練馬区江古田マーキーの夕べから桃の節句マ・ヤンの夕べへ
2024年03月03日 | カテゴリー: 山木康世
練馬区西武鉄道駅の江古田の町はこじんまりとまとまった良い商店街の町だ。そして大学が在るので少しインテリジェンスのイメージも春風に乗ってやってくる。もちろん練馬大根も在る。
しかし江古田という住所はと聞かれれば中野区なのである。練馬区で探してもない。ここはその昔三波春夫おけさ御殿の在ったちゃんちき通りは中野区の江古田なのである。地下鉄の新江古田駅は練馬区であろう。
僕がいつも利用している関東バスの江古田の森は中野区だ。
江古田マーキーの住所は練馬区豊玉上、不在郵便物を受け取りに走る郵便局名は豊玉郵便局。
今夜は朋友ギタリスト角田順、ジュンとの共演。曲数は多くはなかったが良いLIVEができて打ち上げの中野の夜は生ビールが美味かった。勝手知ったるなんとかで信頼できる人との音楽共演は言葉にならない喜びがある。そしてジュンも言ってたが改めて今夜お集まりいただいたお客様の傘は温かさは半端ではない。拍手が鳴り止まない。本当にLIVEは良いねぇと言い寄るお客様は神である。良い夜だった。
明けて今日は中野区東中野の「マ・ヤン」における共に50周年を祝う「星月夜」の「星の夜」の会。星のうたいっぱいの夜。
さてどんな良い夜になるのでしょうか、乞うご期待!
文京区386_S-Studioこひなた江戸川橋
2024年03月01日 | カテゴリー: 山木康世
文京区386_S-Studioこひなた江戸川橋
日中は日が差して穏やかな感じのいち日でした。しかし風が吹きすぎると、12月の札幌のような寒さが襲ってきます。江戸川橋は、中野からは一寸そこまでという近場の感じの地域です。
今日で2月も終わり、今日からは弥生3月桃の節句ですね。桃の花は梅や桜と違ってすぐに頭に映像が浮かんできませんね。かつて江戸時代以前、中野や高円寺には桃園があって、この時期お花見といえば桃の花を愛でたそうです。お内裏様といえばお雛様の上段に鎮座ましておられますが、お内裏様は夫婦で一組をさして言うらしいですね。僕は男性をさして言うのものかとてっきり思ってました。
1曲めから迷走、あったかい春はあっちへフラリこっちへフラリ、おいおいどこへ行くんだい?という闇からの声が聞こえて来たような、来なかったような昨今の春間近事情を物語っているようでした。どうしてああなったのか自問してみれば、音楽の女神様のご機嫌が宜しくなかったものと想像します。
しっとり地味系が多かったようなこひなた江戸川橋、しかし年相応な良いLIVEができましたこと、ご参加くださいました皆様の賜物として熱く御礼いたします。
やマーキー、やマヤンと近場の連荘が続きます。
386_S-Studioこひなた江戸川橋
2024年02月28日 | カテゴリー: 山木康世
さて来る明日、2月29日(木)東京都文京区386_S-Studioこひなた江戸川橋においてのLIVELIBRARY、2月最後の日は閏年なんですね。4年に一度の訪れ、じっくり噛み締めましょう。
アケルナクウコウにおいてお約束いたしました皆勤賞、ならびに準皆勤賞の皆様へお届け物がございます。現地で直接手渡し出来ましたら嬉しさ倍増、よし行くぞー。 閏年ならぬ潤い年に致しましょう。どうぞご期待ください!
