東京都墨田区お江戸両国亭は日本人による日本人のための演芸場だ
2025年08月13日 | カテゴリー: 山木康世
なんという理不尽さ。順番ってものがあるのに神様は聞き入ってくれない。
小樽のjourneysreasonのボーカルの神馬さんが急逝された。信じられなく絶句。ご病気だったのだろうか。それにしても若過ぎ、早過ぎだ。残された下兼さんの心中を察するに言葉が見つからない。ただただ今は故人のご冥福をお祈りするばかりです。
お江戸両国亭は名前の通り普段は落語、漫才の演芸場だ。僕のほかに音楽をここで奏でる人はいるのだろうか。
初めて足を踏み入れた日を思い出す。
駐車場がすぐ横にあって、お初の会場への期待と未知との遭遇にココロ踊って荷物を運び入れた。楽屋が演芸場していて、出入りする人たちが想像される。お囃子や太鼓、銅鑼まで用意されている。
ステージまで3段ほど高くなっていて、程よい高さで話芸を繰り広げる。こんなステージ今まで経験がない。見晴良好、おやおや客席の右手奥に何やら力士二人の大きな置物が。梅ケ谷横綱の在りし日の栄光である。
今では数回登壇しているのでだいぶ使い勝っても慣れて用意する時間もココロはやって疲れを知らない。
初めの頃の2回目までは歩いて袖から登場していたが、今は幕を使って板付き状態で演じている。思った以上に上り下りがきつくて,ふらつくこと多々あり、身の危険を感じて板付きにした経緯がある。
とても集中できてあっと言う間の時間である。日本の演芸であるので基本座りである。紫の大座布団近辺に配置されたギター、ハーモニカなどは我を支える重要なパートナーである。50年の結実に更に磨きをかける作業をしつつ成果を披露する。こんな音楽人生が待っているとは誰も知らない人生である。健康で長生きしたが故の事柄かもしれない。実に明快で幸福である。迷いなど一点もない。
お忙しい中、お暑い中ありがとうございました。
土曜日の初台studioあんさんぶる音でお持ちしております。

「春雷」から始めてみようか

落語も好きですよ
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