50年秋の扉
2023年09月24日 | カテゴリー: 山木康世
渋沢栄一の故郷、ネギで全国区の深谷市。
前回のcityboy。店内に置かれた石油ストーブのオレンジ色の光を思い出す。寒い頃だったんだな。みんな首にマフラーを巻いて、暑いオーバーを着てやって来た。何台か置かれたストーブの温もりの中歌った記憶がよみがえる。
マスターの用意してくれたおにぎり、焼きそばが寒い中やってきてくれたお客様の冷えた心身に温もりを、おもてなしというココロの形。
中野から75キロほどの深谷市。埼玉のような群馬のような深谷。deepvalleyのcityboy。早い時間のlivelibrary。
此処のマスターはカメラのレンズの世界では相当な御人のような。
何とも形容しがたい店の姿。雑多な世界が自分の部屋から抜け出してきたような、普段着のcityboy。張り切って一張羅のココロを着込んで関越を飛ばして行こう。日曜につき渋滞覚悟、多少早めに出かけよう。
50年の秋の扉、新宿文化センターまで一ヶ月を切る。
モリハナエ夏のセーター
「白い冬」レコーディング中スタッフに呼ばれた。
「ジャケット写真を撮るんで二人ここに並んで」と言われてスタジオの外の白い壁の前で記念写真を撮った。この写真が生涯ずっと代名詞のように残るとは思ってもいない。学生時代には考えられなかった音楽漬けの毎日の日々。
まさにひよっこの巣立ちの毎日だったんですね。
知人から頂いていた一番よそ行きの一張羅のセーターを着込んでハイチーズ。
荒川区三ノ輪都電カフェ御礼
2023年09月23日 | カテゴリー: 山木康世
電車の走る町は、その昔は町の人の足で大勢の人に支持されて活気を呈していた。
そしていつしか車社会になって渋滞の原因として鼻つまみ扱いされて町から消えていった。
車社会もいつしか道の整理や整備が追いつき落ち着きを取り戻した感がある。と同時に電車の持つ一途な姿が忙しく慌ただしい町に一服の清涼剤のような存在で燦然と輝きを増し始めた。都会に住む僕たち現代人が失くした郷愁感のようなものを感じさせるのではないのだろうか。
三ノ輪の町から早稲田の町へ都電は走っている。たまに市電や都電に乗るとココロがほっこりする。決して車内は静かではないしスタイルも武骨、スピードもそこそこ、駅間の距離も歩ける距離などが忘れている何かを僕に訴えかけてくる。
都電屋さんのカフェは店内に入ると電車マニア垂涎のモノや模型や写真が満載。そこで頂いた100パーセントビーフハンバーグに舌鼓。
9月のlivelovelyは荒川区三ノ輪で執り行われ、映画のセットのような都電の町は面白く楽しい夕刻で天気もまぁまぁ、良い一日だった。
皆さんありがとうございました。
明後日は深谷のcityboyでliveる。大分涼しさが増したような夜になってきたね。
大田区インテリジェントスペース「神楽」御礼
2023年09月17日 | カテゴリー: 山木康世
真夜中3時頃向かいの令和小学校設置の区役所スピーカーが突然不快な音とともに「地震です地震です落ち着いて○○ください。地震です地震です落ち着いて○○ください」と喧しい。○○が聞き取れず、こちらの方が気になり1時間ほどの誤動作なのであろうが深夜大迷惑であった。
母のお兄さんは函館近くの七飯町で画家を営んでいた。あの松太郎さんの子供である。
ポルトガルを晩年には毎年訪れていたそうだ。函館の修道院、歴代の院長たちを描いていて今でも飾られていることだろう。野幌の百年記念塔ロビーに飾られた北海道開拓大パノラマの絵画は集大成というところか。
「神楽」の植田画伯は長い間パリで絵筆をとっていたという。セザンヌやルノアール辺りが好きだったのではと、壁の数々の作品を見ながらの午後からの蒲田の「神楽」(こうらくと読む)、良い一時でした。みなさんありがとうございました。このような画廊は精神的に非常に良いものがありました。モノを創る人の喜びは時空を超えて人類共通の喜びですな。

