大阪府高槻市/福寿舎「蔵」における所感
2024年09月02日 | カテゴリー: 山木康世
台風10号のニュースが気にかかる中野の朝、東名、新東名、名阪そして京都入り。静岡過ぎあたりからニュース通りの天気予報。浜松、名古屋、松阪とゲリラ豪雨である。気持ちはこりゃ台風、間違いなしか、やれやれ、この先如何様な展開に天の采配があるのだろう。
浜松では先日亡くなった中本輝美さんのことが頭を離れず、まさに涙雨かと窓を叩きつける雨を横目に会っておきたかったなぁと反省す。
しかし天は我を見放さず、台風の速度、進路の変更。鈴鹿を過ぎた頃には雨は上がって、京都では曇った穏やかな夕暮れ。その後大阪、そして高槻と、やがて台風はものの見事に太平洋へ熱帯低気圧と変わって消えていった。
できることなら長生きしたい。それも医者いらずのクスリはリスクをモットーに自分の足で行きたいところへ行ける幸せを感じていきたい。幸せは青空の彼方から、どこぞで聞いた一節だが、まったく天の機嫌は大事である。気の持ちようで一日が変わってくる。若い頃と同じような心のときめきを持ち続けたい。
50年自己流音楽人生。ひとえに周りの人たちの理解と、この心のときめき感があったからこそである。
福寿舎「蔵」は色々と教えてくれる。無くしてしまったあの頃や、共に生きていたあの人達の思い出や、人が集まってそこにそれぞれの今の思いの息遣いや、工夫次第でより快適になれるという自分の意志を何も言わずに語りかけ教えてくれる。
自分の歌の尺度や物の考え方の再確認は必要だ。
関西ツアー3日間で延べ50曲以上を演奏、歌わせていただいたが大事な大事な3日間だった。
9月に入ってようやく暑さも収まって、田んぼにたわわに稲穂が実る頃と昔の人は考えた。地球沸騰などという物騒な言葉も出てるほど、地球も生きている。そこに住む自分は73年お世話になっている。いっときスマホを離れ、せめてロマンとしてでもいいから、天を眺めて「秋」の訪れを有り難み、楽しんで毎日を過ごしたい。
みなさま3日間、共に楽しかった。有難うございました。
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