向こうのお墓たちは心が落ち着いたもんだ。徹夜は何のことはない、お茶の子さいさい。出来上がった「風薫る五月」を新しい朝に大音量で聞き直す。とっくに朝は上がって、東から朝日が差し込む。
あの頃中央線でよく長野方面へ出かけた。新宿からのJRは中野を通過、八王子を過ぎて山梨へ。電車はスピードを増してトンネルを抜けて山を越えて目指す飯田の街へ。帰り道沿線には鯉幟が風にそよいでいて車内に入り込む日差しが目にまぶしい。まさに風薫る五月にふさわしい一風景。そこで札幌に帰って東山グランドハイツと相なるのだ。そんな風景やその頃や今を振り返る30代の人生模様が走馬灯のように飛来した西八アドレの夕刻だった。
71歳最後のlivelibrary~西八で 音楽の秋 食欲の秋~、古希以来2年の旗も最後の出番。22日の六本木には新しい旗で72歳のはなむけとする。
皆様お忙しい中誠にありがとうございました。後片付けで重たい荷物を階段の上、駐車場までエッチラオッチラ松原氏のお助けに感謝です。