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東京都北区スタジオ・アンダンティーノ 第3スタジオ 音楽は偉大で永遠である

2025年09月10日 | カテゴリー: 山木康世 

今日はStudio大繁盛で朝、昼、晩の交代制である。Studioに入る前、朝組の人たちの利用か、となりの駐車場は満車、仕方なく荷物を下ろし第2の駐車場へ向かう。しかしStudioに戻ってくるととなりの駐車場に「空」が出来たじゃないか。急いでそこに人を待たせて確保と相成った。
「プラットホーム」は若干22歳の青年が作って好評を博していたアマチュア時代の人気曲。そういえば兄貴もアルバムの中で一番好きだったと後に聞いたことがある。「敬老の日」が来週に迫っている。そこでみんなでシングアウトはどうだろう。2時間のライブの途中骨休み、閑話休題的な感じの「プラットホーム」を朝に思いついて「風のアホウドリ」に速達便で送った。Studioでお会いできる皆さんの元にも届いているはずだ。
♪雨の中で一人 見送るなんて♪
8小節繰り返しの素朴なメロディーのフォークソングだ。当時ススキノでアルバイトしていた「うたごえ」で何度もリクエストされ誇らしげに合唱したモノだ。
まだ電車という響きよりも汽車の方が世の中になじんでいた頃の「プラットホーム」である。白い煙を残して汽車は彼方に去って行った。もう帰ろうである。月日は青年をRAOJINに変えていた。
僕の母親はアメリカの大作曲家フォスターの歌曲が好きだった。アメリカの大草原に響き渡る至福のメロディ。本当にGibson、Martinが良く似合うアメリカ合衆国。いかなる状況に於いても原爆だけは願い下げだった。慈悲と慈愛に満ちたアメリカ人でいてほしかった。フォスターのメロディが似合う懐の深く大きな尊大な国であってほしいと願ってシングアウトした。
12日の市川市サクラコートホールの朝にも「風のアホウドリ」に速達便が届くだろう。何が届くかお楽しみ。徐々に徐々に過ごしやすい季節に向かって地球は回り続けている。異常気象という言葉に振り回されないで、せめて心に潤いをもたらす速達便を受け取って、その日そのときには皆で斉唱しよう。
音楽は目立たないかも知れないが、十六夜の月のように少し控えめに東の空から昇ってくる。僕らの生活になくてはならなく偉大で永遠である。

スマホで撮影OKの時間もありました

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