となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

東京都国立市/スペースコウヨウ御礼

2022年03月20日 | カテゴリー: 山木康世

ナビの話
僕が車にナビを入れてから何年になるだろう。北海道の知人の車に搭載されていた初歩的な時代のナビを見て車窓の風景よりも刻一刻と移り変わる自分の位置情報の正確さに驚いて、好奇の目で画面を追い続けていた。
アメリカの軍事技術が一般に開放されて使用可能となったとの話。心はすぐに東京に戻ったら導入しようと決まっていた。
目的地を入力して待つこと、モノの数秒で検索、到着時刻まで教えてくれる。こんな夢の魔法のようなことがあって良いのだろうか!
あれから随分と旅の欠かせぬ道具となった。
今はスマホのアプリで誰でも入手可能となって、渋滞情報なども赤く知ることができるようになった。
今回国立まで中央道で行くことにした。何とマッカッカ、3連休の初日、五十日の前日、何かと多くの人が出掛ける結果となったようで高速は止めて国道を走ることにした。
結果予想の倍の時間がかかって到着したわけだが、関東圏の車移動予想時刻はあてにならない。故に多めに余裕を持って出かけるようにすれば良いので慣れの問題でもあるが未だ日曜祝日連休などの運転は苦手である。
逆にLiveの日はこのような日に行われることが多いので致し方無いとあきらめている。
多くの人がコーヨーにおいでくださりました。僕の気分は高揚。夕刻には雨となりましたが、この雨は21日の日のための恵みの雨のはず。それにしても土砂降り状態、降り過ぎではありましたが夜半には明けました。
先ずはつつがない一日、誠にありがとうございました。
春分の日ストックヤードにてお会いしましょう!
アディオス ウクライナヨーロッパに早くの平和を。

国立へ

2022年03月19日 | カテゴリー: 山木康世

予想通り雨は上がって 弥生の空だ
表通りのサクラも咲く準備をしている
昨夜降り続いた雨の雫が朝日に光っている
信号がカンカンと鳴って電車がゴオーと通過する
夕刻には国立でlivelibrary
どんな演奏会になるか定かではないが
心は安定しているのでギブソンは応えてくれるだろう
3年も閉塞状況の世の中は不気味である
それに慣れてしまった僕らはもっと不気味である
海の向こうの戦闘に巻き込まれ泣いている人は可哀そうだ
少しでも彼らの心に思い至って一日を過ごそう
明後日は八王子ストックヤードで48年音楽生活を整理する
いつの間にか50年近くも音楽生活だ
メロディも大事だが、それよりも僕の場合は何を言うかが問題だ
良い歌を書く準備はできている
後は気持ちの瑞々しい新鮮さが大いなる課題である
僕たちはみんなその昔子供だった キラキラ目をした子供たちだった

国立の名前は国分寺と立川の間にできた街に由来するという。なーんだそうだったのね。

もう春なんだなぁ

2022年03月18日 | カテゴリー: 山木康世

いまいちお天気は不機嫌ですが
これも全部全部来週の月曜の
「山木康世展」への準備なのです
この日は春分の日まさに快晴
みなさんをお出迎えの準備は
万端 万全 笑顔いっぱい
もう春なんだなぁ 1年ぶりの春なんだなぁ
今年こそはホカホカポカポカの春なんだなぁ
生涯一度の展覧会 みなさんどうぞお出かけください
今年の春分の日は 八王子ストックヤードで決まりだ!

ナンカクサクネー?

2022年03月17日 | カテゴリー: 山木康世

電車に乗り込んできた女学生2人の会話「ナンカクサクネー?」
今でもハッキリ脳裏に刻まれている。
群馬埼玉辺りの独特のイントネーションの会話に思わず引率者として身の引き締まる思いだった。
もう何年になるのだろう、2月の梅の咲き誇る季節に越生オゴセへ梅林ツアーを行った。
日のSUNSUNと降り注ぐ下で梅を見ながら参加者で各々が持ち寄った昼食をとった。芝生の上の良き思い出だ。
そして歩いて「陽山亭」という食べ物屋でライブを行った。確か僕のステージの後ろにはツキノワグマの敷物が壁にかかっていた。
やがて各自のテーブルに火が炊かれバーベキューが始まった。室内に煙がモーモーと充満、さながら燻り燻製状態。
そして終演、電車で皆で帰路に就いた。
そこで乗り込んできた先ほどの女学生と相成るのだ。

