大津bochi bochi は琵琶湖畔の旧公会堂
2024年05月03日 | カテゴリー: 山木康世
5月3日、晴天の中、琵琶湖大津を後にする。予想通り車は多いが困惑の大渋滞ではない。
京都へ抜けるこ国道1号線、弥次さん喜多さんの東海道53次、大津から京都へぬける山道、あと一越えで目指す京都の町。二人の足取りも積もる旅の疲れも吹っ飛んで、一路京都へ。それでも一日はかかっただろう。
関西ツアー、兵庫湯村温泉から始まって最後の大津bochi bochi Cafe & Music Barは1年ぶり、マスタースタッフさんお元気でした。
この建物は旧大津公会堂で石造りのガッチリした建物で旧き良き近代建物のデザインで好きである。
マスターはiPadを片手にキッチリした音作りで、その昔の音の持っていただらしなさではなく寸分の隙間もない。本当にデジタルの音はクッキリスッキリで嫌な気分を除いてくれる。残響音は必要なのであるが、ともすれば余分な箱鳴りの悩ましさにせっかくのLiveが台無しということも昔は少なからずあった。僕みたいな成分の声質の持ち主はハッキリ聞こえるためにスピーカーのメーカーなど指定したものである。
最終日大津bochi bochi Cafe & Music Bar、地元大津、すぐお隣の京都、大阪、はたまた岡山、関東、遠くから高知あたりからも熱心なお客様の賜物で良きLiveLibraryが出来たことに感謝いたします。
偉大なる琵琶湖からの春風は、まっこと爽やかでいつまでも吹かれていたいと思うほど心地よい。希望の湖は昔から人間の営みを支えて、時には争いもあった。水がなければ生きていけない。水が時には反乱を起こし生命を奪っていった。しかし水の惑星たる由縁は、尊い生命の源の星なのである。水の持ってるしなやかさ、そこはかとないパワー、穏やかに、時には力強く面白く生きてゆこう。
弥次さん喜多さんが東京から京都まで旅をした決意は相当なものであったろう。先ず健脚でなくてはならない。負けてはいられない。
みなさんありがとうございました。東海道新幹線車内は思いのほか混雑ではございませんでした。
忘れてはいけない。山の持っている気高い姿も大事であるな。僕の好きな春の伊吹山を左手に見ながら。