喜多方大和川酒造北方風土館後始末記
2010年04月25日 | カテゴリー: ミュージック・コラム
♪来たかった喜多方へー 夢が今叶う
煙吐いて走るSL 磐越西線田園風景♪
遙か遠方の山々の頂きには白い雪がたくさん残っている。
見事な春先の東北は喜多方の春風景でございます。
晴れ男面目躍如、仙台のトンネルを抜けると雲の合間から青空が顔を見せておりました。
時折、通り雨の東北高速道をかっ飛ばし2時間で懐かしの喜多方風土館に到着でございました。
さっそく喜多方ラーメンプラスソースカツ丼というカロリー満点の昼食を喜多方の仲間と共にペロリ。うまーい!
16年ぶりの風土館は装いも新たに、非常に好感度の建物に進化しておりました。初めて一人っきりでソロを行った日がよみがえって参ります。木の持つ肌触りはやはりアコースティックギターと相性が合うのです。鉄とコンクリートの醸し出す「剛」はそれなりに強さを秘めて良いのですが、木造建物の包み込む「柔」にはかなわない。木は生きている。ギターの木も生きている。呼吸をしている。日々細胞が変化している。
良い木の建物で良い音に包まれて、あー幸せな音楽の一日でございました。
心から幸福感に満たされる一日はなかなかありそうでないものでございます。
風土館にはせ参じた皆々様の気が木に乗り移り、発散され演者の元に届き、送り返す。
音魂(音の魂)は空中を漂い脳みその中で電気信号となりビビビと頭の中で発光、お酒も発酵、日々の憂さを晴らし浄化する。
山口から、岡山から、滋賀から、名古屋から、東京から、新潟から、仙台から、北海道等々からよーくおいでなさいました。サンドイッチ、寿司、各地からのお土産、大和川酒造の名酒は五臓六腑に染み渡り感謝の涙を流しておりました。
幸せな一日を共に過ごせたことをお天気の神さまに「ありがとーございました」と深々と御礼申し上げます。
今日もホテルの窓の外では晴れの春の日が待っている、さぁ米沢の桜の中庭へ、いざレッツゴー3匹!
(山木康世)