こどもの目
2016年05月05日 | カテゴリー: 山木康世
五月の良い風が吹いている。山や畑の雪はまだぜんぜん溶けきっていない。泳いでいるはずの鯉のぼりが泳いでいない。それどころか高いポールの先、ロープとポールに絡みつき、まるで鯉のぼり干物の如く日に当たったままだ。
役所から帰ってきた父は神妙な顔つきで地面を掘る。やがてポールは重力に従って徐々に倒れてくる。父は同僚とポールを支えて、母が鯉を優しくはぎ取って元の魚にもどす。そして今日はもう遅いので、全部収容してしまう。
今日の鯉の滝登りは終わり。また明日泳いでもらうわ。
こんな光景をなぜかはっきりと覚えている。大人の不覚、無様、悔恨、今日はこどもの日だから許してあげる。と言ってニヤニヤしながら見物していたこどもを後に家の中に消えていった大人の背中をジーッと見つめるこどもの目。
コメント(5) to “こどもの目”
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おはようございます。
日と目、まさか間違える訳ないかって読みました(笑)
鯉のぼり、広~い場所で泳いでいるのは見ても気持ちいいものです。
そんな鯉のぼりには縁が無かったですが、こどもの目には今も囲まれてます。
大人になれない何も語れない人達です。
何年か接している人達には、微妙な目の表情で、分かる事もあるらしいのですが、私は分からないので、へまをやってはごめんなさいです(笑)
その輝いている瞳に見られていると思うと、ちゃんとしないと と、いつも思います。
その目には、浄化作用もある気がします。
その役目を果たす為に その人たちは子供のままでいるように生まれてきたのかなーと思ったりします。
なので、大切にしたいなーと思って働いています。
こんにちは!五月晴れのよい子供の日ですね!
鯉のぼりはウチにはありませんでした。
団地だったので立てる庭がない・・(汗)
鯉のぼりのある家が羨ましかったです。
ところで山木さんのお宅は毎日鯉のぼりのポールを立てたり下ろしたり、鯉をしまったりしていたんですか!!??
というか、鯉のぼりってそういうもんなのかなー。
雨の日も風の日も、立てたら1ヶ月ぐらいそのままにしておくのかとばかり思っていました~(スミマセン、無知で)。
柏では「端午の節句」が聴けるのでしょうか。
鯉のぼりの干物を優しくはぎ取って元の魚に…
目に浮かぶようで、ほほえましく思いました(*^^*)
大人の背中とこどもの目。
子供のころの光景ではっきり覚えている場面、あります。
覚えている出来事と、覚えていない出来事
人間の脳の仕組みはどうなっているのでしょうか。不思議です。
花心さん 役目を果たす…そうなのかもしれませんね。
持ちつ持たれつ、それぞれの役割があるのだと思います。
私も柏WUUに参加できることになりました!
とっても久しぶりです♪ とっても楽しみです(*^^*)
葉っぱちゃんに連れて行っていただきます。(方向音痴なので頼りになります。ありがとう!)
山木さん 皆さん よろしくお願いいたします!
山木さま、ご無事で安心しました。
鯉のぼりは、この辺りでは、おじいさんが朝上げて、夕方下げているようです。
お父さんは、朝出勤して夜帰るから、下げるのが遅くなる時があったのですね。
「子供の目」は、大人をよく見ておりますよね。
山木少年は、特に、よく見ておられたのでしょう。
スタッフダイアリーの画像、ありがとうございました。
最終日、山木さまの「復興前夜」を、地元の方に聴いて頂けて良かったです。
地名がたくさん出てくるから、込み上げてくるものがあります・・・
その土地を見て回られた後でしたら、思いも格別ですね。
まゆきじさん、葉っぱちゃん、柏WUUに行けるの?
良かったですね!!!
たっぷり、山木さまの愛情に包まれて来て下さいね!!!
鯉のぼりの泳ぐ風景が
のどかで好きです
5月にはメロディーの曲がいつも
心に流れていて
綺麗なグリーンの映像が浮かんできます
だから
この日を記念日にしてしまった
実は…
もう○○回目の結婚記念日(^^;;
新婚旅行も北海道って
あの頃迷いもせずに決めてたっけ(^^)
山木さんの音楽は
季節毎の水彩画
どの時代にも寄り添ってくれていました
日常に彩を与えてくれました
明後日の柏
楽しみでーす
そして
まゆきじさんにも会えますね
葉っぱちゃんとは、いつも楽しくライブで
お話させていただいてます(^^)
よろしくネ(^_^)