となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

春日井市/カフェ・カレドニア御礼

2022年03月07日 | カテゴリー: 山木康世

抜けるような弥生の青空の元、東名を浜松から春日井へ向けてひた走り。100キロの道のり、今日は風が強くてハンドルも時折取られそうになる。途中で「コロナワールド」という大きな看板に目を奪われる。この時期何かと騒がしい企業であったろうな。
「野良犬HOBOの唄」で冒頭を飾った「シルバーランドのテーマ」は音楽活動の中でも強烈な印象があって、今でも語り草の曲である。30歳の節目の年にはいろいろなことがあった。ふきのとうをやりながらソロ活動でアルバムを作るという長年の夢を果たすことができた年である。
春日井のオープニングは「シルバーランドのテーマ」のレコードで始めた。冬の美原が舞台で、徐々に朝が明けてゆく風景を音風景に願いを込めた。アレンジャーの瀬尾一三氏は見事に、いやそれ以上の世界を作ってくれた。SONYの大きなスタジオ集まった総勢20人ほどの音楽家の元、新しい朝の始まりである。
ニュースでは流氷に現れ見える蜃気楼が紹介されていた、いつだったろう、皆で紋別へ流氷ツアーに行ったなぁ。砕氷観光船ガリンコ号の操縦席にも座って、ガリガリ力強く氷を砕いたりもした。春はもう目の前である。もう少し我慢の子でいれば桜の春だ。
春分の日に本当にコロナがいなくなり、戦争も収まる。「山木康世展」でモヤモヤを晴らし、新しい朝を迎えよう。
こんな2022年のはずがない。備えあれば憂いなしではあるが、杞憂には気を付けて前へ進もう。
みなさんありがとうございました。連日の晴天の中、東京へ戻ります。

地元のおなじみさんや、岐阜、大阪、兵庫からのお客様も。ありがとうございます。

静岡県浜松市/木下惠介記念館 アートホール御礼

2022年03月06日 | カテゴリー: 山木康世

歌と花の街、浜松市は全国1、2を誇る晴れの街でもある。日照時間が平均長い静岡県は横に長く太平洋に面していて「貨物船とミカン畑」のモチーフでもある。お茶と魚の干物と果物とうなぎパイが頭に浮かんでくる。
昭和5年建造というギター弾き語りに相応しいもってこいの会場である。その頃のモダニズムを感じる。基本コンクリートであるが中は木の持つ暖かさが気持ちを癒してくれる。天井が高く懐かしいおっかない先生がいる講堂のような雰囲気の中でのLiveLibrary。
あーまたやっちまった!バッテリーの残量が残り少ないです。今すぐに充電してください。この警告に何度心が震えて目が点になった事か。先生が飛んできて「また山木やったな!」控えのスペアを持ってきてもらい自信もって、余裕こいて交換したのだが、な、なんとこれにも警告が!穴があったら入りたい心境の一つである。最後に持ってきたはずの電源コードの出番である。黒い昔風な武骨な電源コードの頼もしさよ。あー救われた。
てなわけで少々ハプニングありの浜松Livelibrary。もう一つあったのですが、これは先生に見つかっていない。故に内密内緒にしておこう。
みなさんありがとうございました。また木下恵介記念会館にて執り行う約束をしてダイアリーといたします。
天気も良くコンディションも最高だったので久方のミュージックレター「貨物船とミカン畑」楽しんで下され。

二伸 お客さんにニシンの子をかどの子と北海道で言いますかと聞かれたがないなぁと答えた。数の子はかどの子がなまったものではないかと仰っていた。後に未明のホテルで調べたら、ニシンは鰊でカドとも呼ばれて、その子がカドの子、数の子になったものとのこと。その昔には日本でもよく捕れて子孫繁栄を願って食べられた。今でも好物の一つである。

