となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

帯広あがり・框御礼

2021年12月17日 | カテゴリー: 山木康世 

前日の夜、釧路HOBOライブを終えてホテルから、とある店を訪ねた。名前を「炉端」という。店をのぞくと昭和からの名物焼き物婆さんが炭火の前でまんじりともせず座っている。
しかし20年ほど前にすでにかなりの御高齢だった。果たして目の前の婆さんはあの時の婆さんだろうか。それとも僕と同じように久しぶりに訪ねる客のために蝋人形を作って炭火の前に座らせ、往時をそのまま残しているのだろうか。そうだそうに決まってる。
まるで生きているかのように座っている。店内にいたカウンターのお客さんに「何時までですか?」お客さんは「10時半でないかな」。
何度大きな声をかけても婆さんは微動だにしない。そのうち中から男性が「10時半です」と出てきた。その時婆さんが動いてこちらを見た。きゃー!僕は店を出た。炉端で動いた婆さんを見て胸をなでおろし違う店へと足を運んだ。
こんなことのあった釧路の夜の余韻を引きずって久しぶりの帯広は盛況に終えることができました。皆様のお陰と心から感謝する次第です。何かと至らぬ点もあたっとは思いますがそこはそれ寛大なお気持ちで、また宜しかったらお会いしたいと願う次第です。
18日札幌クリスマスコンサートのために札幌入りです。襟裳岬を回って来ました。立っていられないほどの強風は目を覚まさせて、いっときコロナのモヤモヤを吹っ飛ばしてくれました。

帯広の会場にも背中に大漁旗


宗谷岬、竜飛崎と並ぶ強風名所・襟裳岬。飛ばされそう~

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