メルマガ1001号に寄せて
2024年05月14日 | カテゴリー: 山木康世
めでたく1000号を突破した。昔のように長文を頻繁に書かなくなったとはいえ、若い頃には考えられなかった術である。30代の頃,新譜ジャーナルへの月イチの寄稿文にあくせくしたのが嘘のようだ。締め切り1週間前から胃が痛むほど悩んだものだ。
今は言葉を文字にする端末が格段に飛躍して、淀みなく文章にできるようになった。インターネットの普及によりいつどこでも繋がっていれば即気持ちを伝えることができる。そして双方で言葉のやり取りをできる。
若い人は圧倒的にネットに慣れていて、スマホを自由に使いこなしている。まるでそこに友だちがいるように心を通じ合わせている。
僕らはまだ機械というものを通してやり取りしている感を否めない。そうではなく空気のように電波を通して通じ合っている。
そこで配信(心)の件であるが、今までは一方通行のように有料で音楽や僕を見て聞いて楽しんで感じてもらったが、どうだろう、お客様同士の交流を持ち込んでみるという試みは。つまり例えば「心に冷たい雨が降る」を聞きながら、あーでもないこーでもないとその時の感情をやりとりするのである。複数であっても面白いかと思う。これは決して会場の方には流れない。メルアドの公開、交流を楽しみながら音楽を聞いてもらう。思い出を語るもよし、雑感を述べるもよし、夢を語るもよし。そうすれば今まで聞くだけの姿勢がグンとポジティブになって元気になること間違いなし。
環境や心情が整えば今すぐにでも早速試してみたいと思って筆を執った記念すべき出発の1001号に寄せて。
今に生きる楽しみ喜びを大いに感じよう。あなた次第の心次第できっと配信は配心になる。