となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

老兵は死なず

2023年08月17日 | カテゴリー: 山木康世 

山野病院に入院して6ヶ月。季節は冬から春を超えて真夏のお盆になっておりました。中野より40分ほどの台東区柳橋への道のりは懐かしく、病院に近づくにつれ記憶が鮮明によみがえってくる。スミジュンからの紹介の渡邊医師は、いかにも職人という感じで出迎えてくれて早速本題に入った。
なるべくオリジナルのロゴとロットナンバーは再現しましょう。ペグも当初の3連に付け直すとして、ざっと見て4ヶ月ほど時間がほしいところ。
患者のB-25はご主人様の帰る後ろ姿を黙って角の方で見送っていた。あれから実に半年が経っていた。
何度か渡邊医師から添付写真付きの状況報告があって待望の蒸し暑い台風一過のお盆の日となった。完全に壊れていたヘッドの修復も見事になされて買ったときとほぼ同じ状態でギタースタンドに輝いていた。復活の日である。手に持ったときの感動を一言で述べることが出来ない。複雑骨折をして10年は経つのであろうか。それでも自前でなんとか数本のネジと接着剤で持ちこたえてきた我が音楽人生の伴侶「GibsonBー25」1965年生まれと言うからアホウドリがギターを初めて覚え始めた年代と奇妙な一致をして奇遇にも符合した。何かの縁であろう。
土曜日の骨折現場の江古田マーキーで完全復活を出来る喜びをかみしめている。
さぁ再出発だ!

半年ぶりに手にするB-25。なかなか離さないで弾き続けるBOSS


山野楽器のテクニカル担当渡邉さん、ありがとうございました!

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