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池袋ムーブメントスタジオの寒さはきつかったが見上げる上空にはうろこ雲が

2025年12月06日 | カテゴリー: 山木康世 

穏やかすぎる小春日続きの11月が過ぎての冬本番、いきなり北風ピューピューの寒さである。自然は嘘をつかない。二十四節気で小雪(しょうせつ)そして七十二候では第六十候橘始黄(たちばなはじめてきなり)とある。橘とは古代の柑橘類の総称を言うとある。
名古屋、奈良、白浜では走り去る高速の向こう山々に橘が実っていたなぁ。さらに子どもたちの歌声ですっかり忘れていた季節の寒さ。街では緑に掛けられたイルミネーションの明かりで、クリスマスなんだなと一年の素早さとそこに留まっている自分に吐くため息で複雑な心境だった。毎年毎年募る月日の早さ、昔の人はよく言ったもんだ「光陰矢の如し」。
LIVELibraryYAMAKINGSONGSも本年百十回を超えた。実に3日に一回の割で音楽の日々を過ごした計算である。目的のはっきりした朝の目覚めは体全体にエンジンを掛け、あっという間の一日、一年であった。
昨日のビル群の地平線から上る鮮やかな大きい黄色のまん丸い月の明かりに思わず声を出してしまった。今年最後のスーパームーン満月寒月だもの素晴らしいの一言である。ぜひ橘に入れてほしいとも思った。
今日は十六夜(いざよい)ためらいがちに東の真っ黒な夜空から上ってくるだろうか。縁側でススキを愛でて、ウサギの付く餅にきな粉を付けてフーフー言いながら、徘徊するクマ騒動、米騒動の次にやってきた思わぬ事態だな、そして日中騒動、クマも眠っていられないと言うからクマったモンだベアー。
環境抜群の池袋駅前ムーブメントスタジオにおける駐車場探しで、しばし徘徊したが、最大2000円で停めることができて幸いだった。これで安い方だと言うんだから、コメの値段とガソリンの値段とで算段してみる。おそらく週末や休日祝日にはさらに混んでため息混じりの駐車場探しの荒んで寂しいしばしの気持ちを持て余すことだろう。
大都会の片隅で2時間超えの午後のひととき、如何だったでしょうか?なかなか人が集まっても温くならなかった会場で珍しく指が冷たく少々難儀した。机の前に並べられた20の子アヒルを一つづつ確認して歌の数の時間的推移を測った。3Dプリンター作と言うんだからおちおち本当に現代は眠っていられない。あっち向いたりこっち向いたりの子アヒルに少し心がほころんだ。来る日曜が終わって翌日8日は田端でバタバタ、見上げる月はすでに欠け始めているだろう。
1941年我が国は生き残りのためかパールハーバーに向かうため隠密で冬の嵐の中、千島単冠(ヒトカップ)湾に集結していた。父も母も知らなかったであろう国民不在の厳しい冬を思えば寒いなんて言ってられない。

大アヒル、中アヒル、小アヒルがわんさかのアヒル一家と一緒のステージ


久しぶりの歌がいっぱい


小学校の子供たちの歌声も聴いていただきました

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