東京都江東区シェ・クロード御礼
2023年05月23日 | カテゴリー: 山木康世
一寸驚いた、というか奇遇と言おうか藪の中が今朝のモーニングショーに出てくるという一幕があって、見ていて昨日の記事を予感のように感じてしまった。「迷宮」とはの前ぶりで「藪の中」が出てきたもの。
シェ・クロードの会場に入るとステンドグラスが目に飛び込んできて、印象が皆の頭に刻まれる。グランドピアノの後ろに配されたステンドグラスは外の光を取り入れて室内装飾、誠にシンプルな素晴らしい装飾である。少し気高い気持ちにもなる。中世の頃、ヨーロッパの教会で大いに取り入れられたステンドグラス。僕は後ろに目がないので演奏中見ることはできないが、お客様にどのような感じで映っていたのでしょうか。
多めに未発表曲を今日の気分で演奏、披露してみましたがいかがでしたでしょうか。
そう言えば走ってくる最中見かけた建物が。「両国亭」がこんな間近にあったとは、意外な発見だった。
お忙しい中、皆様ありがとうございました。今週は関西へお邪魔します。
藪の中
2023年05月22日 | カテゴリー: 山木康世
NHK日曜討論でゲストの名前が冒頭より間違ってテロップ、そのまま番組は終了。あれほど不適切発言にはピリピリのメディアが無視とは。A氏がB氏になっていた。A氏は小さなモニター画面で確認済みなはずである。どんな心持ちで番組に臨んでいたことか。さすがに途中で修正されたが、その程度の番組制作者の認知力を思いA氏に成り代わって憤慨していた。B氏にも同じく同情を禁じ得ない。
芥川龍之介の小説に意見の食い違い証言で真相が分からない名作「藪の中」という小説があった。世界の巨匠黒澤明が「羅生門」という名で映画を作っている。
この日のA氏の名前は藪中氏であった。
今日は東京都江東区シェクロードでのLivelibrary。お待ち申し上げとります。
印西市古民家レストラン「四季の華」御礼
2023年05月21日 | カテゴリー: 山木康世
築300年という古民家におけるランチLive。
印西は印旛沼の西にある。
四季の華は江戸後期の近隣の古民家を移築したもの。天井が高く梁が立派な母屋が日本庭園の奥に建っている。が、今回ランチとライブしたのは離れの部屋。
こちらは古民家ではないが風情ある一軒家だ。コロナ禍が終わって半年近くたったが、相変わらず疑心暗鬼。なかなか人前でマスクが外せないという人が他国に比べて多いという我が国。
しかし今日は気の置けない人同士、山木倶楽部メンバーでの久しぶりの食事会。とても良い空気、雰囲気の中の食事会。大勢で話して、笑ってのおいしい食事はただお腹に満腹感と言うだけでなく、精神的、つまり大げさに言えば魂に影響を与えると言う。山木倶楽部がこの橋渡しができるという喜びを感じている。
食事は和の会席弁当、ラズベリーケーキとコーヒーや紅茶が最後に。
「雨降り」を歌い、ホットティーを頼んだがコーヒーを飲むべきだった! ♫君はミルクティー 僕はコーヒーさいつも
しかしミルクティーを頼んだお客さんも誰もいなかった。
倶楽部へ新入会してくださったお客様もお見えになった今回の食事会、ライブ会場は少々窮屈でしたがサミット以上に内容の濃い一日でございました。
お忙しい中ご一緒できた方、誠にありがとうございました。
明日はステンドグラスが綺麗な、あの会場でのLiveLovelyとても楽しみにしています。
そういえばGoogleのデータセンターが印西市に完成というニュースを聞いたばかりだった。
美原からの桜のニュース、献身的見守り特派員のお心にバンザーイ!
