柏StudioWUU一つの時代の終わり。
2025年02月03日 | カテゴリー: 山木康世
国と国との愚かな戦いが未だ収束を見せない。今や現代は当事国だけの問題だけではなく、世界がつながっている時代故僕たちひとりひとりの生活にも影響を与えて人ごとではない時代になってしまった。
生きて行くためには食物が必要である。自給率の話にならない我が国は自ずから他国からの輸入に頼らざるを得ない現代。何も人を殺す武器を使用しなくとも、人は殺せる。食物の制限をしてしまえば殺せる。ほしけりゃ高い金を払って生き延びろと言われる。まさにその通りの話なのである。
コロナ禍が始まったのが2019年の終わりであろうか。隣国からコロナはやって来た。というのが始まりのお偉い人のお話であった。そして世界中に広がって、僕たちはいやが上にもコロナと一緒の生活を4年続けた。いわゆるパンデミックが生きている間に実際に起きるとは思ってもみなかった。
実体験として大阪からの帰りの新幹線車内、浜松駅より数人の男女が乗り込んできた。そのうち聞いた試しのない奇妙な大きな咳が前方の方から聞こえてきた。東京まで何度も何度も咳は続いた。
次の日のニュースで、先日大阪でライブを行った会場からコロナが発生、いきなりライブ会場が悪の発生源となってしまった。それから嘘か誠か次々と全国各地の人が集まる場所がやり玉に挙がった。皆がマスクを付け初め咳などもってのほか、それらしき疑わしい人間が謂れもなき誹謗中傷を受けた。
武器による戦争がコロナ禍によりなりを潜めて、それどころではなくなった。自国が生き延びようと各国必至だった。裏を返せば戦争のない平和な時代だった訳である。しかし戦争どころではない正体の見せないミクロの敵と世界は戦った4年間。
音楽の世界では配信ライブという各地へ足を運んで音楽を聴いて貰うのではなく、ネットによる受信で楽しんで貰おうというスタイルが誕生、定着した。まさに現代のデジタル、ネットの思わぬ副産物に体や心はなじんでいった。物珍しい音楽の楽しみ方を徐々に慣れて双方向とも穏やかに、かつ興奮しながら4年が過ぎた。
そして両者ともに慣れてきてあまり配信に関心を示さなくなり配信ライブの参加人数も初めよりは芳しくなくなってきた。
やがて配信機材も消耗し初め次の段階になるときがやって来た。それがおそらく2025年今年なのだろう。当たり前になって慣れてしまうことは意外と恐ろしいモノがある。男女の関係とも同じであろう。一つの時代の終わりでありますな。しかし物事の始まりであるとも言えるであろう。何かが始まるやもしれない、
柏WUUは配信に熱心で当初より、僕も何度もお世話になった。それか今回僕でお店としては最後の配信となってしまったのは誠に残念である。最後の歌い納め、見納めとなってしまったが、アーカイブがあるので今からでも歴史的映像を見ることは可能である。
スタンディングにおけるLiveLIBRARYはかなりの出来で満足のステージとなった。
今日一日関わって生きた皆様、お忙しい中お寒い中誠にありがとうございました。
YAMAKINGSONGSは永久不滅です!