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札幌市ふきのとうホールセキュリティーもほどほどに

2024年12月21日 | カテゴリー: 山木康世 

まぁ12月のこの時期にしては比較的穏やかと言える札幌、しかし最高気温ー5度なんていうのを聞くと、オーサブー!と来るだろう。
ふきのとうホールの一番の弱点はセキュリティの高さにある。楽屋からホールいにくのにエレベーターを使わなければ行けない。戻るのも同じである。その上首からぶら下げたセキュリティカードをかざして一々了解を得てから発車となる。本来は楽屋で本番前、吉幾三となるわけだが、このエレベーターがなかなか来ない。勢いがそがれることは意外と重要な問題かもしれない。何を恐れてのこのセキュリティーなのか計画発案者の意図を知りたくなる。
今回は前半一人コーナー、中盤JRによる2曲、後半キムラケイコBassサポートの3部構成にした。それなりにバリエーションを考えての構成なので、まずは成功したと思っている。
オープニングは松江のダブルアンコールを引き継いで、今回のテーマでもある~街はクリスマス 銀世界だ~でスタート。「ひとりの冬なら来るな」は30歳のころ東京から札幌へ舞い戻った冬に作った。
レコーディングで4番までの詩は長くて放送にされた際、全部かからないかもしれないので削ってほしいと言われ、やむなく2番の「トイレでヨロリ」の詩を削った。しかし実際問題として当時のディレクターの判断は間違っていなかったかが問われる。確かにふきのとう時代は3番で完結していた。スッキリしてシンプルで小気味良かった。ソロになって4番までを全部歌うことを常としている。さすが長いと放送ではかからなくても、待ち望む春の執念じみた感じがよりよく出る。まぁ済んだことなのでこれ以上言わないが、作者としては少々未練が残った歌ではある。
中盤で小樽からJourneyReasonを呼んで「君がいるから」「もーりす」の2曲をお願いした。僕の作家としてももう一つの顔である、武田鉄矢氏との共作は今に思えば大事な仕事となっている。「もーりす」は藻岩山との関連でやはり希望の持てる大事な仕事である。お二人さんは見事に応えてステージングしてくれた。
後半のキムラさんとの共演は、本当に板についてきたと感心するサポートぶり。今までのミュージシャンでこれほど後押ししてくれる人はそれほどいなかった。ますます彼女の発展ぶりを願う。
次回札幌は8月22日キューブガーデンで執り行う。
2時間40分に及ぶクリスマスコンサートは思惑通りに運んで満足している。
リハーサルで最高潮の咳は本番では勢いをかすめて自分でも驚くほどの穏やかさだった。今日が昨日だったらと思わせる回復である。やはり治癒力を信じて生きてゆくことは本当に大事なことである。クスリはリスク。ここまで生かしてくれた父母のDNAに感謝しよう。
明日はお初の千歳においてのLIVELOVELY。思うように歌えることの幸福を噛み締めて、鶴は千年亀は万年。

故郷札幌で50年の音楽生活を振り返りました


ステージにはクリスマスツリー


ジャーニーリーズンの二人のステージも