となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

ライブ会場における禁煙+α

2010年05月07日 | カテゴリー: ミュージック・コラム 

ライブにおける体調管理は両者共々大事である。
演者はもちろん、聴者も寝不足、疲労、便秘など日頃の生活の乱れが時としてとんでもない事態を引き起こす。

某月某時とあるライブ会場
演者「ただいま世間ではツイッターなるコミュニケーションが大いに流行っておりますが、私はずっとツイートでございました。ベッドにあぐらをかいてギターを抱えて作り出す歌のほとんどは個人的内容の歌でございました。それも内省的な、内向きな歌でございます。自己を省みるわけですから、大きな声は発しません。自分に聞こえるくらいで結構なわけです。聞こえなくとも心に届いていれば成立な訳でございます。」
聴者「(なんかさっきから溜まってきたようだわ。いやねこんな時に、まさか次の曲はツイッターヴォイスでやらないでしょうね)」
演者「それでは僕が30歳の若かりしころに作りました『蜜柑色した木曜日』お聴きください。」
聴者「(予感的中、ツイッターでないの。困った、困った…ガマン、ガマン、ガマーン、限界)」
場内に鳴り響く恥じらいの放屁音。誰もが思った。(よりによってにこんな時にご乱心を。演者の気持ちや如何に?)
演者「(なぬー!?人がせっかく気分を入れて、作った頃に戻ってつぶやいているというのに。あー世間はうまくいかないものだ、まぁ臭いが届かないことを願うことにしよう)」

会場では禁煙は当たり前になっていたが、まさか各個人の体内にまで禁止事項として管理することは出来なかった。

人が大勢集まる場所ではマナーは大事であるが、まだ現実には一回も起こったことがない。しかし恒例化した高齢化ライブ会場では若かりし頃考えられなかったいろいろな事態が起こりうるだろう。くれぐれも体調管理には気をつけたいものだ。
長距離運転でも似て非なるガス欠は悲惨である。
(山木康世)