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うるま市ライブスポットEeは良い夜だった

2024年10月07日 | カテゴリー: 山木康世 

うるま市は2005年石川市、具志川市、勝連町、与那城町の4つが合併してできた、沖縄中部東海岸に位置する街である。
沖縄に伺って30年ほど経ってできた新しい街でうるまの由来を知りたかったのだが、ご来場の地元の方々もご存じなかった。何か深い意味があってのうるまなのだろう。全国てきに平仮名の地名が増える中、やはり由来を知りたかった。
Eeには13年前の2011年初めて来ている。壁にかかった「何もいらないおまえがいれば そばにいてくれ 話がしたい」色紙サインを見て、恥ずかしいやら懐かしいやらのおまえと生きるの言葉である。
東北地方で大きな災害が起こった年である。60歳還暦の年だったのだなぁと感慨深いものを感じて、大勢のお客さんの前での2時間であった。やはり50年は短いようで長い歳月だった。白い冬、風来坊で名前を知られ顔を知られてたくさんの人達と会って別れての歳月である。正面の壁に貼られた半世紀,半生期、弁天様は母なるほほ笑みのもと今夜も良いひとときを過ごせて幸福だった。願わくば皆々様の更なるご健康とご健勝を祈るばかりだ。
親子2代にわたって結婚式で歌ったという「メロディ」小学生の甥っ子さんが耳で覚えて歌った「雪の町」叔父さんは驚いたという。ホテルベルパライソでの山木倶楽部ツアーの思い出、糸満での盛り上がりのライブ後に「感動した!ヤマモトさ~ん!」と叫ばれてずっこけた事件、そんな懐かしい思い出深い札幌からは遠い遠い異国のような沖縄の地は自分の中で特異な存在となっている。そこに住む人達の熱い思いをいつも感じていた。
デジタル時代ではあるが、目や耳や口はアナログでいたい。心のつながりはもっともっとアナログが必要だ。デジタルはあくまでも手段である。あまり過激に走ると人間味が薄れてしまう。僕が作ってきた歌たちは、そんな喜怒哀楽を思い起こす歌たちであってほしい。
また来ますと約束してEeの夜は更けていった。
みなさんまことにありがとうございました。

リハーサルも万全です


ぎっしり満席、ありがとうぎざいました


スタッフの皆様、お世話になりました