豊橋市三弥町/LIVE HOUSE AVANTI(アヴァンティ)御礼
2023年05月15日 | カテゴリー: 山木康世
記憶ではなんと雨の日が多かったようなアヴァンティの日。今日も前回に引き続き雨。5月の雨のそぼ降る駐車場。荷物を店内へ。透明な金魚鉢の中で泳いでいる一匹の人懐っこい見事な金魚がお出迎え。初めて訪れたときのウーパールーパーも可愛かったな。ライブハウスに生き物がいるだけでホッとして声をかけてしまう。小鳥なんかも鳥かごにいたら良いと思う。一緒にチュンチュンと鳴いたりしたら更に可愛い。
OAのいつもの二人の歌う「端午の節句」「君がいるから」特に「君がいるから」の力強さに励まされ、暖簾をかき分け登場。50周年記念ウクレレのお披露目もした。電気とは思えないなかなかナチュラルな音で新しい試みで面白い。
コロナ以降ここでは必ず配信が待っていて心強い。主人のべんさんの音へのこだわりにはいつも感心する。本当に心から極上の音を彼は追求している。アイパッド片手に客席で音を整理してくれて敢えて言わずもがなである。
ありがとう皆さん、またお会いしましょう。
来る5月20日(土)千葉県印西市/古民家レストラン&カフェ 四季の華
~古民家 離れ ランチとライブ~
千葉県印西市鎌苅1982
北総鉄道・京成電鉄「印旛日本医大」駅より徒歩約8分
会席ランチ、ライブ中のデザート&コーヒー付き
お待ち申し上げております。
静岡県浜松市旧浜松銀行協会(木下惠介記念館)御礼
2023年05月14日 | カテゴリー: 山木康世
生憎の土砂降りの中、この会館は2回めのお気に入りの場所。雨の音がカーテン越しに聞こえてくるほどの本降りとなった夕刻LiveLibrary。熱心なお客様が見入るように、聞き入るように根掘り葉掘り穴のあくほど眼を耳を心を寄せてくれているようで雨の音も気にならない。圧巻は「白い冬」もう50年も歌ってらっしゃるキャリアが物を言う。しかし現実は一字ミスったら手のつけられないような泥沼に入り込んでしまった。なんせ18年歌っていたと言っても所謂主メロではなく、ハモリ18年である。いやぁー長い「白い冬」スリリング、ミステリアス、おー怖!?である。
昨夜は暖簾をかき分け登場であった。札幌からお祝いの見事な暖簾である。一箇所を除けば完璧であった。いやぁ惜しかったですね。ミステリアスハプニング。
ここら一体の日本酒のお米生産者がお祝い酒をくれた。
皆さまの協力の下つつがなく雨のご参道もあって終焉いたしました。
木下恵介氏は庶民のロマン、ペーソス、ユーモアをひたむきに製作された名監督であった。弟さんの音楽に心奪われた高校生の頃を思い出す。
その後ススキノでもリクエストに応えて何度も歌った♪どうして声が届かない♪
皆さま方に果たして50年の声が届いたことでしょうか。
明けて14日は配信ありの豊橋アヴァンティ、左手に穏やかな太平洋、右手に浜名湖をのぞみ、雨の上がった豊橋への高速を快走中。皆さま方に応えようと栄養つけてうなぎ食って参上致す。
東京都葛飾区空の杜くうのもり御礼
2023年05月07日 | カテゴリー: 山木康世
「色即是空空即是色」
すべての存在は因縁によって仮にその姿を現したもので、実体はないということ。
母との別れの席で何度も唱えて生活の中に取り込まれたお経の世界。それまで30年間文字でしか知らなかった。あれから般若心経は当たり前のように体にしみこんでいる。考えたら不思議な気がする。
あのころこの世にいた人も何人もいなくなって今の世界がある。母の死を忘れようと全員で何度も唱えて、それからことあるごとに唱えた般若心経。
宗派を超えた経典で何かと生きてゆく上の教えが盛り込んである。何も難しいことはないのだが、そのきっかけがなかった30年。それ以前の僕の中にはなかった世界観、宇宙観。
一生懸命唱えて教えてくれた大和尚も今はいない。父もいない。当たり前のようにおじさんもおばさんもいなくなった。スマホもパソコンも、コロナもなかった30歳の頃。今今の瞬間で成り立っているだけで、ドンドン姿を変えている世の中。