天井まで大小の絵画が飾られたギャラリーが会場

洋画家の故・植田寛治さんのアトリエだった

全18曲のステージでした

この日はあちらこちらで秋祭りの神輿に出合いました
週末土曜日は東京都太田区蒲田/インテリジェントスペース「神楽」
2023年09月15日 | カテゴリー: 山木康世
都内における久しぶりのlivelibrary。蒲田はなかなかお目にかからない大田区の町。ずっと昔には「加万太」の名前で見られて、多摩川の下流の湿地帯に蒲が多く見られたから地名になったとかならなかったとか。「加万太」の表記好きですねぇ。
大田区の大森茶屋というお店で以前liveった思い出が。鬼も十八番茶も出花チントンチントントントンシャン。
映画撮影所があってつかさんの「蒲田行進曲」なんてのもありましたな。
東北ツアーの土産話なんぞ交えて2時間チントンシャンしてみたい思いです。
GibsonB-25も大復活、この上ないギター共々のlivelibrary、
いよいよ迫りくる「1022」を胸に秘め成功盛況祈願の心持で猛暑の行く夏を惜しんで参上いたします。
ネットで見ますとどうやら昭和の匂いがプンプン漂っておりますインテリジェントスペース「神楽」。
どうぞ元気なお顔を拝見させてください。ココロよりお待ち申し上げておりますでyasu
奥州市水沢オネスティ御礼
2023年09月09日 | カテゴリー: 山木康世
本当に1週間前の猛暑は手を振ってサヨナラしたようで過ごしやすい9月8日、東北ツアー最後のオネスティ。鈴木氏は鉛筆のような体で迎合再会、元気で互いに居れたことを神様に感謝。4年ぶりの訪問。まだ世界がコロナ騒動に巻き込まれる前の我らだったわけである。
世界の大谷もショータイム前だったのだな。
Gibson、Terry全開で2時間半を終えた。最終日に相応しい有終の美を飾れたことは何とも天晴だった。お集りの皆さん、誠にありがとうございました。
嬉しいことに実りある再会がございました。実に1976年以来の思い出を引っ提げてきた男が訪ねてきた。遠い昔、遠野という町でコンサート後、麻雀をしたというのである。よーく鮮明に覚えていて、ことあるごとに脳裏を横切って、あの風景、光景を思い出しりしていたので簡単に脳は反応。ホテルに戻って精査したら
1976年4月2日(金)盛岡
1976年4月3日(土)花巻
1976年4月4日(日)仙台市民会館
と若き日のふきのとうはコンサートで東奔西走、その合間に遠野に立ち寄ってことに及んで、俺は負けて朝を迎えたらしい。夜には花巻コンサートを迎えていたことになる。今では考えられないエネルギーである。勉強堂のベンさん共々忘却の彼方の話であるが、ベンさんはもうこの世にはいないという。俺より一つ下のT氏は思い出だけではなく、実にいい話を持ってきてくださった。
11月にWという地区でイベントをしてほしいという申し出であった。
どっこい47年前の麻雀は終わっていなかった。この日オネスティで長い時間かかったが共に勝ちを収めたようだ。
少し早いが秋風が吹いてコートの襟でも立てて再度、水沢に立ち寄ることに相成った。本当に有終の美を飾ってくれた神様に感謝御礼申し致す次第である。みなさんありがとうございました。
ちなみにあの日の勝者はツボともう一人であったというのだが、ここの思い出は欠如していた。
喉もよくなり東京へ舞い戻る次第でyasu

東北ツアーのラスト、盛り上がりました
酒田ブルースヒロ御礼
2023年09月08日 | カテゴリー: 山木康世
僕が初めて酒田に来たのは1978年10月、記憶も新しく新聞やテレビで知っていた酒田大火の話。聞くのも見るのも初めての話で、東京を立つ前に大丈夫なんだろうかと思ったりもした。
その後テレビで「おしん」の話で酒田を知って、日本で初めて木製の灯台が灯された町だと知った。江戸時代は北前船などで賑わい、コメの一大集散地年36万石で賑わったという。山の幸、海の幸と豊富だったわけで、そこに出入りする人間も大勢いて料亭なども盛んだったという。しかし地勢的に山形というより秋田という感じを今だ受けたりする。おしんの朝のドラマを一ファンとして毎日欠かさず見ていたなぁ。おしん可愛かったなぁ。
ヒロさんと白猫のシロちゃんに無事再会。変わらずに元気でおられました。
終演後、外に出ると少しヒンヤリ秋の気配を感じながら、明日は奥州市水沢、つつがなく終えようと暗い夜空に星を探した。

