東京都北区スタジオ・アンダンティーノ 第3スタジオ(1階)でネコヤナギ
2025年01月23日 | カテゴリー: 山木康世
北区の、ここは田端といった方が頭に浮かんで気安い。滅多に用事のない北区なのでなおさらである。その上東京の北区が東区、西区、南区がない分イメージしにくい。今でも北区の中心はどこと聞かれても応えにくい面があるのでなおさらだ。北は荒川を隔てて埼玉県川口市に接する。川口と言えばキューポラの街だ。江戸時代にはサクラ、紅葉の名所だったとか。明治に入って軍用地として利用され火薬庫など重要な地区として発展した。
駅前風景は一端訪れると印象深い景色が広がる。北口改札を出ると「田端文士村記念館」が飛び込んでくる。多くの文士たちがここに住み着いて作品を残した坂の町。目の前からすぐに見えるアンダンティーノだが、行き着くまでが少々遠い。右に行くと記念館をグルリと迂回する坂道を選ぶか、左を行くと近いが急な階段を選ぶかの二通りがある。中々に興味深い選択である。健脚丈夫な若者は階段、ほかは迂回路が良いだろう。しかし大して変わりはない。あるとすれば肉体的に苦痛を伴う人にとっては迂回路となるだろう。しかし少し距離がある。人生航路になぞらえると面白い。
広めの駐車場が会場のすぐ横にあるので使いやすいアンダンティーノである。今日はあいにく着いたときは満車。しばし考える。「どうしたものか?少し様子見で待ってみようか。それとも周辺を探した方が良いか?」結局道ばたに停めて待ってみた。予想通り一人のお客さんが急ぎ足で駐車場に戻ってきた。待つこと3分、精算を済ませて出て行った。すかさず右にハンドルを切って中へ。予想が当たって足取りが軽い。今日は良い日だぞ。
1曲目は♪ずっと待ってた♪の「WaitingCircle」自分で自分の道を予想を立てて切り開いてこそ価値がある。他者頼りの道は楽かもしれないが面白みがない。「西陽の中を」「MoonnightCarnival」と続いて「冬の華」「春の雨」など10数曲、アンコールレゲエ調「風来坊」そして「長距離運転」で幕を閉じた。
今日は本当に春近しという感じの陽気だったが、陽気の良い日は進んで歩いた方がいろんな発見があって面白い。会場近くの坂道に面した立派なお屋敷の庭に「ネコヤナギ」を発見、次回此処を通りかかったらどんな柳の木になっているのか楽しみである。因みに名前の由来は銀白色の産毛のようなつぼみが猫の尻尾に似ているからだそうだ。
明日からは関西、名古屋と出かけてくる。YAMAKINGSONGS何曲を歌えるか楽しみだが、「今」を感じることのできる弾き語り、並びに配信にめよう。
本日はみなさまお忙しい中、誠にありがとうございました。
コメントする