月は輝いているか?
2010年03月04日 | カテゴリー: ミュージック・コラム
問題の先送りはだいたいに於いて良いことはない。
政治家の先生も討論の結果、善処いたします、などと言って先送りがあったりする。
みんな善処しようと懸命なんだ。いずれにせよいつかは答えを出さなければいけない。
出してから状況を見ながら変更を加えて良い結果を出すというのも一つの手だ。
何か答えがなければ、そこで皆が待機ということになり一歩も前に進まず停止状態となり何も生まれてこない。
確かに慎重を期するのは悪くはないが、何もせずにただ時間だけを無駄にするのでは意味がない。
それよりも先ず決断して方向性を確認して歩き出す方がよほど時間の使い方としては賢い。
「私の人生を返して」と言われたら、「今更そんなこと言われても仕方がない」と答えよう。
人生というステージの先送りをしてきたのは二人の責任。
何も自分だけに責任があるわけではないと逃げよう。
限られた時間の中ゴールに向かってみんな同じように歩いているだけ。
先に行った人間も遅れてきた人間もみんな湖の見える畔でちょっと一服。
夜空には満月がかかっている。
明日になれば南風が吹いて桜が一気に花開くそうだ。
桜は先送りなどしないで、毎年同じように花の綺麗さを教えてくれる。
明日行く道が分からなければ、夜が明けてから道ばたの道祖神に聞くというのも悪くない。
◆いい人生を送るコツは、好きなことをするんじゃなく、することを好きになること。〔アメリカことわざ〕
君の夜空には月が輝いているか?
(山木康世)