打ち上げ会場をパトロールパトロール
大館イタリアンレストランボニータ御礼
2023年09月07日 | カテゴリー: 山木康世
ホテルお目当てのHINAちゃんともう一匹の秋田犬ちゃんは残念ながら夏バテで顔を見せてくれず。せっかく東京からモフモフできると思っていたのになぁ。
先日大舘は日本で一番の暑さを記録したとのこと。40度が手を伸ばしてこっちへおいで誘っていたそうですが0,2度足りず、断ったそうです。
人知れず本日一番のラッキータイムは、探し求めて叶わずのサムピックが、最後の最後「風来坊」でフト胸に手を置いたら何やら固いものが。前にこの服を着て無意識にサムピックを胸ポケットに仕舞っておいたものが、いま顔を見せたということ。心中ひそかに声を上げていた。この歌にぜひ欲しいと思っていたものがヒョンなこんな服のポケットから顔をのぞかせるとは、アーこりゃこりゃ。俄然やる気が起こって締まりのある風来坊が大館の夜を占めてくれた。
打ち上げでいただいた日本酒の名品の数々。おいしゅうございました。種をすかっりお取りいただいた一口サイズのスイカのおいしかったこと。サムピックの突然の登場に勝るとも劣らない今夜のヤッターでございました。
お忙しい中、お暑い中、遠いところ、近いところ皆々様、誠にありがとうございました。楽しいひと時をありがとうございました。
明日は南下、久方の酒田,ヒロさん、白猫ちゃん会いに伺いやすよ。

比較的静かな曲が多かった大館ライブ

極彩色のジュークボックスが店内に

モダンなエントランス

縄文遺跡でしばし散策しました
二戸御礼
2023年09月04日 | カテゴリー: 山木康世
7時間の予想を大事をとって早朝8時出立。東北道をひたすら北上。埼玉、栃木、福島、宮城、そして岩手を越えて二戸の町に着いたのは4時を回っていて走行距離は実に600キロを越えていた。
宿泊先の記憶は新しく、至るところに貼られた映画のポスター、世界の三船が3枚。支配人の映画への熱い思い心意気が感じられ嬉しくなる。
そこから15キロほど離れた会場は画廊左衛門。と言っても昔の土蔵。扇風機のみでエアコンはない。ムシムシジメジメは避けられないが、ステージに置かれた扇風機が頼もしい。
ほぼほぼ満席。
「九戸政実の遺言」は10年ほど前の製作当時より出来が向上。大きな拍手をもらう。やはり詩は大事であるな。
岩見沢から来たお客さんは何と昨日奥さんに二戸へ行ってくると、苫小牧へ、バイクを船に積んで八戸へ。天晴れ。高校生のころフォークソング倶楽部の町田からの女性は、なんと深夜12時に出発、下道を来たという。おそらく17時間は下らないと思う。以前購入したタイのタクシーは3輪車でこれで下道を走ってきたという。天晴れ!
南部美人辛口純米をいただいた9月の夜はとても極上に過ぎていきました。
みなさん、お忙しいなかお集まりいただき誠にありがとうございました。
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古い蔵を改装して画廊に
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全国からありがとうございます。
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二戸市の議員、お殿様の末裔、旧家の主など二戸の皆様とスタッフ。ありがとうございました
愛の歌のカタチ 2023年8月31日
2023年08月31日 | カテゴリー: 山木康世
愛の歌を歌おう 雪の歌はきれいだ
風の歌は爽やかだ けれど愛の歌はもっと良い
この世に男と女がいて ちょうど良いバランス
体と心が窓辺で 寄り添って笑ってる
愛の歌を歌おう この世界から争いや
醜い人の妬みや 野望を取り除け
この世に男と女がいて ちょうど良いバランス
体と心が窓辺で 寄り添って笑ってる
ニッポンが大人の国にならないのはメディアのせいか
2023年08月29日 | カテゴリー: 山木康世
Z世代と言われる子供たちは僕らの孫の世代の人たちである。
個人的感想から言えば、妙にガチャガチャしていて受け狙いの目先意識しすぎの人が多いようで、複数集まると周りに配慮せず、はばかることなく大声で叫んだり、大笑いしたり。公共の場にはいろいろな人たちが集っていることが分からないような人が多い気がする。
コロナ明けの解放感ということも手伝っているのだろうが、それにしてもいかにも子供の集団だ。ネットばかり見て、まともに人と面と向かって話ができないのではといぶかってしまう。議論などその場に割って入る隙間もないであろう。
今から用意して慣れておかなければ月日はあっという間に経って、図体は大人でも中身は子供のままの人で充満する国になるのではと思ってしまう。学校の教育もある、メディアの製作する番組の中身もある、ネットのランキング重視の偏りもある。
他国へ出かけて行って「我が国の国民は戦う覚悟がある」など無責任な発言をしてくる元戦争跡かたずけの孫の重鎮もいる。戦争をしない努力の方がどれほど大事か、勇ましく述べても有事になれば命はもとより国土が荒廃することを彼は学んでいない。
そろそろアニメや漫画の国から脱却して、落ち着きのある他者、弱い人に優しい趣のある国になってほしいもんだ。