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東京都新宿区/あんさんぶるStudio音に降る雨は思い出通り雨

2024年06月29日 | カテゴリー: 山木康世 

梅雨なのだろうが大きな雨粒が間だんなく降り続く。
しかし気温は低めで涼しいくらいだ。
あんさんぶるStudio音の思い出に雨傘はいらないくらい晴れや曇りの中、荷物を運び入れた記憶しかない。副都心の都庁を初めとする高層ビル群が今日は雨に煙っている。
都知事選挙が来月7日に行われるが、果たしてこの国は大丈夫なのだろうかと候補者の雄叫びを聞いてつくづく思った。
50人を超える候補者の実態を見て唖然としてしまう。NHKが放送する政見放送、これはお笑いよりも面白いテレビ番組だ。自社をぶっ壊すと口を揃えて雄叫び。それを甲斐甲斐しく手話通訳しなければならない人の哀しさよ。こんなイベントのために税金を取られて、魔法を信じて生きてきた。しかし予想するほど良い街作りをする長はいなかった。世の中まさに有耶無耶色なのであるな。
香港で82年に「思い出通り雨」が大ヒット、しかし歌っているのは「ふきのとう」ではなく、地元の女性シンガーの歌う「思い出通り雨」。
そのころ北海道に住んでいて、まだ現役で「ふきのとう」活動中。そんなニュース聞かないで過ごしていた。10年ほど前にYouTubeで知った事実。花束を抱えて一人の女声の歌う「思い出通り雨」大喝采である。若い頃東京で作った歌が海を超えて見知らぬ人たちに愛されている。そしてその女性シンガーの人生を変えた「思い出通り雨」
この歌は82年Hong Kongヒットベストテンに香港の人たちの記憶に残っているはずである。
そこで考えた作者の歌う「思い出通り雨」を聞こう日本音楽ツアーHong Kong。
今の時代は巨大なものと、超個人的な狭く深く自分だけのお宝が共存する時代。選択するのは個々人の自由にある。
新宿の小さな一室で行われている音楽会。そこで一人の人が興味深く耳をそばだてている。自分が若かりし頃に心打たれた「思い出通り雨」ギターによる弾き語り。やっとたどり着いた心の原点。静かに人知れず涙していた。
そんな妄想を表に出たら夜がかき消していた。雨は上がったようであるが、すでに日は落ちている。夏至から数えて1週間、本格的な夏がやってくる。

雨の西新宿ライブ、ありがとうございました

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