福島県いわき市/吹風殿(すいふうでん)御礼
2022年04月18日 | カテゴリー: 山木康世
時は1100年のころ、今から1000年ほども前の話である。
八幡太郎義家は衣川で安倍父子を打ち破って源氏の勢いを取り戻した。ちなみに弁慶と義経で有名な立ち往生の話は、その後100年ほども後の話である。
吹く風を 勿来の関と思えども 道もせに散る山桜かな
念願の桜満開の時期における吹風殿Livelibraryはつつがなくあっという間に終演した。義家に会いに行ってきた。最初で最後かもしれない吹風殿。寝殿造りは心のふるさと、なぜか落ち着く。大勢の皆様お忙しい中誠にありがとうございました。
もう一度
吹く風を 勿来の関と思えども 道もせに散る山桜かな

時折り桜吹雪が舞う吹風殿。満開の桜を背に

大勢のお客様、ありがとうございました

今回のライブにご尽力いただいた皆様と。ありがとうございました
「吹風殿」と「風に吹かれて」
2022年04月15日 | カテゴリー: 山木康世
八幡太郎義家
今日から君は忙しくなる 寝ている暇などない
全国津々浦引っ張りだこ テレビやマスコミから
八幡太郎義家 八幡太郎義家
前九年の役で義家 衣川の関にて
安倍のよりとき・さだとう父子を 撃ち破ってヒーロー
八幡太郎義家 八幡太郎義家
吹く風をなこその関と思えども 道もせに散る山桜かな
八幡太郎義家 八幡太郎義家
今日は吹風殿で歌会 勿来の関で歌会
満開の桜と平安の世に 思いを馳せて歌会
八幡太郎義家 八幡太郎義家
吹く風をなこその関と思えども 道もせに散る山桜かな
八幡太郎義家 八幡太郎義家
弁慶の立ち往生で有名な衣川の関にて100年ほど前の合戦である。
「弁慶と義経 衣川の編」を作ったころここを訪ねた。岩手県の北方にあった合戦場の跡は、草ぼうぼうの荒れ放題で観光客も訪れないような地であった。
実際に勿来の関に訪れて義家が詠んだかどうかは不明らしい。1000年以上も前の出来事、「らしい」で結構である。それよりもそこにロマンを馳せることが面白い。
「吹風殿」という名称もフォークしている。ディランの「風に吹かれて」で始まった僕ら戦後世代のフォークの歴史。ギター弾き語り2時間で時空の旅に出かけよう。
東京都練馬区/江古田マーキー御礼
2022年04月10日 | カテゴリー: 山木康世
何と正午の気温が23度、そして江古田に着くと25度。まさに夏日である。
子供のころの夏の札幌の最高気温は25度でこれを超えることはなかった。今は30度超えの日々も珍しくない。わざわざ日も落ちた夕刻、ナフタリン匂いの浴衣に着替えて出かけた盆踊り。さっぱり踊りもしないでさっさと帰宅。すぐにストーブにかじりついていた。これが夏の風情だったんだからね。
灰色という汚れの一番目立たない色の安物ジャケットに鹿児島の面白い缶バッジを2個連ねて、中にはツンを胸に今日の出で立ち。「ツン、ツン出かけるぞー?」ツンは積み上げられた衣類の中で惰眠をしていたようで「なんだよ、また一緒に行くのかー、どうせまたいつもの客人だろ?」「なんていうことを言うんだ、大事な有難いお客さんじゃないか」「そうだなー」
駐車場ではいつもの2羽の仲良しハトが待っていた。この前のビスケットを覚えているんだ。賢いもんだ。前の川では2羽のシロサギが、川の中の獲物に気づかれないようにゆっくりゆっくりスローモーション歩きでランチ。
風もなくこんな土曜の昼刻は幸福を感じる時間だ。
高齢者による高齢者のための恒例のマーキー、面白おかしくつつがなく終了。
次回はアジサイの花が雨と一緒に夏を南から連れてきて、そりゃ蒸し暑いこと間違いないでしょう。
2022年のフォークの日を夢中に生きさせて頂き、皆さま本当に感謝、ありがとうございました。ツンともども御礼致します。お元気でまたお会いしましょう。
イサトさんサヨウナラ
2022年04月08日 | カテゴリー: 山木康世
アマチュア時代から日本の代表ギタリストとして憧れの人でした。
プロになって大阪の打ち上げの席には必ずと言っていいくらい出席してくれました。
大阪を離れて東京に出ると言っていたなぁ。
ふきのとうを辞めて吉祥寺のマンダラ2で初ライブをしたときにゲストでお呼びした。
その後2度コラボをした。
あれが最後だったのだなぁ。
何かと心の支えだった。
ご冥福をお祈りいたします。
京都市中京区/somenokyoto(ソメノ京都)御礼
2022年04月04日 | カテゴリー: 山木康世
大阪首都高を抜けて名神高速に侵入。お腹が空いたので吹田で休憩、関西風うどんを食し今日の京都の下ごしらえ。天気も上々と言いたいところであるが小雨の中、京の都に到着。
街に車や人の数もだいぶ戻ってきた感じで活気が感じられてうれしくなる。久しぶりに烏丸通を走る。京都は繁華街が大阪に比べてこじんまり集中していて気が楽である。
SOMENOLive中大きな揺れを感じた。地下を電車でも通過したような揺れで少々驚いた。
4月12日までに北陸で地震があると大学の先生が予想しておられる記事をコンビニで見たばかりだったのでなおさらだった。何せ中を読むことできないように雑誌が封じられて数年、なんだかせこくなったなぁ。そんな立ち読みをする自分もせこいな。
音響がここは抜群である。いつも感心しきり、まるでヘッドフォンでLiveしている感じなのである。
途中「デイゴの花」でコティエレガントフラスタジオの6名によるフラダンスとコラボ。花を添えてくださった。いきなりの華やかさに圧倒される。やはりこの世は男と女である。女性の持つ柔らかさしなやかさふくよかさは世の中を丸く平和にする。男社会はギスギスしすぎ。そこに音楽が取り持つ縁でありたい。
お忙しい中皆さま本当に長い道中関心をありがとうございました。
美味しい餃子の数々に舌打って、12日間ツアーのつつがなき打ち止め、天地に皆様に大御礼です。

