となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

東京都八王子市アドレAスタジオ御礼

2022年10月16日 | カテゴリー: 山木康世 

見事な銀杏並木が並木町の両側に続く、もう少し秋が深まったら、あの独特の黄金色の枯れ葉が通りを染めて冬の到来を待っている。
もう少しで高尾山に着く。「ごん助」での年末liveを思い出す。未だ高尾山には行っていない。
なぜか「風薫る五月」で泣きたくなった。初めての心模様だった。作ったのは札幌東山グランドハイツ、裏手が墓地の新築ピカピカマンションの一室。その頃はふきのとうの新曲としてデモテープ作成の日夜だった。カーテンの向こうのお墓たちは心が落ち着いたもんだ。徹夜は何のことはない、お茶の子さいさい。出来上がった「風薫る五月」を新しい朝に大音量で聞き直す。とっくに朝は上がって、東から朝日が差し込む。
あの頃中央線でよく長野方面へ出かけた。新宿からのJRは中野を通過、八王子を過ぎて山梨へ。電車はスピードを増してトンネルを抜けて山を越えて目指す飯田の街へ。帰り道沿線には鯉幟が風にそよいでいて車内に入り込む日差しが目にまぶしい。まさに風薫る五月にふさわしい一風景。そこで札幌に帰って東山グランドハイツと相なるのだ。そんな風景やその頃や今を振り返る30代の人生模様が走馬灯のように飛来した西八アドレの夕刻だった。
71歳最後のlivelibrary~西八で 音楽の秋 食欲の秋~、古希以来2年の旗も最後の出番。22日の六本木には新しい旗で72歳のはなむけとする。
皆様お忙しい中誠にありがとうございました。後片付けで重たい荷物を階段の上、駐車場までエッチラオッチラ松原氏のお助けに感謝です。

71歳最後のライブ

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