観光立国ニッポンの親分キョウト
2024年04月30日 | カテゴリー: 山木康世
訪問税という聞いたことのない税金を徴収するという。ばかげた話である。じゃーみんなで行くのやーめた、と言ったらどうなる。来てくださーいとあれほどアピールしておいて。
地元の人の困惑は分からないでもない。しかし誰も来なくなって過疎化して寂しい町になるより、みんなで工夫して問題はこなせないものか。
入湯税というのもある。温泉に入るのにも税金を取られる?
今度は駐車税というのもある。あまりにも車が多すぎて駐車場がなくてお寺が困っての税金だ。お寺自体は税金免除。
酒飲みも金を払って体を壊す時代。煙草飲みも同じだ。そもそも税金は考えたら可笑しな制度かもしれん。
人が普通に生きるのにも金を取られる。車を運転するのにも取られる。動かすガソリンにも取られる。
予想していた渋滞はゼロ。車はどこへ行ったのだろう?
京都市内の観光客による渋滞は、普段のときよりも緩和されている気がする。拍子抜け。こんなにスンナリ走れるとは、何か裏があるのではといぶかってしまった。みんなどこへ行ってるのだろう。朝のワイドなどのゴールデンウイーク大渋滞の過剰放題のおかげだろうか。それにしても人も車も少なすぎる。
今日のソメノでの配心LiveLibrary、いかがだったでしょう。僕自身は120点というところ。特に中盤から後半にかけて大満足のひと時だった。
起きてから始まるカラダの調子次第で今日一日のココロの点数が変わってくる。誰と会って何をして、どんなことに遭遇するか分からなくて面白いから生きていられる。いつ何時違った日常が降りかかってくるやもしれない。
今日に感謝して明日に期待を持って前進しよう。お金も大事だが、その前にやはり人の気持ちはもっと大事なところだろう。親分どうでしょうか、教えてください。
みなさまありがとうございました。
丑三つ時の黒門市場で配心行為
2024年04月29日 | カテゴリー: 山木康世
黒門市場は今一番のワード。大きな提灯に書かれた「黒門市場」何かと赤の縁起の良さに惹かれて、はたまた東大の赤門がスンナリ来るとことろ、黒門の響きと字面から奥深い配心を感じてしまった。何度も来ている大阪なのにお初の訪れであるな。
大阪の会場である「5ThStreet」はフォークギター、特にMartin系が店中に充満している中、ガラスケースの古いGibsonに目が留まる。Martin会社のオッサンが飛び出してGibsonを創ったと話に聞く。天下のMartinに何かモノ申したく、このオッサン自分の自由奔放スタイルのギターが欲しかったのだろう。Martinが赤門、しからばGibsonは黒門、そんなたとえが浮かんできた。
ならば配信も配心と行こうじゃないか。
何度かの「5ThStreet」からの配心、いかがだったでしょうか。50年フォークギター一筋の配心、やはりそこに愛があるかの台詞じゃないが愛は大事である。愛情のない能面のような音楽はつまらない。
五番街のマリーは今頃どこでどうしてるのだろう?きっと黒門市場で「へーラッシャイ!」と道行く人々に声をかけて元気に暮らしていることだろう。ニューヨークから大阪まで来ていたのだ。
やっと50年かかって歌心を素直に無心に配心できるようになった。みんなみんな皆様方のおかげだ。
♪どこまで走るのか いつまで走るのか
深夜をひとりで 長距離運転♪
さぁそろそろ寝なくちゃのブルースのフレーズが聞こえてくる。街中人間御礼の京都が待っている。
皆さま誠にありがとうございました。
前田さん、当たり前田のクラッカーじゃないけれど良い音、ありがとうございました。盛夏の中、また伺いますのでくれぐれもご自愛のほど宜しく。
湯村温泉悠々どんぐりの活力の元はゆで卵3個
2024年04月27日 | カテゴリー: 山木康世
新温泉町は平成17年に町村合併で誕生した兵庫県の町。山と温泉と海の幸の町。
