となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

故郷札幌ふきのとうホール50周年記念コンサート大大御礼

2023年06月10日 | カテゴリー: 山木康世

あいにく札幌の皮肉屋気まぐれなお天気は少しの雨と風で迎えてくれた。それでも強くはないので良しとしよう。リハーサルの昨日はピーカンの皮肉屋だったのに、今日を測って小雨と来たもんだ。これは50年を祝うだけでなく、さらなる試練を暗示してでもいるようでもあったよ。
大勢のみなさんが駆けつけてくれた。ロビーにはクワイアンウクレレのコーナーも設けられて、音楽という名を支えてくれている仲間という感じで嬉しくなる。
紋別からは村谷さんご夫妻、札幌前市長上田さん、北海学園安酸理事長、ペータ、夢和、船田、三浦ご夫妻、祥生ご夫妻、北さん、中根、楽屋に来て元気な顔を見せてくれて何よりとともに感謝する次第だ。
ギター将平、ベースケイコさんは本当に世界に通ずるミュージシャンである。二人とともの2時間は熱くて濃厚で良い時間だった。音楽に真摯に向き合う姿は見ているだけでも涙が出てきて笑顔になる。客席の反応も最高潮だった。ふきのとう以来いや以上の大声援、50年の結果が20曲に集約されて、僕がソロになって32年作り続けてきた世界が会場いっぱいに花開いた2時間だった。ヒューマンミュージック山木ソングに間違いはなかった。
毎年毎年みんな歳いって人生を謳歌している。坂は続く続く。つまづきながら転ばぬように生きていこう。
最後に「白い冬」で締めくくった。作詞者の工藤も掛けつけてくれて一緒に久しぶりに山木ハモを歌わせてもらった。あの日の工藤の紙切れが出発で格別特上の日だったんだよ。
みなさん、誠にありがとうございました。

♪今日は良い天気だよ 幕別まで仕事に行って来るよー♪

阿吽の呼吸で山木康世の音の世界を作り上げました


ラストは工藤忠幸さんと「白い冬」を


サンキュー


ありがとうございます!

東京都北区/スタジオ・アンダンティーノ 第3スタジオ(1階)御礼

2023年06月07日 | カテゴリー: 山木康世

~楽器の日 唯我独奏 夏の空~
イタリア語の音楽用語、アンダンテは歩く速度で演奏しなさいという意味であるが、アンダンティーノはそれよりも少し早く演奏しなさいという意味。
しかし歳とともに変わってくる速度。やや早歩きは健康に良いとは言うが、その歩くことがおぼつかなくなる年齢というマジック。若いときにはよほどのことがない限り当たり前のように毎日過ごしていたことが歳いって少しずつ変化、全部自分が招いた結果なのであるが肉体というものの不思議さ、シンプルさを嫌というほど見せつけられる。口に入れたものが血となり肉となる。死ぬまで体内で絶えず起こっている、はるか昔に母親から授かった神様からの指令に従って生きているだけ。やがて精神というものが生まれて様々な個々人が世界を形成している。しかし逆かもしれない。すでに命の発生した次元で精神の光が灯っているのかもしれない。
唯我独尊ではなく唯我独奏は今の音楽人生にピッタリかもしれない。独奏は精神を研ぎ澄ます絶好な場面である。
ソロになって周囲の音に敏感になった。ちょっとした音に反応。昔はなかった気がする。加齢による臓器の衰えはよく聞く話。しかしそこに精神というものはあまり語られない。70歳で車の免許を取った父は80歳で根気が薄れていったと話していた。
何を食べて何を出して、誰と会って何を話して何を行う。ますます興味のわくテーマである。
人間は死ぬまで考える葦であるとつくづく思い、かつそう有りたいと思うところである。病は気から、クスリのリスク。それぞれの自分に相応しい人間の集まる社会には争い事は起きないだろう。
お忙しい中、お集まりいただいた皆さま、誠にありがたき所存で一日を過ごすことができました。皆様方のおかげです。
50周年記念の刻印を押しに北の街へ行って参ります。

普段あまり歌わない曲を次々と披露


北海道ツアーに行ってまいります、お待ちしてます!

江古田マーキー御礼

2023年06月04日 | カテゴリー: 山木康世

ああ感謝が遅れてしまってゴメンね、かおるちゃん遅くなってゴメンね。
線状降水帯などという聞き慣れぬ言葉で列島各地は大荒れだった前の日が明けて、週末の土曜日は雨も上がって晴れ男まさに健在。
駐車場までの川沿いの道、フェンスから下を覗くと濁った水が勢いよく流れている。1羽のカモがのんびりと泳いでいる。雨が上がってホントに良かったね。今日が昨日だったら偉い騒ぎだったに違いない。
今日は4月以来のスミジュンとのコラボ。
髪も青く染め直し、更に磨きがかかっている。なんだか鳥のようにも見える。
実際にステージで鶏が鳴いた。フーアーユー、めんどりぶるーす、早起き鳥、僕の好きなエレキの音が良い味を出してコラボしてくれた。
ホンマに熱い良い夜だった。敢えて曲順を決めずその場の雰囲気で決めていった。流れというものはやってみなければ分からない。どんな人がいてくれて、どんな息づかいをするか分からない。しかしこの夜のお客さんの熱意が後ろから押してくれた。僕もジュンもそれを感じて得も言われぬ世界を展開した。彼は虎の絵の描かれた黒のシャツを着てきた。これも熱意の現われ。
翌日YouTubeを送ってくれた。クラプトンとベックの去年録音の「ムーンリバー」ベックが急死する前の年に録音したものだ。
SONYから旧作のCD化の話を持ってきてくれた内藤氏はああ見えてふきのとうをリアルタイムで聴いてはいない。頼もしき後継者といって良いだろう。ソロアルバム2枚も発売される予定だ。
それにしてもこの夜を見た人しか語れない今の僕とジュンの音楽が光り輝いていた。
皆様誠にありがとうございました。6日北区田端のアンダンティーノを終えたら、6月の北海道へひとっとび、一つの区切りをして参ります。

« 前に戻る