2022/05/23札幌ジンギスカンクラブ
2022年05月24日 | カテゴリー: 山木康世
カレイ焼き魚定食と酢ナマコを市場で食す。ラジオカセットからは徳永の甘い歌声が。先日苫小牧の市場では吉幾三だった。こんな魚市場のBGMは吉に軍配を上げたい。
思い出の共和町会館を左手に、右手遠方には残雪の筋を残したニセコの山々が見える。更に彼方に見えるのは羊蹄山じゃないか。お世話になりました。新緑一色の岩内郡を後にする。
やがて余市の街並みが、そして高速道路に入る。小樽を見ていて感傷に浸っていたら、もう手稲だ。先ずは腹ごしらえ。Y山ラーメンが今お気に入りである。昼時に付き少し待つが手際がよく、店が一回り大きくなったようですぐにパクツク。好みのラーメンの美味さの一つに麺の具合が大いに関係すると近頃うなづきの私である。
5時半皆が集合するサッポロビール園である。羊の脂の香ばしさが緑の外まで飛び散っている。厄介なコロナもこの脂には舌を巻いているはず。紙のエプロンをしっかり前掛け、荷物は大きめのビニール袋に収めて、先ずはビールでカンパーイ!みなさん明日の時計台の盛況を祈って、今の緑の札幌にカンパーイだ。メーメー鳴いている脂の肉を鍋はジュージューと程よく焼き上げる。やはりメーメーにはキンキンのビールが一番似合う。
2時間で腹に収まった羊とビールのエネルギーでさっぽろ村ラジオに出向き大学の後輩、浅井くんと90分音楽談義をする。緊張しているのかずいぶんとおしとやかなご様子。どうぞ明日の時計台、幸せのひとときをコチコチと刻んでもらいましょう。
5ヶ月ぶりの我が家へおかえりなさい、あの大雪の平岸DARUMAが嘘のように本当に体に、精神に心地よい札幌の季節ではありんす。
静かに静かに夜が更けてゆき、そのうちカエルの合唱が聞こえてきて一匹のキタキツネが藪からソロリソロリと、そして立ち止まって白い大きな月を見ている。
岩内マリンセイラー御礼
2022年05月23日 | カテゴリー: 山木康世
ニセコ界隈の変化には驚きだった。羊蹄山の裾野と言えば美原美原と頭がいっぱいだったが、真狩も留寿都も喜茂別も京極も、そしてニセコも羊蹄の町々なのだ。まだ白樺の木々の向こうに残雪があるとは驚き。僅かな雪を求めて、倶知安から岩内に向かう峠の沿道の途中には多くの車が止まっていて何かのスキー大会が行われていた。コロナ明け5月最後の日曜、それぞれの人たちの幸福感を思ったりしながらついウトウト。
港町に着いていた。目指すマリンセイラーは確か海に向かって右側にあったはずだ。しかしあるはずがない。もう一度戻ってくる。想像した場所の向かいに確かにマリンセイラーはあった。勘違いなのであったな。思い込みの恐ろしさである。
警察の隣近所が駐車無料である。東京新橋の10分500円にはまいったばかりだったので岩内のおおらかさには人間社会本来の豊かさの一部を感じた。都会の駐車場のやりたい放題、車で出かけようなんて思わない混雑ぶりは限度を超えている。何時間も止めて迷惑をかけようなんて誰も思っていないはずだ。車社会、商売をしようと思ったら自分の店のことだけではなく、活気のある地域を目指すなら街ぐるみ、車のメーカー、国も挙げて取り組んでもいい問題なのだが相変わらず無法な無謀駐車場には辟易だ。
大勢の皆さんが来てくださってありがたい日曜だった。表現者である自分にとって、やりがいのある参加者の人数は重要である。人が集まると言うことはただそこがムンムンするだけでなく、人の魂、感覚が一つになって微妙な感性豊かな場や空間時間を共有するということも含んでいる。そしてそこに豊かな人間の心がはぐくまれるのだ。
以上岩内のlivelovely終わってすぐの早朝に思ったことなので、多少気まぐれかもしれないので、あまり多くの人に言わないでほしい。岩内。
みなさんお忙しい中ありがとうございました。
ジンギスカンで体をあっためてやる気、元気を時計台に持ってゆく2時間の旅の準備を始める。
※この記事を書いたのは5時過ぎだったがWi-Fiがつながらず今に至った。少し時間差があるのでご了承を。
倶知安中小企業センター御礼
2022年05月22日 | カテゴリー: 山木康世
あいにく美原の桜はまだでしたが、残雪の羊蹄が勇姿で迎えてくれました。学校の跡地も分からないほどに自然に帰っておりました。月日の経つ時間の長さを見せつけられる思いでした。
2010年以来の倶知安の町。美原から約30分の距離です。岩内からの高橋おじさんもすでに駐車場で待機しております。どこから来たのですかと聞いたら無言でした。言わない。
