渋谷区代々木参宮橋「革命と鍛錬」と馬耳東風
2025年10月26日 | カテゴリー: 山木康世
参宮橋と言うからどこを参宮するための橋だと思っていて今になって気づいた。すぐ近くに明治神宮という大神宮がある。そこへお参りをするための橋だった。では何処から明治神宮へお参りするのか。小田急線参宮橋前から徒歩で4分ほどで到着。別に橋という橋はなくてこのような経緯で地名はあった。
ちなみに明治神宮もそれほど古い神宮ではなく、読んで字の如く明治天皇様とお妃様を祀られていると言うから、天皇様がお亡くなりになられた後に大正9年に建立されたという。大正9年といえば母が生まれた年である。
LIVEは生モノである。「その後のオータムマン」で歌い始めた。オータムマンとは、その昔にでっち上げた僕自身の化身である。飽きっぽい秋の男とでも言ってくだされ。生まれ変わったオータムマンのこと、母の生まれ変わりは蜘蛛であること云々。そして9月4日のけやきホールで冒頭に歌った「星空ホテル1022号室」この日は奇遇で母の命日であった。そして「粉雪」の中に「虫たち 花たち」が出てきた。何も計算や思惑など一切無かった「参宮橋革命と鍛錬」先日のバースデーLIVEとは一味違ったYAMAKINGSONGS。
本来ふきのとうではない山木康世の得意とする歌たち本領発揮のLIVEだったようだ。
外はとっぷり暮れて、小雨がそぼ降る晩秋の参宮橋、そこにこの日の命題でもあるような「革命と鍛錬」なんだか言葉で説明のつかない、74歳のプロフィールで記した不思議な安心立命を感じた。筋書きのない2時間は時空のなせる技、妙に坂道のある一度迷い込んだら永久に脱け出せないようなラビリンス街のなせる技ではなかったか。
朝と夜が変わらない13度という肌寒い12月のような参宮橋を後にした。
鮫洲で自動車免許更新の後、晴れて琉球王国へひとっ飛び、1週間後にはお江戸へ舞い戻って来る次第です。
皆様お寒い中誠にありがとうございました。ちなみに本編最後は「馬耳東風」で終えました。明治神宮に隣接している「東京乗馬倶楽部」があったからではないです。ばじとうふうと読み、人に何を言われてもまるで気にせず、知らん顔をしていること。
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