極めつけはNHKカルチャーラジオ
2016年04月30日 | カテゴリー: 山木康世
昨日は青森から弘前へ津軽半島をほぼ一周するコースで入った。斧のような下北半島が真向かいに見える。魚の宝庫、大きな陸奥湾が右手に広がる。
ほどなくして義経寺に遭遇した。これは思わぬ発見である。外ヶ浜の三厩(みんまや)というところから義経は北海道に渡った。厩石(まやいし)がまず目を引く。大きな岩で、義経はここで三日三晩寝ずに祈ったという。そしてそこにつながれていた3頭の龍馬に乗って義経と家来は北海道に渡っていった。義経(ぎけい)寺のある山が龍馬山、そして階段を上に、弁天様が奉ってあった。北海道、下北半島、陸奥湾を一望できる。
そして先日伺った徐福の里公園がその先にある。
なんと義経、龍馬、弁天様そして徐福とここ、津軽半島の先端にお集まりとは奇遇も奇遇、自分でも驚き桃の木である。
さらに驚きは続く。
翌30日弘前を10時に出立。何気なくラジオを付ける。周波数の乱れでNHK第一が聞けない。そして自動選局して流れてきたのが「漢詩の世界」そしてアナウンサーの読み上げる詩の中に「徐福」という言葉がしっかり、はっきりと聞こえてきた。再度驚きだ。晩唐・韋荘(いそう)の「威陽懐古」の一節だった。
黒石の天気は上々、予報は曇りであったが天に届いたかのような晴れの中、こみせん舞台に臨む。
青森ライブ満喫
2016年04月29日 | カテゴリー: 山木康世
青森のお客さんは素直で反応が良くて、久しぶりの爽快感に酔えて、2時間満喫した。
「サクサク」における大声のサクサクこだまは生身のこだま、言うことなしだべさ。
「七福神」における♪さぁさお酒をー♪は初めて歌った人たちかと思えないほどの意思疎通、1番から何も教えていないのに全開だ。いやー今までで一番だった。熱気はマーキーを超えていた。佞武多が育んだ熱き心か、本当にうれしかったよ。
冷たい雨は夜も続いたが、全然寒さを感じなかったほど床に就くまで余韻は続いた。これには日本酒「じょっぱり」の4合が手伝っていたのは間違いがない。
みなさーん、ありがとう!また会いましょう!
斉藤氏に厚く御礼
2016年04月28日 | カテゴリー: 山木康世
青森の古くからの友人、斉藤氏の計らいにより新聞紙上に大きく宣伝、そのお陰で青森の夜はベテラン御大の感じでライブを進めることができた。あまり好きではないがベテランという言葉に恥じない内容だった。待ってましたというお客さんの熱い心は僕を夢中にさせた。大いに興奮、今までの成果を遺憾なく発揮できたと自負している。
また来よう、徐福の実が成って少し成長しているかもしれない自分に夢を見て斎藤氏とカンパーイするのでござる。
やはり日本の古い建物は落ち着き素晴らしい
2016年04月27日 | カテゴリー: 山木康世
楠美邸は明治の建物。当時大変有力な庄屋さんの家屋で、さすが市が保存管理している建物である。
まず屋根の茅葺きの厚さに圧倒される。丁寧に何重にも敷き詰められた茅は芸術的美術品である。中に入ると、土間があり部屋がいくつも広がる。おそらく勝手口なのだろう。方形に仕切られた部屋はふすまを外すと大きな空間に早変わり。一大自由空間となる。お葬式、結婚式、芸能会、会議なんでも大勢人が集まることのできる集会場へと変身する。
日本の建物は気配と気遣いである。障子の和紙は人の影をボンヤリと映し出し、他者を思う心構えを映し出す。すでに気持ちと気持ちが一致しているから何もノックなどする必要は無い。隙間からのぞけば人の姿も垣間見ることができるほど適度なスリットがある。畳は座ってよし.寝てよし、起きてよくやんわりと人を受け止めてくれる。
表には水車もあったという。何十人がここで生活をしていたのだろう。一大娯楽施設的建物の様相も持ち得ていたであろう豪壮建物におけるライブは心を落ち着かせ、心を遊ばせ、心をリフレッシュさせてくれた。アメリカンフォークギターが一段と冴えて映えた夢の五所川原楠美邸ライブでございました。
五所川原は何度目だべ?