花筏が浮かぶ高瀬川沿いをしばし散策

「デイゴの花」ではフラが彩を添えました
大阪市西区/5th Street御礼
2022年04月04日 | カテゴリー: 山木康世
岡山から走ること、2時間少々、やがて車の洪水、のんびり走っていられない。さすが浪花、何はともあれ大阪大都市に到着。
基本ギブソンB25とテリーズテリー還暦YAMAKIモデルでツアーをこなしてきたが、ここにきてテリーが良い味を出している。すでに12年近く経て木が乾いたのか何とも言えぬ音を出し始めている。時間がかかるのであるな。
宿泊先近くの楽器屋に足を運ぶ。ここは確かMIKI楽器。スライドバーとサムピックを所望。人間の指の長さや太さは千差万別、ちょうど手ごろなものがなかった。しかしここでピッタリの太さのガラス製のものが手に入った。心が軽くなったよ。と思って店を出たらIKEBE楽器だったよ。まぁ良いか、ちょっと勘違いの20分だった。
5Thは前回お店のマーチンが弾きたくて借りてLiveったなぁとあの日を思い出す。そして今回は楽屋代わりに使っていた3階が会場だった。
すでにカメラが数台、音響もしっかり準備されていた。有難いものである。
このビルも年代物でがっちりした鉄筋コンクリート製である。4階の屋上の人工芝から街並みをしばし楽しむ。日差しが雲間から入ってきて春風が心地よい。
今日もいろんな所からお客さんが来てくださって有難い。お忙しい中誠にありがとうございました。
明日は最終日京都へ向かいます。

「あったかい春」大阪バージョンからスタートしました
岡山市/岡山禁酒会館 2Fホール御礼
2022年04月01日 | カテゴリー: 山木康世
お陰様で良い天気でした。
「禁酒会館」は木造3階建て、大正時代の実に趣のある建物でございました。
下のレストランには海軍カレーが食べらたのですが、残念木曜は休みということでした。全国の海上自衛隊が毎週金曜日のメニューということで有名な海軍カレー。
少しくたびれた感じの階段を、少しくたびれたシンガーソング&ライターが上ると左手に扉があり広間のような会議室が広がっておりました。市電が時折音を立てて通過します。救急車もピーポーと急ぎます。
ここはなんでも性欲と食欲を抑えるために禁酒をしようということで建てられた記念の建物とのこと。
良い時間を皆さんと過ごすことができまして有難く且つ幸福でした。
またお会いしましょう。
今日は大阪へ移動です。昨日のはっきりしない天気の挽回とばかりの良い天気の下、遠く山桜の咲き誇る山陽道をひた走り、いざ浪花へと歩を進めます。明日は5thstreetから配信いたす所存です。

