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広島市SixoneLiveMOON日本も広い国だね

2025年09月29日 | カテゴリー: 山木康世 

松山からしまなみ海道を一走り、山陽道に入り、走ること約4時間の旅。空では絹雲のような白雲が山水画を描こうとしているかのようだ。暑い暑いと今年の夏を何日過ごしたのだろう、確実に秋がそこまで来ている。吹く風の心地良さ。9月も終わろうとしている。北海道で走っているといつまで経っても北海道。アッという間に日が暮れて行く。四国から本州も今ではアッという間なのだが、県をまたいでくると、北海道の広大さとは違って日本の歴史を感じて、その昔の人たちが息づいていた頃の町並みが風と一緒に走って行き日本の顔を感じることが出来て思えば遠くへ来たもんだとなる。
今回はGibsonB25とクワイアンウクレレで2時間1本勝負を駆け抜けてきたが、実はGibsonは去年大修理、半年入院の末の姿だった。勝手にシンドバットであるが古いGibsonは総じてMartinよりも華やかさはないが、朴訥とした力強さが魅力的でソロになって随分と一緒に旅をした。退院後のB25は少し薄れたが、その分高音弦のきらびやかさが増したような気がする。優秀なクラスの子に仲間入りした親の気持ちである。クワイアンは小ぶりながら存在感のある音で楽曲に軽やかな表情を付けてくれてライブに潤いを持たせてくれる。
今回の速達便は「流星ワルツ」で皆と一緒にワルツをした。この世は取り敢えず男と女が奏でるハーモニー、足並みそろえていついつまでも。歌を作り始めた頃の学生時代の夢は、まさに将来良い歌を見ず知らずの人たちと歌える歌を1曲でも残せたら良いという願いも込めて創作し続けてきた。そしてその方はこの方ですよと思い出のショットタイムを22秒設けて刻んで貰った。元来飽きっぽい性格なので、いつまで続くやらと言う企画であるが、飽きずに今年いっぱいくらいは頑張ってみようか。バースデーカードに記したORコードも届いているのやらいないのやら。僕からすれば以前は考えられなかった魔法のような現代のテクノロジーに魅了され、あの四角に囲まれた中のゲジゲジのような謎の判じ絵を何時も感心して見ている。これを考えついた日本人の脳みそにカンパーイである。実は今書いている記事も一端QRコード化、文字変換の後、自分のメール宛てに飛ばしている。瞬間芸の一言に尽きるのであるが、この現場を見たらワァーゲロゲロ!と声を上げるだろう。
つつがなく西のツアー4日間を終了させてくださった時の氏神様と生身の皆様方に大いなる感謝と、これからも変わらない愛AI情とAIの豊かさを願って終了致します。それにしても能舞台いきなり今昔物語、僕の脳みそはピッカピッカに輝いていた。

晴天の広島。ですが、会場内は夜のムード


アヒルが定位置にスタンバイ

アイドルの撮影会ではありません。

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