「空の杜」は良い空間、場所である。何と言っても大きなガラス窓の向こうに広がる「となりの電話」の景観である。2時間その空間から皆が共有できる言葉にメロディーを付けて発信する。何だか現代山木流お経のようでもあったな。
自分自身の平穏のためにLivelibraryは続けられてゆく。母や父やおじさん、知人のお別れがなければ今の自分はいない。そのうちあの世へ当たり前のようにこの世とお別れする。
「空の杜」の木造建築をしっかり支えている太い梁を見ながら思った次第である。
お忙しい中、みなさん誠にありがとうございました。
くう【空】
(1)そら。おおぞら。
「空を漂う」
(2)何もないこと。また、何もないところ。
「空をつかむ」
「バットが空を切る(=空振りをする)」
(3)実りのないこと。むだなこと。
「努力が空に帰す」
(4)仏教で、すべての存在は因縁によって仮にその姿を現したもので、実体はないということ。
(5)「空軍」の略。 「名鏡国語辞典より」
西東京市田無オーガニックシアターまったなしスタジオ御礼
2023年05月06日 | カテゴリー: 山木康世
都に引っ越して来た頃、月に一度ほど田無に通った。通ったなどと言うと何か定期的なことを行っていたように聞こえるが、それほど大げさなことはなく今より車の清掃に気をつけて(今はないかと言えばそうではなく人生の伴侶のような感じでもっと心的愛情で接している)洗車のために思い立ったときによく深夜行ったのだ。札幌ではよく見かけた洗車場も東京では珍しいほどになく、そこで見つけたのが田無のそこだった。
今回のナビはなんとも遠回りを指している。確か田無までは新青梅街道をひたすら真っ直ぐと記憶していたのでナビを無視して昼は出かけた。記憶通り真っ直ぐ行くこと30分ほどで着いた。
ここの駐車場は先に自分の予定時間を告げて前払い、車内フロントに置いておくというシステム。今回は12時間600円。安い、ここまで来ると人間的な価格で社会が成り立っているのか。わずか中野より15キロほどで人間的な町があった。
オーガニックとは有機的、無添加などと訳される。ほぼ野菜栽培などに使われる言葉。無農薬有機栽培。しかしいわゆる都会にはびこる商業経済至上主義によって世の中のシステムがオーガニックでなくなっている。オーガニックを取り戻そう、考え直そう、人間が主人でお金などはそれにまとわりつく生活の手段なのである。
今回の会場は古くてメンテナンスが滞っていたが、心意気はまったなし。心地よく五月晴れの夕刻過ごすことができた。
しかしである帰り道ナビに翻弄された。行きは冴えていた我が頭、帰りは行きの教訓が生かされず翻弄されて遠回り、わざわざ分かっていて要らぬ右折をした。32年前ナビのない時代に得た知識や記憶を要らぬナビに邪魔された。
最後は自分を信じて、少しはナビに頼って生きてゆく。しかしである。助手席に置いた地図を頼りに目的地を目指していたあの頃の人類は今より良くも悪くも相当に頭を使っていたな。
こどもの日が明けて6日は「空の杜」。「空くう」ということをよーく噛み締めてみよう。山木オーガニックソングオンパレードの予定である。
音処きしんLIVE配信のお勧め
2023年05月01日 | カテゴリー: 山木康世
昨日は前橋きしんにおいて 2回目の配信をいたしましたが、お店の方もずいぶんこなれて いい感じで 終えることができました。僕の方も配信を始めた当初はカメラを意識したり意識が散漫になったりしましたが、今ではしっかりカメラも忘れてどういう風に歌が届いてるかなと 興味が湧いたりします。
昨日のライブ自体の出来は大変満足のいく50周年ライブ ライブラリーでした。 是非 1週間 ご覧いただけますので今からでも是非ご覧になってください。心よりお待ち申し上げております。配信で昨夜の僕とお愛しましょう。
群馬県前橋市/音処きしん御礼
2023年05月01日 | カテゴリー: 山木康世
