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小倉フォークビレッジ 大小福徳ツアー道の途中

2025年06月08日 | カテゴリー: 山木康世 

大分→小倉→福岡→徳山(周南)も中日である。お天気に恵まれ、今のところ晴れ男健在である。
昨日の余韻を窓外の別府湾に携えながら小倉入りである。
モノレールの走る国道沿いにフォークビレッジはあった。もう何年前になるのであろうか。名前からして高校生のころに憧れていたアメリカンフォークソングが脳裏に浮かぶ。そしてアメリカのフォーク雑誌があって、名前を「フォークビレッジ」と言った。フォークギターに魅せられて、シンプルなメロディーのフォークソングに魅せられた15歳の夏。日本では加山雄三、GSが幅を利かせていた。スリーフィンガーの風のように流れ渡る奏法にココロ強く引かれていったあの頃が走馬燈のように脳裏をよぎる。あれから60年もとりつかれてYAMAKINGSONGSの仕上げの感じの51年目音楽生活。お店はそれから近くのビルへ移った。あれからコロナという忌まわしい歳月を乗り越えて我らは元気に再会が出来たことは奇跡と言えるかもしれない。
お店いっぱいのお客さんたちの胸の内が手に取るように伝わってきた。長いことかかってここまで来た。思いが結実した日であった。メロと詩は消えてしまわずキッチリと双方の胸の内に大事に大事に仕舞われていて、今日の日に開花した。歌声が野に渡る風のように店内の隅々に響きわたった。涙が出てくる。良いもんである。
この日を支えてくれた「うち・ふる」音響照明技師岡本氏、そして偉大なる小野ママさんの尽力によって開花したこの日は始まりの日であったと後にまで記憶されるであろう。
丁寧に丁寧に言葉ひとつひとつ拾って2時間越えを終えた。
ショーやステージなどと簡単には片づけられない出来事が繰り広げられ時間が過ぎて行った。世間は米騒動、長嶋選手、世界各地紛争でてんやわんや。しかし6月7日の小倉の一角に美しくシンプルなミューズの神が降臨した貴重な時間は知る人ぞ知る人に一服のココロのビタミンとなって深く深く刻まれた。

バンザーイ、カンパーイ!!

山木節全開


満員御礼!


小野さん、岡本さん。いつもありがとうございます。