鎌倉くるくる御礼
2021年07月18日 | カテゴリー: 山木康世
真にあずましい土曜の夕刻でございました。
季節はまさに夏本番、庭の緑が深く濃く夏の光に輝いておりました。
時折音を立てて通り過ぎる江ノ電は単線ゆえに往ったり復たり、電車の中にはそれほどの不要不急の用事などない人々が、窓の外の風景をのんびり、それが当たり前の風景。コロナは当たり前の普通の生活を奪っているので厄介で憎いのです。目に見えないということで何とでも言えます。専門家は一生懸命知恵を絞って今までの経験則から我らに助言を与えようと必死だったのです。それを手のひらを反すように、オリンピックは別といつしか政府と対立構造に。何ともおぞましく浅はかな人々を見せつけてくれるコロナ。
そんなことを一時忘れさせてくれる大正モダニズムの世界は心の栄養ビタミン、ミネラルを補給してくれました。横浜から鎌倉への一本道、渋滞を覚悟のうえでも参上してLiveしてあずましかったです。
お客様用にと並べられた茶色のスリッパはほどよく温められ、ガラス戸のレールはそれはそれは裸足でうっかり歩きでもしたら大げさではなく火傷に至るような木造建物は居るだけでプラスなのです。
庭の緑も秋には枯れて、寒い冬が終わったら春にでもまた出向いてみましょうか。その頃は江ノ電がコロナを一掃してくれてるはず、僕らはまさに東の空を見つめて夜明けを待っているのです。
みなさまありがとうございました。
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