東京都港区南青山MANDALA色あせぬ毎日は元気と健康の元
2025年01月05日 | カテゴリー: 山木康世
どうしてどうしてSUZUKIジャズギターは個性的でピッカピッカに光っている。
フォークギターはまんべんなく音域をカバー、低い方から高い方まで揺るぎなく楽しませてくれる片やジャズギターはバランス的に低音に難があり、高音の伸びがいまいち欲しいところである。しかしである、この一見、音の華麗さで引けを取るようであるが実に渋いバランスを見せてくれる。特にブラッシュをすると良い感じの歯切れ良さを見せてくれる。ツービートやフォービートはたまらなく心地よく刻んでくれる。ジャズの神髄なのだろうな。
思い起こせば早稲田通りに開店、早速足を運んで目に飛び込んできたさもありなん、「弾いてみてー」と迫ってきた。店の大将は同じ年の感じか、話が合う。1953年製と言ってたな。生まれて3年後のギターか。和製の老舗メーカーはこんなところに生きていた。即決入手して夕方自転車で受け取りに行った。自転車の前籠に収まるほどの軽さ。軽いギターは心も軽くなり足取りも軽くなる。これは事実である。あれから何年になるのか。
前半SUZUKIで遊んで決めてみた。「奴凧」の決めフレーズを昨日ずっと考えて体になじませておいた。学習は大事である。脳みそが覚えて引き出しにしまっていてくれる。ひょんなところで学習がものを言う。これも事実である。今日は配信も兼ねているので開演3分前に入場、お客様に説明をしてから万雷の拍手「奴凧」と相成った。続いて「フーアーユー」「安田君とサボテン」「皇帝ペンギンオーロラの空へ」お久の「松浦武四郎」と決めた。SUZUKIは新年お祝いライブを見事に応えてくれた。我の心持ちはライブライブしている。お客様に心地よく届いているだろうか。本日一番やりたかった「ウシマカシ カジマカシ」黄泉国オバアのもとへ逢い引きにゆくオジイの話であるが、このキャスティングに実に30年以上経過した。そろそろ完成であろうか。
色あせぬときめきの毎日で生きてゆけたら幸せでありますな。本年も皆様宜しくお願い致します。
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