墨田区両国亭におけるクリスマスをイエス様は喜んでくれたでしょうか
2025年12月26日 | カテゴリー: 山木康世
二日目の両国亭は晴れ。予報では雨で、初日はシトシトピッチャン。少々出鼻をくじかれて、せっかくのクリスマスお祝い。しかし今日は晴れているではないかい。自称晴れ男健在なり。はたまた皆様方の日頃の懸命なる人生行路の賜物か。有難いことである。
イエス様降誕の日はやはり晴れであってほしいと願っていたので幸いである。天に思いが届いたと思える朝であった。
イエス様は馬小屋でお生まれになったそう。しかしこの日は誕生日ではなく生誕を祝って行う行事の日らしい。世界中でお祝いされるようになったのだから、よほどの人だったのだ。キリストの象徴的な色は3種あり「赤」「緑」「白」それぞれキリストの血、永遠の命、純潔という意味合いがあるそうで、恥ずかしながら今知った。
あの子どもたちの歌声の色は「白」か。歌の正体は作ったときに既に定まっていたはずだが、改めて歌い方、声、というものが如何に大事であるかということに気付かされた。ふきのとうを通じて51年、そんな心持で書き続けてきた歌の中に、将来にわたって子どもたちにも歌ってもらえるような素直な歌というものがあった。自分も時として失われつつある、またすでに失ってしまった感覚を取り戻すことも大事で、可能である。スマホが無かった時代僕らは今よりも少し他者に対して関心を持っていたはずだ。ジッと下から見上げている我が子をそっちのけでスマホ画面に夢中になっている母親に対して少し不安感を覚える。
忘年会では各テーブルを回って今年の感謝、来年への希望などを話すことが出来て充実の2時間だった。そこにはスマホを広げるお客様は皆無だった。人が集まる熱気や大事さを感じて雨の上がった両国を後にした。
明暦の大火事でなくなった10万人を超える死者を祀るために幕府が建てた回向院(えこういん)がクリスマスのイルミネーションと同居していて時代の移り変わりを感じるが、威厳を感じる良いお寺さんだ。
隅田川を渡ってやがて両国。町の名前は小さな頃あった国技館のイメージが強く残っている。相撲は国技である。天才力士がハリボテの馬に乗ってふるさと納税の歌を歌う。何とも奇妙なCMだ。時代だといえば時代だが、失くなってほしくないモノもある。いくらスマホやAIなどのネット時代であるが人間のスピリットはますます美しく強いものがほしいと思ってしまう。歳のせいだろうか。
良い一日を過ごすことが出来ました。すべて皆々様のおかげでございます。こうしてダイアリーを書かせてくれるのも皆々様のおかげです。どうぞ心身ともにお元気で。今年は後1回119回目を30日の日に本年の締め、抜かりの無いようにキッチリネジできつく回して止めて2度とやって来ない2025年にジョッピンかけて別れを告げたいと思っております。



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