「吹風殿」と「風に吹かれて」
2022年04月15日 | カテゴリー: 山木康世
八幡太郎義家
今日から君は忙しくなる 寝ている暇などない
全国津々浦引っ張りだこ テレビやマスコミから
八幡太郎義家 八幡太郎義家
前九年の役で義家 衣川の関にて
安倍のよりとき・さだとう父子を 撃ち破ってヒーロー
八幡太郎義家 八幡太郎義家
吹く風をなこその関と思えども 道もせに散る山桜かな
八幡太郎義家 八幡太郎義家
今日は吹風殿で歌会 勿来の関で歌会
満開の桜と平安の世に 思いを馳せて歌会
八幡太郎義家 八幡太郎義家
吹く風をなこその関と思えども 道もせに散る山桜かな
八幡太郎義家 八幡太郎義家
弁慶の立ち往生で有名な衣川の関にて100年ほど前の合戦である。
「弁慶と義経 衣川の編」を作ったころここを訪ねた。岩手県の北方にあった合戦場の跡は、草ぼうぼうの荒れ放題で観光客も訪れないような地であった。
実際に勿来の関に訪れて義家が詠んだかどうかは不明らしい。1000年以上も前の出来事、「らしい」で結構である。それよりもそこにロマンを馳せることが面白い。
「吹風殿」という名称もフォークしている。ディランの「風に吹かれて」で始まった僕ら戦後世代のフォークの歴史。ギター弾き語り2時間で時空の旅に出かけよう。
コメントする