消印のない郵便
2024年02月24日 | カテゴリー: 山木康世
階段の下の郵便受けに遠い北の町のとあるお方からお手紙が
よく見たら消印が押されていないじゃないかスタンプが
消えそうなスタンプどころじゃない全く押されていない
84円のうさちゃんは郵便局をすり抜けて僕の街にやってきた
それとももしかしたら北のお方はこの街へ用事にでも来て
フラリと思いついて僕の住所を調べ上げて手紙を投函
鼻歌交じりで足取りも軽く駅に戻って飛行機に乗って帰っていった
そんなこと在るはずないじゃないか分からんぞ今の時代わからんぞ
人のやること不可思議千万 人の世のこと奇妙奇天烈
人のやること不可思議千万 人の世のこと奇妙奇天烈
元気で居ますか達者で居ますかもうすぐ温かい春が来ますね村谷さん
北区田端アンダンティーノラプソディ
2024年02月23日 | カテゴリー: 山木康世
小糠雨がずっと一日絶え間なく降り続き、少し前の暖かさが嘘のような空模様。しかし考えてみたら2月の陽気としては当たり前なのかもしない。先日の20度超えのほうが異常だったのだ。あのまま春になれば良いなぁという皆の願望だったわけで、正気に戻されたという感じのアンダンティーノの日。
ここの会場はもう何度も足を運んでいて、とても使いやすくまた来ようと思わせる良い会場だ。それにもまして隣の駐車場が広々としていて気分が軽くなる。
LIVEはつつがなくすべて終了、精算、精算機の上に誰かが忘れた飲み物の缶が置き忘れていて、もったいない男もいるもんだと思い出したことを記した記憶が蘇ってくる。6時間1300円と都内ではリーズナブルと胸をおろしていざ帰宅。
ややしばらくして飲み物を飲もうと思いきや車内を探すが、お茶がないではないかい。あの精算機の上に買ったばかりのお茶を、なにかに気を取られて忘れて来てしまった。
せっかく用意した22日LOVELYの日の皆さんへのプレゼント、私も雨の傘に気をとられ前の日に玄関に用意したまま置き忘れてきたわとはスタッフの弁、何たるチア。
みなさんもなにかに気を取られうっかり忘れ物のないように気をつけましょう。
ステンドグラスの江東区シェ・クロード
2024年02月19日 | カテゴリー: 山木康世
地下に掘られて作られた空間にグランドピアノの最高峰が置いてある。このピアノがあるだけで調度品としては一級品の風格を持っている優雅と気品にあふれた部屋。そこに外の太陽の日がステンドグラスに反射して得も言われぬ光の模様を描き出しピアノの天板に反射、それが室内の天井に自然の模様を作る。しかし日が照っているときだけ、日が落ちれば消えてしまう。どうやって外の光を取り入れてるのか覗いてみた。外壁との50センチほどの隙間が光の元だった。普通は地上の教会などの建物に設置されているステンドグラス。恐らく拝みに来た人が空の神々しさを少しでも感じるようにと考えられたのでは。幸せは青空の彼方から。
昨日のイチオシは「冬の華」アコースティックギターにおける情景描写演奏の自由さは窓から入り込んできた空の光のパワーによるものと思った。いつもの弁天様はいなかったけれどミュージックの女神が優しく見守ってくれていたシェ・クロードの夕刻は春到来を予感させる穏やかなひとときだった。
みなさんありがとうございました。ほなサイナラアディオスアバヨバイバイ。22日はアンダンティーノでお会いしましょうぜ。
西新宿あんさんぶるstudio音
2024年02月13日 | カテゴリー: 山木康世
あんさんぶるは外来語で複数による音楽の心地よさとある。
決して独りよがりの弾き語りの世界ではないのだ。独りよがりは言い過ぎで、通常の音楽のバランスからすれば少し偏っているのだ。まぁ俳句や短歌の世界に近いのかもしれない。しかし一人で何でもこなさなければならず、快刀乱麻という言葉がピッタリかもしれない。強いて言えばギターと声のアンサンブルと言えるかもしれない。同じ人による一人音楽会なので総合力では劣るかもしれない。
今日の一押しは
「春は雨と桜を連れて」
春は雨と桜を連れて山から街へ 冷たい風も幾分柔らかさを増して
春は心身に素晴らしき哉 春の風 君と一緒に生きてます忘れたりしない
夢と希望を乗せて赤い郵便列車が 山を越えて街を越えて君の街に
ふさぎこんで泣いていた心に届く 穏やかに季節は巡り巡っていきます
春一番の風が吹いた街に吹いた 聞こえてくる春の足音spring has come
寒い冬が手を振って山の向こうに 君と元気でまた笑って会えますように
昨今巷間では「推し」という言葉がやたら使われてますが、言葉を知らない他民族のようで黙して語らず、違和感と怒りを覚えている。
