となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

横浜とべ音楽館で飛びます飛びます

2026年01月23日 | カテゴリー: 山木康世 

小説家は一字一句選んで脳味噌より滴り落ちる言の葉を原稿という大海原に書きしたため、のちの読者諸君の皆に記憶という鉄槌を打ち込む。偉いもんだ、完成したら最後、文字の修正は許されない。

何故かというと出版社という版元と契約をしたので書き上げた大作はしっかりと克明に刻まれる。何百万という言の葉は小説家の命の証でもあるし出版社との固い絆でもあるからだ。

時間も押し迫って会場の借りた時間が「もうすぐ4時になるよ。4時半には返さないと違反だよ」と「RAOJIN」にささやきかけてくる。「RAOJIN」は8分の6拍子の勢いをエンドに向かって増し続ける。

昨夜畳み掛けるように「RAOJIN」を修正追記を施し強化した。しかしタブレットHpのデジタルの原稿用紙には収まりきれないほどの文字数と相成ってしまった。微かな不安が脳裏を横切る。「大丈夫かいな?いくら白内障を解消したからと言って米粒のような言の葉を噛み砕いて時間内に歌い切れるの?」不安は的中!しばしアップアップ、もう少しで大海の塩水を飲み込み溺れそうに。

♪RAOJINはライブに行き目を閉じてうなずいたりして聞いてるふりをする しかし寝不足で昼下がりうつらうつら周りに悟られぬようにうなずいたりする そして歌が終わったらすばやく気づいたように不自然な拍手をする 拍手をしない気難しい人よりはマシだろう♪

2回目の訪問の横浜とべ音楽館の最後は「RAOJIN」で締めた。少し舌っ足らずだったが今度はスッキリバッチリ決めるぜ。まぁやってみなけりゃ分からんが小説家じゃないんだから、ドンマイドンマイ、当たって砕けろだ。なにせ自分で作っておいて脳壁に完璧に刻み込んでないんだから仕様が無い。まぁ懲りずにまたお会いしましょう。

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