大正12年築の歴史的建物です

禁酒会館の隣には岡山城西の丸西手櫓が見えます
兵庫県姫路市カリカリちゃん御礼
2022年03月31日 | カテゴリー: 山木康世
姫路駅北口を降りると真正面に姫路城が見事な姿を見せている。白鷺城とも呼ばれるお城は世界の名城である。周りにはまだ8分咲きの桜が彩を添えている。
駅前アーケード内のジージーのバーバーへ出向いて懸案の散髪を行った。60歳以上200円引きということであったが、そのまま内緒で出てきた。わざわざ申し出るほどのことではない。
そういえば昨日の境港からの中国自動車道移動の際、蒜山ヒルゼン高原に立ち寄った。遠方に見事な残雪の大山がサヨーナラ。蒜山焼きそばは一時B級グルメに選ばれていたなぁ。そこの名物が何とジンギスカンときたもんで、さっそくいただいた。1年ぶりの羊のお味は個性のメーメー。やがて揖保川イボガワにさしかかる。ご存じ揖保ソーメンである。この美味しい茹で方を教わった。1分茹で上げたら火を止めて蓋をして5分待つ。そうすると美味しいソーメンが出来上がるという。帰ったらやってみよう。飲食店でソーメンを食べさせてくれるところは意外と少ない。
カリカリちゃんの女性スタッフ連は良い感じで接してくれてうれしい。程よい弾き語りスペースは集中できてオタマジャクシが姫路の夜を泳ぎ回っていた。
お忙しい中、本当に遠くからご来場のお客様、誠にありがとうございました。
今日はお隣の岡山県岡山市へ出向きます。なんとカリカリちゃんと同じくらいインパクトの強い禁酒会館でのLivelibrary。
余すところ大阪・京都となった関西12日ツアー、満身創痍のトヨタもつつがなく快調です。
さぁ明日からは4月だ。
みなさんお待ち申し上げております。お気をつけてお越しくださいでYasu。

手拍子足拍子、盛り上がりました

ライトアップされた白鷺城
鳥取県境港市/夢みなとシアター御礼
2022年03月29日 | カテゴリー: 山木康世
大変申し訳ないのですが境港市が、ここは島根県なのかはたまた鳥取県なのか、何人の人が正確に答えることができるだろうか。北海道の人にはまず無理と思ってしまう。まず鳥と島の感じが似ていることも関係している。
僕はこの日本海沿いの街々が気に入っていて好きである。すぐ向こうはお隣朝鮮である。そしてアジア大陸へとつながっている。モンゴル、中国、シルクロード、ヨーロッパへと。もっともっと仲良しであっても良いのになぁ。その昔には船による人の交流が盛んに行われていて文化もたくさん交流していたはずだ。妙な主義主張が横行して普通の人の交流が行われないのは有限な時間を生きている我々にはもったいなく大きな損失であるな。
夢みなとタワーは独特な個性のあるタワーで一度目にすると忘れることのできない建物である。海の向こうはアジア大陸。春風が心地よい。
戦争などしている暇はない。破壊破壊破壊、そして無残な罪のない大勢の死を一気に招く戦争に未来などあるはずがない。早くの終結を大いに望む。
西日本ツアー、24日に東京を出て早いもので中日なる。歌の持つ力を信じて明日は姫路へと2時間半の歩を進める。
みなさんお忙しい中ありがとうございました。カリカリちゃんで待ってるよ!

スポットライトに「山木丸」が映えます

ガラス張りの夢みなとタワー。ガラスの向こうに大山を眺望する

移動の途中で立ち寄ったアートな空間
島根県出雲市/木綿街道交流館御礼
2022年03月28日 | カテゴリー: 山木康世
大山だ!津山より走ること1時間見事な山が顔を見せた。久しぶりの雪の大山。日本の名山、それも今時の残雪の大山は一人で見るには本当にもったいないほどの雄姿を見せてくれた。見る角度によってこれほど姿を変える山は珍しい。同じ山とは思えない姿を見せている。しばし見とれながら2時間少々で出雲に到着。空は雲一つない弥生の空である。やがて彼方に海が見えてきた。
木綿街道交流館は2度目の訪問。去年はコロナでやむなく中止、長く待ちわびた出雲である。玄関には「風来坊」の3人を含むスタッフ連がお出迎え、荷物を運んでくれる。大助かりである。すでに会場のセットも終えてお客様を待つ。
かわいい真っ白い木綿の木が数本風になびいている。木綿の持っている肌さわりは実に心地いい。木製のフォークギターにも似ているところがあるな。
一つ発見があった。ここら辺りでは節句が一月ほど遅れて行われる。桃の節句は4月、端午の節句は6月というところ。そこで1曲目「端午の節句」を歌ってみた。テリーズテリーが良い味を出した日である。還暦以来、12年の月日は長い時間をかけて名器になっている。
お忙しい中みなさん誠にありがとうございました。歌いきって本望の日でした。
地図を見るとここまで来たなという感じの出雲の国、神様のお住まいになる古い静かな出雲の国は居心地の良い日本のふるさとという趣を持っている。
またみなさんお会いしましょう、元気が一番です。

天井からは大きな吊るし雛が。大漁旗とともにステージに彩を与えます

風来坊の3人とアンコールで2曲。大きな花束も頂戴しました!

会場内から外を眺める

「木綿街道」のおいしいランチ