となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

福岡キャバンビートにぞっこん

2024年05月16日 | カテゴリー: 山木康世 

コロナ騒動の前の頃なのでもうかれこれ4年くらい振りだろうか。店内に貼られたビートルズ関連のポスターが一途な音楽の店を物語る。おそらくマスターの趣味であろう。このようにはっきりした主張のあるお店はココロが集中できて非常に宜しい。
50年もやってきたのでもう引き返すこともできない。なんとか気持ちを一つに音楽に邁進するのみだ。歩いてきた道の後ろには道ができる。その人の道ができる。前に向かって藪をかき分けかき分け、また道が続いてゆく。
何と言っても音響が素晴らしい。演者の気持ちに寄り添って何気ないエフェクトや音のキメの細やかさを十二分に知っている。大胆にして繊細でなければお客様を前に2時間も音楽はできない。人と人が寄り添って音楽や声を介してなんとか一つになろうと聞き耳を立てて、自分の過去と懸命に話をしている。そこには日常にない独自の世界を醸し出す。それをお助けするのが音響やさんなのである。スイッチひとつで微妙な世界を脳内に作り出し、聞き手の独自の感情を作り出す。
デジタルの世界は音楽を一変させた。モヤモヤや曖昧さを、まるで目の前の霧が見事に晴れ渡るようにスッキリさせた。
梅雨の前の5月の爽やかな陽気は本当に心地が良い。適度な湿度と温度が相まって僕に心地よさを連れてきてくれる。ニュースを聞いたって面白くない。スマホの囁きもお気に入りも太刀打ちできない季節のダイナミックス。
やがて蒸し暑い夏本番が目の前だ。南国九州つかの間の初夏、川でカモものんびり頭を突っ込んで食事中。お尻と足が見えてるよ。
みなさまお忙しい中ありがとうございました。もう一日福岡滞在です。大名MKホールで今夜も幸福なひとときを過ごす予定ではあります。よろしかったらご一緒に。

キャバンビートから初めてのライブ配心

今日はリクエスト曲を中心に


背後の絵は「黄昏のビール」のジャケットの元絵? 似ています、ビックリ