「永遠に在れ 僕らの青春に乾杯!」
2024年06月02日 | カテゴリー: 山木康世
札幌に来て以来初めての青空。4日間待ちわびた。これから中山峠を越えて噴火湾を左手に南下、母の故郷思い出の町函館へ向かう。
昨夜の道新ホールには久しぶりに音楽仲間が集合。良い一日だった。
1963年に北海道新聞社のビルが建った時に、同時に道新ホールは作られた。僕は中学2年生である。まだギターというものに興味を示す前の頃の話だ。1965、2年後にギターを手にして虜になって60年ほど前の話だ。テレビ塔が建って町の火の見櫓がなくなって、札幌が徐々に近代都市へと様変わり、僕も多感な時期を迎えるわけ。
道新ホールには学生の頃何度かフォークソングクラブ定期演奏会で足を運んで、自分たちで切符を売って運営した。あの頃、大通公園を真下に見ることが出来た楽屋は洋室と和室に姿を変えていた、
町の中央にある、新聞社のホールということで、何かしらの文化の香りを感じて良い気分で演奏会をしたもんだ。いつも満員御礼、札止めという演奏会を思い出す。
この日のお題目は
「ありがとう 道新ホール」~永遠に在れ 僕らの青春に乾杯!~
出演 山木康世/佐々木幸男/みのや雅彦
ゲスト 手風琴/工藤忠幸
お別れの日に大勢の人たちが集まって僕たちと一緒にホールの別れを惜しみつつ感謝の日となった。
このような北海道在住の音楽仲間とともに過ごした日は久しぶりである。楽屋での話は一様に健康の話である。同じような年齢を迎えて一番の関心事はこれにある。健康一番である。自分たちの手作りの音楽を携えてホールいっぱいに音のシャワーである。平和、健康、つつがなくさらなる平穏の日々に音楽は貴重である。
ビルは少し離れたところに建てられ、ホールはなくなるという話だ。寂しい感じもする。時代の流れなので仕方がないとは思うが、自分たちの成長とともに移りゆく町で存在感のあった
中堅700名収容の道新ホールは6月いっぱいで姿を消す。
本当に長い間ありがとうございました。ご苦労さんでした!
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