渡辺淳一記念館の在る札幌
2024年02月07日 | カテゴリー: 山木康世
FUNまつり最終日4日目~忘れじの春30年目の同窓会~
つつがなく無事打ち上がり盛り上がりました。
晴れ男健在ぶりを遺憾なく発揮、見事な抜けるような空の元、久しぶりの渡辺淳一記念館、懐かしさよりも帰ってきたという感じの文学記念館は鴨々川のほとりに雪の中に建っておりました。
控室に置かれた石油ストーブが良い感じです。集中暖房における暖かさに辟易することが在る。暑すぎて乾燥、喉が悲鳴を上げることのない自分の操作で身近の暖を取ったほうがどれだけ快適か。しかし経済的には効率が悪いのか。
地元のテレビは東京以上にある。チャンネルをつけるとCMばかりを見ている感じで落ち着かない。いい場面になって「続きはCMのあとに、チャンネルはそのままにしてね」あの手法はもう古い。局が少ない時代は有効だったが、現代では視聴者のほうがリモコンという魔法の自分ファースト器具で勝手に変えてしまう。惜しいもんだ、制作者の意図は空の彼方へ、結果など皆待っていない忙しい時代になった。
その点LIVEは良い。2時間お尻の痛いのを我慢して居続けなければならない。スマホもご法度だ。こんな過酷な状況に耐えられる音楽を発信し続けなければ死んでしまう。50年かかって自分で勝手に自己流で作り上げた2時間の世界は、やはりどこにも誰にも負けないと自負がある。今のところ良好です。
ペータ、夢和、千葉におけるFUNまつりにCMはいらない。それぞれの愛器を持ち寄っての心の寄り添いだ。冬の寒さの中での、石油ストーブを前にしての静かなLIVEはとても精神に良い。自分に語りかける貴重な時間である。忙しい現代は自ら自分たちが作り上げた結果だ。ならば少しスピードを緩めるのも自分たちでできるのだ。
晴れ男は空を飛んで東京へ。4日ぶりの青空復活という。午後には札幌を後にするが1週間生活に馴染んだ頃に後にするのはもったいない気もしてくる、が本来の生活に戻るという安堵感も在る。それだけ札幌が遠くへ来たもんだになっちまったのか。
50周年は50執念とも言える4日間、誠にありがとうございました。
エゾ音は蝦夷の人間たちの音楽会
2024年02月05日 | カテゴリー: 山木康世
クラーク博士ら外国人先生を米国から招き入れて未来の町造りをした、ときの江戸を終えて明治に大改革した役人たち。150年ほど前の話である。時計台はその頃には札幌の町に時を知らせ刻んだ貴重な建物である。
日本三大こけら脅しのひとつ、札幌時計台と言われるが、中に入って札幌の歴史を見たら印象は変わるだろう。
エゾ音は45回目という。もうすぐ節目の50回。
主催の浅井氏は大学の後輩である。札幌市と組んで良い音楽会を続けている。BGMにディランを流すあたりで彼の心境を垣間見ることが出来る。
外は雪、マイナスの中大勢の人が雪靴の雪を払いながら木造の階段を上ってくる。会場使用の時間的制約の中、3時間に及ぶ音楽会。トリを努めた。
楽屋で待っている間、黙ってでも聞こえてくる弾き語り後輩連の今。自分の学生時代を思い出す。高くもなく低くもない今の自分を赤裸々らに語りかけているようだ。共感とウケ狙いは似て非なるものである。素朴に素直に、家でポロンポロンが基本だよ。応援してるよ。
FUNまつり、3日目は地元札幌の夜。大いにみなさんと共に打ち上がりつつがなく終演した。打ち上げも久しぶりの元気な盛り上がり。
また会おう。
ご来場のみなさん誠に有難うございました。
「夢創館」は夢を作り出す揺りかご
2024年02月05日 | カテゴリー: 山木康世
札幌からすぐそこという街、恵庭に生涯初めて降り立った。一度自衛隊のお祭りを見に行ったことはあるが音楽関係では初めてである。
島松駅の目の前に、25年前農協の倉庫が「夢創館」に生まれ変わったという会場があった。このようなしっかりとした倉庫跡の建物はあまり見たことがない。もっともっと知られて良い「夢創館」である。過去には演劇が行われたが音楽はあまりなかったような印象を受けた。
クルマ社会の現代において駐車場などで何かと過密都市札幌で息苦しく悩み考えるより少し離れた恵庭辺りでの活動は心身ともに適していると実感した。東京辺りの過密さではお話にならない。伸び伸びと行うには「夢創館」は館の名の通りである。
経済経済と目の前のカネにばかり目が行って、言葉だけの空騒ぎに付き合うには時間がもったいない。
また是非訪れたいと思った会場である。かつての街の倉庫は経済の台所だったが、今は夢を創りだす大きな揺りかごのような感じでひっそりと雪の中建っている。
また来よう!