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水沢江刺庭払いまつり御礼

2023年11月12日 | カテゴリー: 山木康世 

やまびこにて久しぶりに新幹線で奥州市水沢江刺へ出向いた。ご存知世界の大谷翔平の出身地。
駅に降りると耳慣れたメロディが、大瀧詠一のメロディが流れてた。改札口では今回の責任者、寺島氏が手を振って待っていた。表に出ると今にも雪でも降りそうな肌寒い2時半の岩手。彼は厚手のダウンを用意してくれていたが、そこまでは心配なく大丈夫だ。昔は北風の子だったので寒さには滅法強いと思っていたが、年々表に出るのが億劫になって舌打ちが一つ出たりする。さっきまでそれほどでなかったのに11時すぎたらいきなり冷えてきたと待ち人も震える。
会場は昔の公民館。大型の石油ストーブが青白い炎を上げて少しでもと3台ほど賢明に燃えている。リハーサルを終えて、これは雪になるなとと思いつつおもてなしの前沢牛に舌鼓。ポンと音がしたようなしなかったような。
明けて日曜日、薄日が差しているが寒い。地面は微かに濡れている。6時半、近くのセブンイレブンへ散歩がてらで朝飯を探しにゆく。
11時ホテル出、今日の音響担当オネスティ鈴木氏が迎えに来てくれる。日本間の楽屋でしばし出番を待つ。すでに餅つきも終わったようで黄粉醤油付きのお餅が振る舞われる。ついでに豚汁もいただき美味しいねぇ、と独り言。
約1時間半のふきのとうオンパレードで場内を沸かす。熱心に静かにお聴きになってくれて幸いである。特にお祭りという選曲はない。場内に心地よく響き渡るGibsonB25は頼もしいの一言である。演奏するのが楽しいことは音楽の重要なポイントの一つである。マンネリにならないために演奏に工夫を凝らすと、あっという間の90分である。
アンコールにお応えしたかったが時間の都合で割愛した。
やまびこ3時38分発へ駆け足、ギリで間に合う。
みなさん昨日今日と待ちに待った庭払いまつり、ありがとうございました。二戸から、東京から、青森からもお越しいただきまして大変充実のLIVEでした。誠にありがとうございました。
やまびこ車中満席、仙台からは立ち客、窓の外はすっかり闇です。宇都宮へ向かってやまびこは黙々と快走中、一路東京駅を目指します。


ステージ前に、会場でついたばかりの“きなこ餅”を、おいしくいただきました