後日作った歌が

「越生陽春陽山亭」
越生(おごせ)陽山 梅の里 
鮎の塩焼き舌鼓
今日の良き日の思い出に 
囲炉裏端に花よ咲け 

ほぼ電車1両燻られた山木倶楽部御一行様、そりゃ臭いわな。服や紙に染み込んだ思い出はそんじゃそこらで取れるわけがない。
あーあ面白かった!

千島哀歌

2022年03月15日 | カテゴリー: 山木康世

コバルトブルーのオホーツク 風に吹かれて一人立つ
はるか国後 択捉よ 冬の夕暮れ千島
C Am F D/F# G G

島の山の峰峰に 白く霞んだ雪景色
どさくさ紛れに無くした 日本固有の領土なり

幕末伊豆の下田で 勘定奉行の川路聖謨(としあきら)
ロシアの使節プチャーチンと 日露和親条約を

日本とロシアの国境を 国際的に取り付けた
100年経ち戦後いつの間にか 居座る隣人よ
C Am F D/F# G G

このまま声を上げないで 川路の意志を何とする
飽くなき大地海原と 欲張り赤い熊

尖閣諸島竹島と 祖国日本の曖昧さ
取りも直さずその姿 我ら自身の鏡也

唄は世に連れ、世は唄に連れ。

2022年03月15日 | カテゴリー: 山木康世

唄は世に連れ、世は唄に連れ。
混迷の世の中、収束のつかない戦争、コロナウイルスの行く末、要らぬ情報の宝の山をワンさと送り付ける掌の上の四角い時間泥棒、何としても良質な唄、歌を書きたい。
唄か歌か。若い頃、「唄」をよく使っていた。近頃、「歌」である。
よく見ると「唄」には口が一つ、「歌」には二つ口がある。そして「唄」には物言わぬ貝が。「歌」は何かが欠けている。

春分の日がそこまで来ている。お天気は晴れのようだ。
松原ストックヤードまでもうすぐだ。
ハミングバードはギブソン。和名をハチドリという。長いくちばしと舌で花の蜜をホバリングしながら吸う。その羽音がハチの羽音に似ているからhummingbird。hummingとは口を閉じて声を鼻に抜いて歌うこと。ブンブンだな。

黒のサングラスのならず者

2022年03月15日 | カテゴリー: 山木康世

PCを見ていたらこんなのがあった。きっとロシアのならず者がジャパンを訪問した時のもんだろう。

まさに宮本武蔵の巌流島決闘である。
イライラしながら佐々木小次郎は武蔵の登場を待つ。もうここで勝敗はかなり決まっているのである。そして夕日を背に武蔵登場。逸る気持ちの小次郎の繰り出す燕返しも、心が定まっておらず今一つきれいに決まらない。一方武蔵は余裕のよっちゃんである。遅くなった詫びでも言うのかと思ったらいきなりの大太刀である。ひらりとかわすと漕いできた舟の竿で小次郎の面を叩き割る。
ジェット機内でロシアのならず者はウオッカを飲み日本をじらす。
一方日本のお坊ちゃんは何か粗相があってはならぬと少々寝不足の体で地元の温泉地へと早めに繰り出す。
そしてご機嫌なならず者の登場。お坊ちゃんもご機嫌である。
「有名な温泉に入ってもらって疲れを完全にとってもらいましょう。」
「ありがたい話で恐縮です。疲れをとるよりも疲れないことですね。」
ロシアのクマは何にも疲れてなんかいないのである。ウオッカの勢いも手伝って暖かい日本に呼ばれてハイテンションなのである。もしかしたら、本国に近くて寒い根室辺りに呼ばれるかもしれないと思ったもんだから。もちろん遅れきた訳も言わないし謝罪などもしない。
なぜか現地のおばちゃんが持っていたカレンダー、真黒なサングラスをかけたならず者のカレンダーを喜々として記者にかざしていた姿である。
このならず者が、今世界を混乱の渦に巻き込んでいるとはおばちゃんもこの時点ではつゆ知らず知る由もない。