ちなみに空の便で降り立った鳥取市は砂丘とコナンの町で、この市内あちこちにも温泉が豊富にあるとは知らなかった。それよりも関東人で鳥取とお隣の島根の区別がハッキリと分かる人は意外と少ないようだ。そしてトットリも取鳥の方がピッタリ来る気もするが。
話が横道にそれてしまった。
新温泉町の湯村温泉街にある夢千代記念館のそばを流れる98度の熱湯のような川にゆで卵を投げ入れて待つこと12分、まっこと美味なる玉子を3個頬張り今日のエネルギー源とする。
どんぐりは木造りの良いお店で今日のLIVEは半分成功という場の持っている力を感じたツアー初日、幸先の良い会場である。真ん中の心柱は力強い白木でガッチリ店を支えている。
マスターは同じ寅年生まれでなにかと気が合う。ママさんはスッキリ羨ましき贅肉ゼロの働き者、高知で言えばはちきん娘という感じだ。
中に入って右側壁一面に弁天様大旗を飾った。今日もお願い、弁天様−、一気に山木ワールドだ。
休憩前の前半はふきのとうの歌を並べた。当時中学生、高校生らしき贅肉つきまくり親父軍団の熱い視線を感じる。歌を介しての長い時間と絆を感じて、得も言われぬ感慨ひとしおの夕刻。一曲一曲にうなづくような熱い拍手をもらって50年選手はご満悦。最後の徐福伝説に至るまでの2時間超えのお初の兵庫湯村温泉悠々どんぐりLiveLibraryはつつがなく終演。
♪どんぐりコロコロドングリコ お池にハマってさぁたいへん ドジョウが出てきてコンバンワ 坊っちゃん一緒に歌いましょー♪
かなりトンでる歌であるなぁ。
<ラジオ出演のお知らせ>
2024年04月26日 | カテゴリー: 山木倶楽部九段支部
<ラジオ出演のお知らせ>
「大石吾朗 Premium G」
4月28日&5月5日(日)18:00 – 18:55
放送局一覧 https://peraichi.com/landing_pages/view/premium-g
「フォーク十三夜〜まだまだ青春〜」
5月5日(日)19:00~20:00
大分放送OBSラジオ
お池にプカプカと楽章の袋が浮かんでいる
2024年04月23日 | カテゴリー: 山木康世
昨日よりも7度も低い気温である。
池袋は上京した頃なにかと訪れた街である。ミスター長嶋の立教大学があり駅前には丸井が建っていた。ここの丸井で足りない家具や寝具の日常品を取り揃えたもんだ。しかし札幌の丸井とは全く別の会社である。なぜか札幌の丸井は丸井さんと、さんをつけて親しまれていた。
ムーブメントスタジオは新井薬師のかざあなと同系列の姉妹店である。ちょっとした芝居小屋で使い勝手の良い会場である。正面の壁に大旗を吊るした。この旗は予想以上の効果がある。夕刻の2時間この旗のお陰で山木ワールドをさらに加速させてくれる。無味乾燥な小屋になにも言わず意思を吹き込んでくれて今日のステージに華を添えてくれる。本当に良い華を73歳の当日、新宿で見つけたものである。
宇宙船のアダムとイヴは未だ落ち着きのない地球に眉をひそめ途方に暮れているが死者であふれた青い水の惑星では意味がない。それほどにまで憎しみ合って殺し合う理由がわからない。そのための宗教など聞いたことがない。救いを求める人のために有るのが宗教のはずだ。砲弾を作り出すための製鉄会社など認めない。普通の世界では犯罪であるのに戦争の名のもとに大勢の人が殺し合いをする。こんなことが許されるはずがない。
春を待っていたはずの桜の樹の下にペットボトルの空き瓶が。子供の頃にはなかった風景の一コマである。決して時間が経って土には戻らないペットボトル、おーいお茶である。風が吹いて、コロコロと僕の足元に転がってきた。
お忙しい中、皆様まことにありがとうございました。
126号瓦版花鰹会報の発送が待ってます。そして久方の西日本へ旅します。世間はゴールデンウイーク、如何様な賑いや混雑や渋滞が待っているのでしょうか?
墨田区両国亭のこったのこった
2024年04月23日 | カテゴリー: 山木康世
ナヌー?
