Windowsにおけるショートカットキーヒント
2010年06月15日 | カテゴリー: ミュージック・コラム
■ネットを見ていて、前に戻る作業はしばし行われる。エクスプローラーの左上に左右の矢印がある。左向きの矢印が戻るであるが、ここにいちいちカーソルを持っていってクリックしなくても、Backspaceで前の画面に戻ることが出来る。テキストなどでは前の文字を消すときに使うキーである。画面を一気に下にスクロールするときは、真ん中下にある大きなキーSpaceで、上に上がりたいときはShift+Spaceで行ける。これはFn(ファンクション)+PgUp、PgDnでも同様なことが出来る。
ちなみにDeleteキーは後ろの文字を消すときに使えるが、Macではこのキーがない。使っていく内に両者の開発考え方の違いが分かってくる。一つにこのキーの存在と、右クリックの存在である。Macのシンプル性はこのキーが象徴している。打鍵していて次の操作を考えるときに選択キーが少ない方が快適である。楽をしようと多くのキーを用意してくれるのは一見便利なように思えるが、使いこなしていく内に煩わしく思えてくる。これは慣れもあるが、良いか悪いかの評価は基本的な思考の違いで変わってくる。僕はMacの考え方の方に軍配を上げる。
■多くのアプリやファイルを開いているとき、母親にお使いの用事を頼まれた訳ではないが、デスクトップに用事があって行きたいときがある。そんなときには、Windowsボタン+Mで開いているすべてが折りたたまれて下のタスクに収容される。そしてデスクトップが現れ出でる。
次のショートカットは覚えておくと大変に重宝する。
■コピーはCtrl+c
■ペーストはCtrl+v
■切り取りはCtrl+x
コピー、ペーストに関して初めてパソコンを使い始めたとき、この言葉の違和感に慣れるまで時間を要したことを思い出す。今までの生活に出てくるコピーとは、複写「した」で「する」ではなかった。それがパソコン用語ではいつも未来形なのである。過去形はペースト。この言葉に慣れるまで本当に時間がかかった。
僕が初めて買って覚え始めたのはMacだった。Windowsはそのころいちいちコマンドで命令をしなくては作業にならなかった。このコマンドをいかに覚えていて、使いこなせるかが出来る奴といけない奴の違いであった。。その点Macはアイコンをクリック、ダブルクリックで仕事を始めることが出来た。そのうちWindows95になってMacと同じようにアイコンの世界に突入した。
MacとWindowsは区別がつかないくらい似通った環境になってきた。
ショートカットキーを覚えると、アイコンまでカーソル移動をしなくとも、素早く動作が出来るようになる。基本中の基本を数個覚えるだけで格段に作業が早くなる。
しかしメモリやハードディスクが巨大になりCpuが高速になったとしてもWindowsを日本人が使うときに、最初に戸惑う事例を言っておく。
英語と日本語切り替えを頻繁にしなくてはならないということだ。勝手に英語入力に戻っていることに何度腹立たしく思ったことか。これは初心者には本当にややこしい問題だ。一度日本語に切り替えたら、アプリケーションや他の画面になったとき英語に移行しないでほしい。Macはすでにとっくの昔に解決してる問題だ。Macの場合は強制的にしなければ切り替わらないのだ。
それでは諸君、多くのキーを眺めながら、何でこんなにたくさんのややこしいキーがあるの、と口角を下げて舌打ちしないで励んで慣れて下され。思っているほど問題解決は困難ではない。所詮同じ人間が考えた代物である。要は慣れである。それよりもやっかいなのは自分の殻に閉じこもったまま這い出てこようとしない先入KANという奴である。
我が国の総理大臣もイラKANから季節柄、夏みKANのようなイメージでさわやかな清涼KANで行ってもらいたいものである。
今日は燃えるゴミの日か、燃やせるゴミの日か、考えかた次第で言葉遣いも変わってくる。
丸い卵も切りようで四角 ものも言いようで角が立つ
(山木康世)