福岡大名MKホール長い時間かけて作り出した豚骨スープの味
2024年05月18日 | カテゴリー: 山木康世
福岡の街は何かとお世話になった街である。
元才谷音楽事務所社長、スタッフの面々が全員福岡出身だった。キャンペーンやコンサートで福岡を訪ねると、本当に大歓迎を受けたことを思い出す。特に活気のある夜の街は、希望のある未来を感じたもので、デビューという輝かしい若き日々の良い思い出である。今でもその時代の元気さを受け継いでいる感じがして頼もしい福岡である。
旧くて新しい街、福岡、僕にとって大切な街の一つである。
おそらく大名が多く暮らしていたので、この町名がついたのだろう。人口は札幌よりも少ないのだが、街の持っている元気さは上のような気がする。県民性も加わって九州人の大らかさと素直さが良い感じで街づくりに反映されているような気がする。メディアも個性を大事にして独自の文化創りに励んでいるような。
何度もふきのとうは福岡でコンサートを行った。打ち上げの仕上げによく屋台のラーメン屋さんに行った。豚骨スープの味もそこで教わった。札幌ラーメンとは趣が異なり豚骨の濃い味わいが独特で印象的だった。
一人になって初めてホールコンサート。その時照明を担当した方が会場に来てくださった。アンコールは感激で涙ものだった。何度もステージをこなしてきたのに、一人で成し終えた安堵と感動で涙が出てきたものだ。もう30数年経過しているのだが、両者のココロは昨日そのものだ。
長いことやっていると歌だけの単純な出来や思い出だけではなく、得も言われぬ色合いのステージが出来上がる。時間の経過というものの成せる技である。
50年音楽人生の成果を出せて幸運だった。みなさんに感謝いたします。お忙しい中ありがとうございました。