牛久より外環道→関越道で前橋へ向かう。昨夜来の大雨はどうやらピークを過ぎたようで、空の一角が明るくなっている。これは止むな。予感通り徐々に雨は上がり、関越に侵入の頃は青空も見え始めていた。GWで予想されていた渋滞もゼロで心地の良い4月最後の日のきしんにおけるLiveLibrary。今日は生配信もある。気張っていこう。
前橋は大変お世話になった元マネージャー今は亡き近藤の奥さんの故郷と覚えている。カカア天下とカラッカゼ。関東平野の山沿いに広がる群馬県は真夏になると真っ赤っ赤ーの猛暑、炎熱地獄の様相を呈する県である。何もお陽さまのたまり場だけではなく、東京からの車、家庭のエアコンなどの放射熱が海風に運ばれてこの県に落下、猛暑となると聞いたことがある。東京湾からの海風の影響は意外と大きいらしく、江戸時代には天然の涼風が吹いて涼しくもあったという。東京湾の海の幸ももっともっと活用されてもいいほど大きな湾である。江戸前寿司などという言葉で残っているが、これは江戸の海で採れた幸を握った寿司。
音処きしんには何度足を運んだことだろう。店の前に広がる大きな駐車スペースに何とも安堵感を感じて足を運んできた。前回からコロナ禍をチャンスに変えようと配信を始めた。それもいつも調理場の奥で働いていた奥さんが一手に引き受けて始めたというから驚き桃の木ヤマキ。すっかり板についたようで安心して2度めの配信となった。今までほとんど知識経験のなかった奥さんがしっかりと配信している姿は頼もしくもある。有限な時間を有意義に過ごす。男も女も関係ない。自分自身のやる気次第でこの世は明るく開けてゆく。黙っていては何も始まらず時間だけがドンドン過ぎてゆく。
お忙しい中こっちの世界、あっちの世界でご参加いただいた皆様、及び関係者スタッフの皆様、誠にありがとうございました。お陰様で50周年記念エレボコ(エレキウクレレ)もだいぶこなれてまいりました。記念Tシャツも感じよく提供させていただきました。
中之条風来坊のみんな、元気かーい。
また健やかで元気にお会いしましょうぞ。
茨城県牛久市/エスカードスタジオ御礼
2023年04月30日 | カテゴリー: 山木康世
ゴールデンウイーク始まりの29日。昔は昭和天皇誕生日で祝日。今は昭和の日。
見覚えのある駅前風景。横に隣接する駐車場。そして大きなビルへ向かう一方通行のバス通り、自動ドアをくぐってビルの中へ、節電対策ということで少々暗めのショッピングセンターが見える。エレベーターで4階へ。目指す会場である。駅前風景は記憶にあるが、会場はここにきても鮮明に思い出せない。
「古希の会場にここの大ホールを考えてもいいよね」「でも少し遠いかな」この会話で思い出した。ということは69歳の年、4年ほど前にうかがったことになる。会場の記憶はハッキリしていないのだが、会話で蘇ってきた前回の牛久でのLIVE。青空のもと見晴らしの良い牛久駅前風景が見える。もうすぐ5月五月晴れにふさわしい今日である。
端午の節句。鯉のぼりが泳ぎ始める。残雪の美原にも春はもうそこまで来ている。
♫五月晴れの空の下 泳ぐ鯉のぼり 緋鯉真鯉吹き流し 端午の節句♫
30歳の頃ふきのとうをそろそろ整理して地に足の着いた職業に付いてもいいかなと考えて札幌に戻った。それからふきのとうを12年続けた。途中で昭和天皇がご崩御。平成の世。上京してやや37年にもなろうとしているが実感が湧いてこない。42歳でふきのとう解散。あれから30年の月日が流れた。30回鯉のぼりが青空を舞い踊ったわけだ。ふきのとうから数えると実に50回ほど泳いだ計算だ。
今でも五月晴れの下、飄々と軽々と泳ぎ続けているだろうか。家族の6匹の鯉は2匹いなくなった。残る4匹の一番下で泳いでいた鯉は今日は牛久の空を泳いでいる。
大切な時間を費やして過ごしたふきのとうをないがしろにしてはなるまい。今の自分との折合いをつけての2時間。
良い時間だった。おとなりの大ホールでは映画「USHIKU」の上映会。満員御礼という盛況ぶりだ。昨今世界のUSHIKUになっているという。
ホテルの外はあいにく雨模様だが心は五月晴れで前橋へ向かって鯉のぼりを翻らせる。