クラシックな建物に山木康世の世界がよく似合います

東京都足立区/マジカルファンタジー御礼

2022年03月01日 | カテゴリー: 山木康世

北千住は松尾芭蕉が奥の細道の旅に就いた出立の地である。江戸時代奥州街道最初の宿場である。
「行春{ゆくはる}や鳥啼{とりなき}魚の目は泪{なみだ}」
不易流行と称し変わらないものと絶えず流れる水のごとく変わるものは根本において一つであるとしたのが芭蕉の俳諧論であるとか。
人生そのものであるな。限りある時間において自分を見つめたとき、いつも変わらない自分がいる。しかし世の中は絶えず目まぐるしくめぐっている。自分というものは社会の中に生きていて生かされているもので無人島や宇宙にでも連れていかれたら自分などというものは意識しなくなるのだろう。
町の持つ景観や情緒は非常に生きてゆくために大事で必要不可欠である。故に巨大な力によって促成的に捻じ曲げられ変えられ作られる町などは本来人が住むには向いていないのである。仕事をするためにやむなく作られた町などとっとと捨ててもっと自分に向いた地で暮し一生を過ごすのが本来の「生」なのである。
この町は東京なのに良い感じに田舎である。
2回目のマジカルファンタジーであるが、僕を魔法にかけてくれる。そしてすぐに解いてくれる。なぜかホッとする良い町、良いお店、良いマスター。そして良いお客さん。誠にありがとうございました。またやりましょうぞ。
マスター、奥さん早く治くなるよう祈ってます。手づくりパン美味しかったですよ。

お江戸両国亭御礼

2022年02月26日 | カテゴリー: 山木康世

ここまで来たなぁ。なんとも演芸場の持つ安ど感が僕の心をギュッとつかんで離さない、良いなぁ!演芸をするために作られた会場は楽屋、花道、まるで墓石のように積み上げられたステージ。吊り物を考えての配慮、独特の色合いの引幕、場内の明治の大横綱梅ケ谷横綱の見事なしこ姿に心が弾む。いつもは和服に身を包んだ噺家の座っているところに、フォークギター、ハモニカ、マイク、歌う歌の基本はアメリカンフォークソング。和洋合体である。演者は古希を過ぎた。
両国という地名にずっと前から弾んでいた。橋を渡って見えてくる赤銅色の猪が冬の陽光に光っている。そこから走ること3分、目指すお江戸両国亭だ。
この1週間いわゆる江戸の下町に身をゆだねている。ここら辺の風情がお江戸の情緒、遥か昔に故郷北海道で夢見たお江戸の空気感歴史観が良い!
早速また来ようと円楽一門の演芸場両国亭を後にした。
皆さんお忙しい中、誠にありがとうございました。

♪ハッケヨイ ノコッタノコッタ♪

「山木丸」の大漁旗がピタリとはまる空間でした


手拍子ありがとうございました!


相撲の街だけあり、場内には関取たちのオブジェが

東京都江戸川区屋形船あみ幸御礼

2022年02月24日 | カテゴリー: 山木康世

~旧江戸川で宜候(ようそろー)~
家に戻ってマップで調べると、対岸は千葉県である。浦安が見えてくる。
さらに平成元年上京の頃、姉が西葛西に住んでいて一度東西線に乗って遊びに行ったことがあった事を思い出した。
会場の動かないで波間にチャプチャプ屋形船あみ幸は時折走り去るモーターボートの作った押し寄せる波にユラユラ。その揺れをギターを弾いて右に左に体を小さく揺らすことで動いてるような錯覚すら覚えていとおもしろき哉。
春間近の陽光が船内に入り込んで良い具合のライブ会場である。この陽気に誘われて睡魔という魔物が忍び寄ってくる。
今上天皇様62歳おめでとうございます。お父上に段々似てきてますね。記者会見で国民の幸福を一番に考えていると仰ってました。
キンクロハジロは目が黄色、頭が黒、羽胴体が白でその名の通りの可愛い水鳥が遊んでいる。座右の書「人生歳時記」を披露してソロになってからの水先案内人をお見せする。現代のスマホも良いけど、この書は毎日毎日の日々の歴史や言葉、知恵を授けてくださった。
みなさんありがとうございました。屋形船あみ幸さんの気持ちの良い対応に感謝です。明日25日は墨田区へお伺いします。