ほどよい広さの会場は概ね満員でした。
美原時代の知人、兄と同じ年歳の藤田さんが美味しいお菓子を差し入れしてくれた。会場の近くにいるので時間になったら歩いて参加するよと。
美原小学校最後の校長先生菊地さんも「静かに水の流れが岸を削ってゆく」を持って来てくれる。
学生の頃初めてフォークグループSamonelikeyouを組んだ。そのメンバーの田中君が顔を出してくれた。通称オコッペ、懐かしい50年ぶりの再会だ。
共和町からは、その昔何度もお世話になった宮崎君が「孫ができてかわいいよ、ギャラガーのギターを買った」と後片付けを手伝ってくれました。
バイクでかけつけてくれた恵庭からの多田君には何かとお世話になりました。
特別な思い出の地美原の隣町、倶知安の2時間はあっという間に充実で終わりました。内地からのご参加者も増えて、北海道ツアーもさらに盛り上がってまいりました。お天気も上々のようで西の彼方の空が良い感じのオレンジ色に染まっており明日の晴れを予感させてくれる。デント構える羊蹄山が頼もしい。
みなさまほんとにありがとうございました。
今日は虎杖浜と双璧のタラコの町、岩内へ歩を進めます。
苫小牧市三星ハスカップホール御礼
2022年05月21日 | カテゴリー: 山木康世
予報では、この先当分晴れとあったがホテルを出ると、どんよりと雲が低く垂れこめて、今にも雨が来そうな肌寒い苫小牧の朝。
港町苫小牧の魚を食べに市場へ。道産子としてあまりピンとこない港町というイメージ。果たしてどんな魚が食べられるか。マツブと本マグロ刺身をいただいた。名に恥じない美味さだった。もしかしたら北海道ツアーで一番の味だったりしてと幸先のよさに合点する。
そのうち天気も回復、西の空には樽前山が見事な姿を見せてくれる。
ふきのとう時代もあまりコンサートが行われていない苫小牧。
デビュー当時、札幌のデパートで行われた即売会に、たまたま訪れた男性客が中学の息子の土産にと買った「白い冬」が今でもつながっているという喜びと奇跡のような長い時間を感じた日でもあった。昭和、平成、令和と時代は確かに変わってきたが、強くたくましく美しい歌は未だ両者の心の中に脈々と生き延び息づいている。
どうぞお元気で今はリハビリに励んでください。
会場である三星ハスカップホールから遠方によく見えた、そびえる雄大な樽前山のように、この先もたゆまない力強さと希望のような歌の人生を歩んでいきたいと強く思った初日、苫小牧はつつがなく充実のLIVElibrary。
お忙しい中みなさん誠にありがとうございました。内地の方のご参加も格別に嬉しかったですよ。
明日は羊蹄の裾野倶知安、星空の下、美原の山桜はどんな夢を見ているか。
千葉県柏studiowuu御礼
2022年05月16日 | カテゴリー: 山木康世
LIVE前、寿司屋に立ち寄った。以前は必ずと言っていいくらいマグロのトロ系を食べたもんだ。主に脂濃いものが口中に広がる食感が好きで頼むことが多い。だがこの日はなぜか脂系は注文しなかった。その代わりっと言っては何だがナマコ、ツブ、筋子、松前漬け、塩辛など、トロ系はなしだ。特に塩辛の軍艦巻きは今一番のお気に入りだ。体が欲している好みが普段と少し違うのが分かる。中トロ一貫250円は良いところだろうがなぜか頼まなかった。
今日の柏wuuは良い日だった。普段出会うチャンスの珍しい1960年生まれの昭和のレットイットビーとフレンドというお二人さんが我が子3人をあやしてくれた。風来坊、運命河、やさしさとして想い出としてを楽屋のスマホで出番待ちの時間まで見ていた。
3時半お約束の時間に始まった。あっちの人たちは、こんな感じで普段配信を今か今かと待っているんだ。お二人さんはよどみなくつつがなくあやしてくれてほくそえんで階段を駆け下りて生の現場会場へ扉を開く。勉強になりました。配信をこのような感じで受け入れることは今までなかったので今日の柏は何かが違っていたはずだ。
昼間の寿司屋の味の好みの変化とお二人さんの参加による場の空気感の変化が夕刻の柏の生の僕にしてくれたはずだ。
近頃は選曲していても順番を決めていない。その時の脳の趣に任せている。まさにLIVEしている。すべてがつながって連続している2時間。良い2時間だった。ソロ30年に相応しい2時間だった。筋書きのないドラマは面白くて時間を感じさせない。
お忙しいなか、こっちのみなさん、あっちのみなさんいろいろとありがとうございました。今日の柏studiowuuは如何でしたか?
