東京都北区/ひのきの森 music ホール御礼
2021年09月16日 | カテゴリー: 山木康世
中野より目白通りを走り、斜め左折不忍通りを走ること15分で目指す駒込の町。会場のすぐ横を風を切って疾走するのは見慣れたJR山手線内回りじゃありませんか。田端→駒込→巣鴨と電車は走る。
春になると桜の名所で有名な六義園(りくぎえん)が近くにある。何度か遊びに行ったことがある。問題のサクラの会はここで行われていたのか。ソメイヨシノの発祥の地が駒込であると知った。
サロンという言葉がある。フランス語で「客間」と言う。モンゴル語では何というかは存じ上げない。ピアノがありギター弾き語りには相応しい落ち着きの場であると発見する。
コロナ禍において密を禁じて、黙食を平気で押し付けてきた感覚が僕には分からない。「三密」などという言葉を創ってもてあそぶ緑のおばさんの気持ちが分からない。ライブ会場、居酒屋、パチンコ屋などを標的にコロナ汚染拡大場と決めつけた愚策が僕には分からない。そしてその損失を取り戻すにはあまりにも多くのものを失ったような気がする。
今日は失いつつある社交の場の持つ安ど感を大いに感じて、若い頃より書きためた我が分身のような歌たちを介しての社交の場は大いに意義のある空間と時間であると発見する。
亡霊のような古ぼけた歌たちを、さもありなんと語る輩たちに爪の垢でも煎じて飲ませてあげたいなぁとつくづく思った。「ふきのとう」の名付け親は我であることを忘れることなかれ。
いつでも定時に疾走する、日本の元気な電車の気持ちは実に爽快である。
50年近くも夢中で模索疾走してきた山木ワールドの完成形なのかもしれない。実に分身たちはその場に相応しい歌詞とメロディを携えている旨、確信した。
みなさんお忙しい中、誠にありがとうございました。
週末豊橋→名古屋と音楽の旅は続きます。
追伸 予定していた歌の歌い飛ばしが3曲もあった。これは由々しき事態、今後気を付けよう!
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