時折、波に揺れる屋形船。僕はゆらゆら君もゆらゆら


春の日差しに揺れるピンクの提灯。「気分だけでも」と船宿が付けてくれました

東京都江東区/亀戸升本御礼

2022年02月23日 | カテゴリー: 山木康世

女性従業員はきちんと身なりを和服に身を固めてシャナリシャナリと動き回るのに対し、どこぞバイトで来たような風来坊風な男性従業員が黒のウインドブレーカーを着てお酒を運ぶ姿がいとおかし。矢張り要TPOなのだ。果たして220222夕刻大魔が時の我のTPOは?
普段食べることのできない幻江戸冬野菜亀戸大根のフルコース如何でしたか?こんな事もなければ我も立ち寄らないし味わうことのできない無類の味わい。大小だけでは計り知れないお金の持つ一面であるなぁ。そんな歳まで来たというわけだ。そのうえ抜けるような2月の冬空、スカイツリーも天まで届けとばかりに、もうそこまで本当に春が来ている。
遠くから近くからお集りの皆様、お忙しい中誠にありがとうございました。コロナも一時出禁退散したような。階段下の上がり框の棚には恵比須様と大黒様が居たような?皆さんをお出迎えしてくれましたなぁ。良いことあるよ!
今日は走らない、動かない町はずれの水車ならぬ懐かしい屋形船あみ幸に於いて、今上天皇様の御祝Liveと相成りまする。皆で乾杯しよう、バンザーイ!!
そうら夜が明けてきた。

床の間を背に歌います


みなさんとかんぱ~い!


「升本」のおいしい料理。まずは前菜から


大根とアサリの鍋は味噌仕立て。アサリは熊本ではなく北海道厚岸産


和牛ステーキも。まだまだ料理がたくさん

江古田マーキー御礼

2022年02月20日 | カテゴリー: 山木康世

穏やかな昼間の東京、今年寅年お初のマーキーlivelibrary、つつがなく終了いたしました。梅の小枝で地味なウグイスの見事な鳴き声でも聞きたいです。
今回は配信も用意しまして、大いに今泉氏にはご尽力をいただきました。後日配信ということであっちの人には熱きliveをお伝えできると思います。
1部は「中野の歌」から始めて通常live、2部はリクエストを受けて、後半は若き日の東京での原点「麻布十番」をテーマに進行いたしました。猪鼻さんとの出会いがなければ今日の日もなかったわけですね。ダブルアンコールにこたえて「金の切れ目が縁の切れ目」
今現在は中野に平成元年から住んでいて、デビューのころ東京に持っていたイメージを思うと感慨深いものがあります。2011年の大惨事、そしてこんなにも長いパンデミックに見舞われるとは思ってもいなかった。しかしいつも音楽があって、それに寄り添ってくれるお客さんがいた。
驚いたことに今回のために遠く札幌からいらしたお客さんがあいさつに来られたことです。
お集りの皆様、お忙しい中マーキーへ誠にありがとうございました。
内藤さん、好きなギターを弾けなくて残念ですね。早く良くなりますように願っております。

リハーサル。ン十年ぶりのギターが登場!


いつもながらのリラックスしたマーキーライブ

嗚呼!麻布十番永遠なれ

2022年02月15日 | カテゴリー: 山木康世

札幌を離れての24歳の僕の原点だった六本木麻布十番界隈。
テレビ朝日からの坂道をゆっくりと降りてゆく。名前を玄碩坂という。今は全くこの世に存在していないので幻の坂。右手の崖の上には学校があったような。そして左手に見えてくる木造二階建ての森田荘が原点である。もっと降りてゆくと金魚やがあって西日にランチュウが盛んに多数群れて泳いでいた。降りきると麻布十番商店街のアーケードが広がる。十番温泉、山本理容院、登龍飯店、帽子や、煎餅や、パイコーローの美味い店。
十番は町だけではなく、僕自身の心の旅立ち界隈、今でも鮮明にあの頃の「白い冬」一色だった日々が走馬灯のように灰色の脳みそをグルグル、暇があれば味噌汁にして飲み下し独り涙しております。

皆様、永遠の友、猪鼻浩行氏の麻布十番をぜひお読みくだされ。

永遠なる麻布十番、好い街だ!