案の定幕は開いておりました。あれほど音を出してから幕を引いてくれと頼んでおいたのに、意思が十分伝わっていなかった。まぁ良いか、幕は2度引かれることもある。幕が開いたからといって二度と戻ることややり直すことが出来ないわけじゃない。それよりも気を取り直してレッツゴー。
今日の目玉はキラキラライトなのだがお客様の目を刺激しないよう横向きにセットする。そして恋人のように寄り添って春の雨、濡れていこう春雨じゃー。
思わず勢い余って前のめり。勝ったと思ったら、先に足が出ていて負け、勇み足ということもある。良いことを教えてくれる相撲の組みて。
普段は寄席が行われている両国亭、弾き語りはおそらくいないだろうと自負している。
高座(こうざ)とは 説教や演説などをする人のために一段高く設けた席。特に寄席で、芸を演ずる場所をさす。 とある。
日常の中で何か言いたくて弾き語りをしている。説教や演説ほど大上段に構えずにメロディという衣を着せて内なる言葉を油で揚げる唐揚げのようなものである。カリッと噛んだら旨味が口中に広がる。そしてそこに美しさを見出す。やはり音楽であるので美しさが必要であるな。
だいぶ高座に上がる構えが備わってきた。2時間休まず演じて腰を上げて高座から降りるときには気をつけなければならない。油断すると転げ落ちる危険が潜んでいる。てなわけで、アンコール終わるまで幕は引かれず本日は高座にいたまま終わらせていただきました。
お集まりの皆様、一段高いところから失礼いたしました。
明日は池袋ムーブメントスタジオでお会いしましょう。
おれんぢぺこ ミュージックレター(有料版)で販売中です
2024年04月19日 | カテゴリー: 山木倶楽部
ふきのとう時代の人気曲「おれんぢ ぺこ」を山木流にアレンジしました。 聴きどころ満載でお届けします。
各契約サイトでお聞きいただけます。
ダウンロード販売も実施しています。ぜひ、お聞きくださいませ。
「春の雨」「春は雨と桜を連れて」も 絶賛販売中です。よろしくお願いします。
埼玉県美芳町の住宅街に燦然と輝く
2024年04月15日 | カテゴリー: スタッフ・ダイアリー
美芳町に行かれたら、住宅街にひときわ輝くデジタルサイネージを目にするでしょう。
7月26日(金)TYフェアリーリングライブの告知です。
ありがとうございます。
千葉県東金八鶴館自習室
2024年04月14日 | カテゴリー: 山木康世
東金はなぜか脳みその片隅に刻まれていた。それがいつ刻まれたのか定かではないが刻まれていた。
そこで今回訪れるということでネットで自習勉強した。
先ず東金は周囲の山の形が鴇トキに似ていることから鴇が根(ときがね)と呼ばれていて、それがいつしかトウガネとなまったようだ。それよりもトキの漢字が「鴇」であるということを学んだ。
徳川家康は東金に「東金御殿」を造っていて鷹狩に使っていた。今でいえばゴルフに使う御殿とでも言えばいいのか。その際に眺めの良い池を改造した。
そして土井某大名に命じて沼のような水辺を湖に改造、当時は八鶴池(やつるいけ)と呼ばれていた。土井某とは土井利勝という人物である。この人は家康の落胤(らくいん)という話もあると学んだ。家康には多くの落とし種がいた。家康さんやるねぇ。流石天下人、絶滅危惧種に近かったトキとは大違い大いに繁殖を遂げる。やがて各地にトキを配置させて勢力を広げ維持する。勢力=精力。
今の裏金問題など火曜日のごみの日にポイ捨ての東金か。なんと屁のようなゴミであるか。時間がもったいない。あまりにも身動きが取れないほどガンジガラメに縛られて良い人ぶらなきゃ生きられない現代人の悲劇か。基本世の中、男と女であると思っているが、これを声高に叫べない、哀れ絶滅危惧種トキ。
コンクリートジャングル東京では味わえないのどかな自然に囲まれた地に少しいれば本来の人間力を回復できると、母なる太陽のサンサンと降り注ぐ光を全身に浴びてニッコリ、誠に良き二日の旅だった。
今日のポイントは「初夏」だった。弾き語り、の良さを獲得した。詩の持っている隠された底力を発見、自覚できた。八鶴館(はっかくかん)で学生時代の自分が発覚したような50年という長い時間の中での一コマであった。
みなさん誠にありがとうございました。午前3時半のお便りでした。
千葉県柏studioWuuにトビウオは飛んだ
2024年04月13日 | カテゴリー: 山木康世
遠い遠いある日のこと。
中野の一軒の居酒屋で飲んでいたところ「オグラですがご無沙汰しております。今度ぜひ柏のライブハウスに出てほしくて電話しました」
声の主は僕がふきのとうを止めてソロ活動を始めたとき、吉祥寺のライブハウスで店長をしていて、その後現在の南青山マンダラの店長をしていたオグラ氏だ。僕は即決、懐かしく世話になった氏との思い出を回想していた。断るわけがない。氏に会うだけでも出向く価値のある電話であった。
あの日から何年経つのだろう。時代は変わったがWuuは何も変わっていない。いつ伺っても変わっていない。何人の、何組のミュージシャンがここを訪れたのだろう。
僕はその後年に2回ほどのペースで常磐道を走ってきている。
今夜は弁天様の大旗を用意しての配信。
しょっぱなに思いを込めて「思えば遠くへ来たもんだ」それからオグラ氏と出会った頃のふきのとう時代の歌を数曲そろえた。氏との出会いがなければ今の自分は居ないかもしれない。
いつの間にか32年、ふきのとうを含めると50年という時間を好き勝手に生きてきた。
共にいて居心地の良い人、良い場所は大いなる栄養となって自らの血肉骨を確固としたものにする。吹けば飛ぶようなギター人生であるが、トビウオは深夜も波間をビュンビュン飛んで声を上げさせる。「あっトビウオだ!塩の利いた干物は絶品なんだぜ!焼いて食うべし!」