常磐道に天からフロントガラスに落ちてきた雨粒も数えることができるほどの少数でワイパーもお休み。やれやれと日の落ち切った家路を急ぐ車列に歩調を合わせて帰路に就いた。
緑輝く皐月 風のシンフォニー 年内もう一回柏でできそうだな。
東京都杉並区ShowBoat御礼
2022年05月12日 | カテゴリー: 山木康世
ふきのとう時代「アンコールは儀礼的すぎるので今後行いません」なんて宣言をしたのだが、翌日のと或るステージで不評、不自然で取りやめになった経緯がある。
アンコールはお客さんのもう一度お姿を見たい、歌を聞きたいという要望の現れであろう。
そこでお客さんは本来なら十八番を聞きたいはずで新曲など望んでいなく自分も一緒に口ずさみたいと思うだろう。
「そんなこんなで本来はキャリア50年近くになるベテランの選曲は空で熱唱できるものを歌うのでしょうが、人生は挑戦です。失敗や間違いなど恐れてはいけない」などとぬかして本人もまだ不確定な「落日」を歌った。
この行いは間違っているかもしれない。しかし100人が100人同じような考えでアンコールをする必要などないのであるな。
人生はいつも本番。アンコールの入る隙間などなくて構わないのであるな。
しかし時と場合により前言撤回、舌の根の乾かぬ内にアンコール。一番本人がやりたいアンコール。それで良いのだ。
お忙しい中、身勝手なLiveをご清聴、誠にありがとうございました。
札幌出身の堀田さん、良い音でしたよ。アンコールでまたやりに行きますよ!
純情商店街とセントラルロード
2022年05月11日 | カテゴリー: 山木康世
高円寺と言えば中央線お隣の町。しかしあちらは杉並区こちらは中野区。
江戸時代には将軍様の鷹狩りの地として有名で、御殿まで建てられたという。そのころのうっそうたる森の風景を想像してみる。それ以前には源頼朝ゆかりの社の氷川神社。桃の木が多くあり、それは後に中野へ移ることとなる。当時は花見と言えば桜ではなく桃だったかも。中野には「桃園」と呼ばれる地区がある。
学生のころはフォークのメッカとして音楽関係者には名高い街だった。おそらく吉田拓郎の「高円寺」が地方の学生連の脳に刻まれたものであろう。何かと日本のフォークの店があって、学生時代一度上京した時これは訪問せねばとお尋ねしたが、時間が遅く生憎閉店していたのを覚えている。
高円寺駅南口にある氷川神社境内に日本で唯一の気象神社があるという。晴れ男参上という構図か。夏になるとここの街では高円寺阿波踊りが開催されて大いににぎわうという。
若者の街というイメージだが今夜の高円寺は如何に?
横浜市イギリス館(旧英国総領事公邸)御礼
2022年05月07日 | カテゴリー: 山木康世
~風薫る五月 ムーンナイトカーニバル~
若かりし頃言われたもんだ。「雨の歌が多いですね」それほど雨の日が好きなわけではないけれど、雨「AME」という言葉の持つ響きが好きだったのかな。
その反動というわけではないが、人生途中から「晴れ男」のありがたい異称を持ち始めた。確かにLiveの日の晴れの確率は普通の日の晴れの日よりも多い。そんなわけで約1年ぶりの横浜イギリス館も薄曇りの晴れだった。
風薫る5月の中、赤い靴はいてたアメリカ行きの女の子をメリケン波止場から見送った。鎌のようなおぼろ月にはフクロウも腰掛けて「元気でねー」
お忙しい中みなさんお見送り誠にありがとうございました。
またここでお会いしましょう。窓の外のバラが咲き誇るイギリス館でのLiveは格別でした。
山下公園とアメリカ山公園
2022年05月05日 | カテゴリー: 山木康世
紛らわしいぞ、間違わないでください。
横浜には有名な山下公園がある。海に面した細長い公園で、横浜を訪れた人は一度は足を運んでいるはずだ。
それとアメリカ山公園という公園もある。今回の英国領事館跡はこの公園口から徒歩6分らしい。ここはバラ園などがあり、遠くにレインボーブリッジなどが見渡せる小高い山の公園である。
間違わないでください。僕も山下公園から歩いたことがないので正確なことは言えませんが、紛らわしいのでご注意を!
新宿あんさんぶるstudio音御礼
2022年05月04日 | カテゴリー: 山木康世
御礼遅くなりました。
この日も文句の言いようのない晴天、みどりの日の青空の下、新宿副都心ビル群がキラキラ輝いておりました。東京のど真ん中でありながら、すべてにおいて余裕の街づくりのようでどこかのんびりしていて好きです。頭上には高速道路が忙しく走っている。
あんさんぶるも使いやすく弾き語りに相応しい会場です。難を言えば天井からの照明が味気ないくらいです。きれいで使い勝手のいい会場にしばし心を奪われております。
明けて6日は横浜の海の見える英国領事館跡でのlive、11日は8年ぶりの高円寺Showboat、沖縄では梅雨入りしたそうですね。
お忙しい中、みなさんありがとうございました。