町田パリオ御礼

2022年02月14日 | カテゴリー: 山木康世

小田急小田原線とJR横浜戦が乗り入れる町田市は活気がある良い町田。
パリオは雨の日でも濡れることがない駅向かいのビルでございました。
3割美味い満州の餃子に舌打ち、本番へ臨みました。
小雨の濡れそぼる駅前は歩道橋が行き渡り空中楼閣のような風景。都民ファーストの若き男性候補者が盛んにしゃべっておりますが、空しく誰も足を止めて聞き入る人もいない。
そんな立会演説も3時には影を潜めて聞こえなくなりました。しめしめ、少し心配の外からの音が解消されました。
何と45年前ふきのとうファンクラブ会長をされていたというNさんが来られまして、覚えていますか?と尋ねられました。残念、あの頃は事務所もそこんところはこちらに連絡がない状況。会報に一生懸命携わっていたそうでありがとうございました。懐かしいですね、あの頃の19歳も今は還暦を越えたそうです。
来る3月21日は八王子松原工業ストックヤードに大集合。山木康世展が開催される予定。代表の松原氏の緊急告知もアンコール前に花を添えてくださいました。当日は販売可能なギターも数台持ち込みます。「山木康世 嶺に一輪の花 Remember 2009 Vernal Eouinax Day」と称して13年の歴史が繰り広げられるだろう。天晴な春分の日を迎えたい。今からお天気の神様のご機嫌を損なうようなことはしまいと天地神明にお誓い申し上げます。
皆様どうぞこぞってご参加ください。心よりお待ち申し上げます。

おっとその前に
「山木康世 2022222 大江戸疫病出禁祈願漫遊美食会 寅乃巻 拾壱乃章」~2並びの記念日 ライブのあとは幻の亀戸大根とあさり鍋~が東京都江東区/亀戸升本で待っている。3年に及ぶ災厄を乗り越え桜まぶしい新しい春を大いに待ち望みましょう。

ありがとうございました。

たくさんのお客様、ありがとうございました


美食会の締切は2月19日です


三島市カフェ&スペースほとり御礼

2022年02月13日 | カテゴリー: 山木康世

ホテルのカーテンを開けると、先日までの過剰なる雪情報に困惑させられた日々が嘘のような冬晴れが広がっている。
近頃、確かにテレビなどの迫る危機へのあまりにも詳細、過剰すぎる報道、情報に振り回される感じがしないでもない。ここはひとつ自分なりの行動が試される時間でもある。いわゆる「可能性」という言葉で発信者は締めくくるので、確率は50%と考えていいのである。
飲み薬の国産が急がれているが、パンデミックのような非常事態時では国を越えて世界が一つになって撲滅を考えるような思考になってほしいものである。むろん無料で世界の人間がひとつになって立ち向かう姿は美しく、対立などしている場合ではない。
雪を抱いた真っ白な富士の姿はまるで歌舞伎役者のようなお顔立ち。今しか見られぬしばしハンドルを忘れてしまうほどの雄姿に惚れ惚れである。
近頃、三連バラードに凝っている。自然に力が入り、熱唱できる伴奏である。まさに尻から脊髄を通過、咽喉からほとばしるオタマジャクシの音魂と言霊。
お忙しい中お集りの皆様、まことにありがとうございました。またお目にかかりましょう。
おめでとうカーリング日本女子チームロコ・ソラーレ!あたみしまちだ!!

新聞で昨日のできごとをチェックする朝


三島「ほとり」はこんな川のほとりに在ります。

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