中野区新井薬師前中野シアターかざあな御礼
2022年03月23日 | カテゴリー: 山木康世
あーパスワード
春分の日の穏やかさとは一変、朝起きて外を見ると雨交じりの寒い街。やがて雨は雪に変わって冬に逆戻り。なんと38年ぶりというから恐れ入ったものである。
ストックヤードの日の奇跡に近いような晴れ間を本当に幸運と改めて感じ入ってしまう。今日だったらすべておしまいであった。雨による中止は決定的であったに違いない。雲の流れる春分の日の青空は天からの贈り物、祝福であったのだなぁ。
そして「かざあな」における勘違いの番号違いのパスワード事件勃発。
パスワード流行りである。基本的に僕の性に合わないパスワードの世界。他人の物を盗み取ったり、無断で人の心を盗み読み取ったりする行為自体を卑しい行為とする。僕は絶対にしない。この道徳心は親や回りが教えてくれたものだろう。
日本はかつては良い国だった。住みやすい安全な国だった。いつからか自らを守る、守らなければならない国になってしまった。隙あらばいつ何時置き引きされる油断のならない国になった。
パソコンもスマホも銀行もパスワードで始まる。そのうち多すぎて忘れてしまい、思い出して再開するまで多くの時間を費やす事態も発生する。その昔、高価な音楽ソフトを入手した。やがてパスワード問題が発生、ついぞあきらめてしまった経緯があった。
今回の「かざあなlovely」は出だしでパソコンを開きパスワードを要求され、てっきりいつもの番号を入力したつもりが何度やっても「違います、違います。」おふざけじゃないよ。随分とお客さんに迷惑をかけてしまった。そしてはたと気が付いた。番号の勘違い、例えば1234だったとする。それを1243と何回も打ち続けて徒労の時間を費やし迷惑に及んだのである。この勘違いに気が付いたときは我ながら目からうろこ状態、背中の重たい荷物が下ろせた瞬間だった!タクシーでほかのパソコンを事務所から取ってくるというアイデアも示唆された。しかしあきらめなかった。歳のせいとは言わせない。
この教訓を大事に反省して二度とないように努めよう。
もうこのパソコンは信じない、帰りにはゴミ箱に捨てて二度と使うまい。などと毒づいた自分を恥じよう。どうぞ笑ってやってください。まだまだ初心者、兜の尾を締めなおそう。
お寒い中、狭い階段を降りて上ってくださった皆さま、誠にありがとうございました。
帰りの夜空には月さえ涼しげな顔で何事もなかったかのように煌々と照っておりました。
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