新宿区曙橋コタン前哨戦Z世代との対峙
2024年03月30日 | カテゴリー: 山木康世
久しぶりの地下鉄曙橋駅。今日は新旧織り交ぜての長い一日になりそうだ。
昼下がり中野の駐車場を出るころ、空は雨を降るのをやめて南の空に青空を見せ始めた。この分だとこの先は晴れだなと持ってきた傘を車において、GibsonB25、ハモニカ、カポを持って普段と少し違って身軽に出かけた。もちろんノートpcは忘れていない。
先ず大学生Tくんと喫茶店で落ち合う予定である、彼の論文取材のためのインタビューを受ける。「山木康世とフォークの時代」がテーマなので孫のようなZ世代と言われる人との会話に胸が弾む。予想以上に僕の作ってきた歌に詳しく、かつ彼なりの考察に舌を巻いた。ずっと昔の自分のその頃とは雲泥の差があるZ世代の現代に生きる力を感じながらの会話の交流は本当に面白いものがあるなと一生懸命応えた。 Tくんは新譜ジャーナルまでバッグに忍ばせていた。まだ彼が生まれる前の昭和の僕の青春時代の詰まっている雑誌である。その時代を僕や僕の作ってきた歌から探ろうとしている令和の青年は何をか思わんである。
今一番会いたい人が何せ山木康世だったので少々面映ゆかった曙橋のコタンへ向かう足取りは妙に軽かった。
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