2016年04月26日 | カテゴリー: 山木康世
①ストーブ列車に憧れて、ギブソン片手にスルメをかじって、あー歌ったなぁ。でも外は吹雪いていなかった。雪の一片も舞っていなかった。秋口だったような記憶の断片が鮮明に。
②立ちねぷたの何とも雄大且つ猛者振りに声も出ない。青森の道路一杯横に巨大なねぶたとは、またひと味もふた味も異なった立ちねぷた!記念会館の最上階で我も吠えたなぁ。
③またまたストーブ列車だ。この度は津軽鉄道応援歌、「津軽鉄道各驛停車」完成発表会も兼ねていた。作詞の藤田健治先生もご臨席。津鉄の長二郎社長と同級生という。お二人の笑みを前に.今年の紅白の後の地方発の番組に出ませんかとお誘いを受けたもんだ。
④津軽鉄道80周年を祝って中泊ホールに出席。高らかに、誇らしくステージで「津軽鉄道各驛停車」を披露させてもらった。小さくともセッセセッセ、ヨイショヨイショと80年ひたすら走ってきた津軽鉄道にカンパーイ!春夏秋冬まさに人間と同じ、ひたむきな勇姿に涙する。
⑤ついに念願の中泊ホールコンサート決定。下見も終わり準備万端。ついに5回も津軽でライブを果たすことができた。みなすべて周りの理解者のお陰である。ここ10年ほど津軽鉄道の縁で良い人生を過ごすことができた。みなさんありがとう!
⑥しかし、これで終わりではなかった。翌日かわいいかわいい手作り喫茶でのホール余韻ライブがあったなぁ。まさしく「オッと忘れちゃいけないよ」だべさ。
ってなわけで7回目のいざ見参である。今回の古民家に於ける「徐福」さんはどのような様相を呈するであろうか。いろいろ回想、妄想、追憶で眠れぬ見参前夜でござる。
※昨日のメルマガ、桜全線は桜前線の誤り。奥州ライブ前線異常なし。
仙台カフェBB
2016年04月24日 | カテゴリー: 山木康世
東日本大震災の時、熊本のチャーリーさんが来店してチャリティライブを行って帰ったという。御年80歳ほどであろう。素晴らしいフットワークである。お返しにと昨日仙台からも熊本へ向けて物資を積んだ車が出かけたところだという。
返金措置の内訳
①「春雷」を想像と違って心地よく聞けなかった。作者を前にずいぶんと手強い評価である。
②本番中、ギター弦が切れたことを目の当たりにして、プロのやることではない。これも手厳しい評価である。こんな話は生涯初めてである。
以上2点を持って返金せよとのこと。
義援金と返金、こうして並べてみると同じお金がニヤニヤしながら僕らに何かを訴えかけてくる。改めてお金の持つ性格が見え隠れしてくる。建設的に生きることへの課題。
訳が分からず、要らぬ推測で混乱、動揺された皆さんへ心配せぬよう、また風邪もほどなくよくなりましたと遠く東北の地からご報告いたします。
今日は二戸へ向けてさらに北上、天気も上々、ゴールデンウイークが始まるね。
水沢sホテル311号室より
返金措置
2016年04月23日 | カテゴリー: 山木康世
大変失礼致しました。ライブを納得行かなかったようでご返金いたします。
初めての対処でございます。勇気あるご意見ありがとうございました。
今後の勉強とさせていただきます。それにしても最後までお聞きになり窮屈だったでしょう。重ねてお詫びいたします。
もう一度良ければ遊びに来てください。
貴重なお時間を申し訳ございませんでした。次回は体調万全で臨むしだいです。
東北12日の旅
2016年04月22日 | カテゴリー: 山木康世
12時、東北福島へ向けて出立。昔ならさながら火打ち石でコンコン、肩当たりに火の粉を。
無事つつがない12日間の道中を祈る。
一番の大敵は睡眠である。これにより数々の不祥事を招くことが多い。体力だけではなく、気力もこれに起因する。何か厄介な事が起こるとその場だけでは済まない。ずっと尾を引き、マイナスの人生を送ることしばしである。まずはよく寝ることだな。腹8分目、酒は適量、寝酒に徹すること。
あーこれが守られれば毎日が快適なはず。
でもどうして人間のみならず世界中の生き物のすべては眠らなければいけないのだろう。エイリアンはきっとこれを克服している。戦争で勝つには何も強力な武器などいらない。敵を眠らせないような作戦を考えれば敵はフラフラ状態、イチコロだ。
9時前に思ったことだが、皆さんもどうかよく眠ってください。質の良い睡眠を。朝早くからとんだ話題で失礼しました。
誰のための原発なのか
2016年04月18日 | カテゴリー: 山木康世
原子力規制委員長が「国民や政治家が科学的根拠がないのに止めてくれ」と言われても止める気は無いと言ってのけた。
熊本での群発地震の際に誰が原発の電気をほしがっているというのだろうか。
こんな権力を持っている委員長はリコールだ。
福島の二の舞になって本当に日本を人間が住めない国にする権利は誰にもない。むしろ犯罪者だ。国外追放だ。何か事があってからでは遅いという教訓を何も学んでいないように見えて悲しくなる。