立冬
2023年11月08日 | カテゴリー: 山木康世
暦の上では冬であるが、どう転んでも秋、それも初秋、いやそれよりも夏、晩夏と言った風情である。
日中など、少し速歩きをすると背中にジンと汗ばむような暑さである。
北海道などでのクマ出没のニュースを聞くと、本来は冬眠の支度をしないと間に合わないクマ。外界に降りなければ餌にありつけない異常気象。山の食い物も枯渇状態か。
怖い話を聞いた。全世界からミツバチがいなくなったら、人類は滅亡するぞうだ。これを予想したのは彼の有名なアインシュタインという。
戦争などしている暇がよくあると思ってしまうが、姑息でエゴ丸出しの人間には地球のあえいでいる姿が見えないのかもしれない。何も砲弾による人殺しをしなくとも、まもなく終焉を迎えるかもしれぬ気候変動による地球の姿。気候沸騰という言葉も生まれている。
小麦も米もトウモロコシもやられた。この先何を主食に生きていけばいいのか。地球の40億年ほどの年齢に比べたら、人類の200万年などという数字は取るに足らないちっぽけな時間である。これがただ終わるというだけかもしれない。それを死に急ぎ砲弾の嵐で死滅するだけの話かもしれない。人類がいなくなっても昆虫や魚類や植物は地球が太陽に飲み込まれるまで生き残っているのかもしれない。太陽が膨張して大爆発するまで45億年だって。人間って凄いことを予想するんだね。明日の天気も外してしまう人間が気の遠くなるようなことを平気で予想する。
しかし暦の上では確実に立冬で間違いはない。