京都SOMENOKYOTO御礼
2024年09月01日 | カテゴリー: 山木康世
ニュースによると台風は関西を直撃、てんやわんやの世界を予想半分だったりしてたが、なんと朝には青空が見えている始末。どこへ行ったんだ台風。どこにくるんだ台風。時速15キロから10キロに落ちて迷走中。
ソロになって初めて京都でライブ、会場は都雅都雅。お店の人、大阪からのスタッフ一同天井に据えられたテレビ画面を食い入るように見ていたあのときの台風は真っ直ぐに京都に向かっていた。刻一刻と京都上空に迫りくる自然の脅威を恨み節で見ていた。
「こりゃあかんわ。できてもみんな帰ることもできんわな。中止!」
あれから30数年、情報過多時代における自らの対処をいかにするかの大事さをえらく痛感した。なるようにしかならないし、なすようにしかならない。一つ一つの適切な判断や決断が連続されて良い人生か、悪い人生かを決めていく。ツキという言葉も不思議な現象だ。ゲームや麻雀などをしているときに訪れる言葉では説明できないツキがやってくることに度々遭遇してきた。まるで神様による采配に支配されるひとときのようだ。このツキを持っている人は多数存在する。自らが招いた結果なのであるが、人それぞれが考える将来の姿はいくつもあって、悲観的か楽観的かでもずいぶん変わった未来像があるだろう。
世界地図で見れば小さな島国に過ぎないが、そこに住む人間はもっと小さくゴミやホコリのような存在だ。しかしそのゴミやホコリが考えて起こした行動の結果が世界地図なのだ。スーパーコンピューターがいくら逆立ちしたって届かない自然や宇宙や時空があるということを肝に銘じておこうと更に思った。
その道の専門家がよってたかって導き描き出した台風の進路であったろうが、他にも存在する風の行方による速度と方向は少し間違って想像して緻密過ぎる情報がみんなの頭の中を専有してもてあそんだように見える。
晴れ男超健在ぶりを遺憾なく発揮した関西ツアー初日の我の天晴な行動に決断に拍手、
詳細な予想地図よりも、現在の空の色をもってして訪れるであろう目の前を予想するのも悪くない。
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