となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

墨田区両国亭のこったのこった

2024年04月23日 | カテゴリー: 山木康世 

ナヌー?
案の定幕は開いておりました。あれほど音を出してから幕を引いてくれと頼んでおいたのに、意思が十分伝わっていなかった。まぁ良いか、幕は2度引かれることもある。幕が開いたからといって二度と戻ることややり直すことが出来ないわけじゃない。それよりも気を取り直してレッツゴー。
今日の目玉はキラキラライトなのだがお客様の目を刺激しないよう横向きにセットする。そして恋人のように寄り添って春の雨、濡れていこう春雨じゃー。
思わず勢い余って前のめり。勝ったと思ったら、先に足が出ていて負け、勇み足ということもある。良いことを教えてくれる相撲の組みて。
普段は寄席が行われている両国亭、弾き語りはおそらくいないだろうと自負している。
高座(こうざ)とは 説教や演説などをする人のために一段高く設けた席。特に寄席で、芸を演ずる場所をさす。 とある。
日常の中で何か言いたくて弾き語りをしている。説教や演説ほど大上段に構えずにメロディという衣を着せて内なる言葉を油で揚げる唐揚げのようなものである。カリッと噛んだら旨味が口中に広がる。そしてそこに美しさを見出す。やはり音楽であるので美しさが必要であるな。
だいぶ高座に上がる構えが備わってきた。2時間休まず演じて腰を上げて高座から降りるときには気をつけなければならない。油断すると転げ落ちる危険が潜んでいる。てなわけで、アンコール終わるまで幕は引かれず本日は高座にいたまま終わらせていただきました。
お集まりの皆様、一段高いところから失礼いたしました。
明日は池袋ムーブメントスタジオでお会いしましょう。

次回の両国亭ライブは5月22日です


高座に胡坐をかいてのライブです