埼玉県さいたま市/琴勝流大正琴本部御礼

2022年03月13日 | カテゴリー: 山木康世

25キロほどで浦和に着いてしまう。浦和・大宮・与野が合併してさいたま市が誕生したのは2001年のこと。20年以上も前の話なのだが個人的には町が大きくなって政令指定都市になる動きはあまり好きではない。故郷札幌もそうなのだが、今までの町が区になって統制されて残ってはいるがイメージが薄れて大雑把になる感じが好きではない。長い歴史がはぐくんだ町の名前が消えてなくなる。時代の流れなのであろうが、そこに生きて息づいているものまで消えてしまうような一抹の寂しさのようなものを感じてしまう。
そんなわけで北浦和の3回目の会場でのLive。大正琴という楽器の教室が基本の会場は個性的である。日本固有の楽器はもっと愛されてもいい気がする。先の町の消滅とも共通する感じである。
そこに流れている空気や説明のつかない何かを感じてその日一日を過ごすことは大いに意義のあることと思っている。個性、独自性であろうか。
みなさま誠にありがとうございました。本当に程よい3月の第2土曜日を共に過ごすことができまして感謝です。風も穏やか、気温も20度ほど、人が快適に暮らせる地球の優しくあったかい日はめったにない。
また伺いたいと思っております。さらばじゃ。

ありがとうございました!

さいたま市琴勝流大正琴本部へビンビンビン

2022年03月12日 | カテゴリー: 山木康世

暖かくなってきましたね。
今時を啓蟄ケイチツ=冬の寒さでこもっていた虫たちが、人間と同じく穏やかに感じてモゾモゾとはい出てくる季節。このころ初雷はつかみなりが鳴り、これを聞いて虫が土中からはい出すと考えたので、これを「虫出しの雷」ということもある。とあった。そして10日から桃始笑モモハジメテワラウとある。桃がヘヘヘと笑うかどうかは知らないが桃のつぼみが膨らんで花が咲き始めるころという。
表通りでは桜もハハハと笑って服を脱ぎ始めて見事なヌードの準備をしているころだろう。
おっとその前にビンビンビンの大正琴が笑っている 埼玉県さいたま市琴勝流大正琴本部 2Fホール ~スイーツの日 酸いも甘いも北浦和~へお邪魔して、11年前に我が国を襲った大惨事に黙とうを捧げつつ、つつがない日々を願うとともに早くコロナから解放され戦争が終わることを切に祈り唸ってきます。

着々と準備が進む山木康世野外ライブ

2022年03月10日 | カテゴリー: 山木康世

2022年3月21日(月、祝日春分の日)東京都八王子市ストックヤード
~ヨーロピアン煉瓦と石に囲まれた野外ライブ~

この日への一番の願いはお天気である。お天気次第で同じ内容でも大いに異なってくる。演者はナイーブである。心の彩をギターに託しての2時間。

企画運営者の松原氏の妹さんがお亡くなりになって何年になるのだろう。その日の楽屋に車いすで現れた妹さんは憔悴しきっていた。しかし「嶺上開花」が、がぜん体内に未知なるエネルギーをわき出させ、回りも信じられないほどの回復を見たそうである。何が彼女をそうさせたのかは分からない。現代の最新医療をもってしても歌の持つ心的影響が及ぼす効果は解き明かされていないが、確かに魔法の力を潜めている音楽の力。古今東西いろいろな所に音楽は生まれて今に至っている。この魔法の力がなければとっくに消えてなくなっていたことだろう。双方向に力を及ぼす音楽は空気、水、の次に必要な要素なのかもしれない。

戦争にも使われて妙な鼓舞する力も発揮する。そうではない穏やかな心を支配する音楽は病みつきで未だ止まる気配もないし止める気もない。

みなさんどうぞ、この春分の日2022年3月21日(月、祝日)東京都八王子市ストックヤードへお集まりください。何かの魔法にかけられ「生きる」ということのポジティブさを感じられるでしょう。

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