となりの電話 山木康世 オフィシャルサイト

2023年11月8日

2023年11月09日 | カテゴリー: 山木康世

通常、深夜2時にはNHK教育テレビ今はNHKEテレでは国旗が風になびいて厳かな国歌が流れて今日一日の営業終わり、閉店ガラガラとなる。この時間はいやがうえにも、もう寝なさい明日に備えるんだよ、良い夢見てまた元気に会いましょう、とでも話しかけられる子守唄のようにも聞こえてくる。
しかし今日は違った。科学の番組が2本立て続けに流れてきた。どうしたんだろう。異例の措置であるが僕だけが知らなかったのか。これを蚊帳の外という。
子供のころのテレビは夕方の時間帯よく放送なしの放送局が結構あった。深夜など論外である。放送しても誰も見ていない、みんな働きに出ている、深夜は深夜で誰も起きていない。みんな寝ているので放送しても意味がない。そんな世の中だったのですね。コンビニも朝の7時に開店、夜の11時には閉店。セブンイレブンの名前はここから来ている。白い冬の頃でも近所にはコンビニはなかった。1974年東京都江東区豊洲に日本第1号店が出来たというくらいの歴史しかないのである。奇しくも50年ということに気が付いた。
丑三つ時も過ぎる。さぁもう寝なくちゃ。

立冬

2023年11月08日 | カテゴリー: 山木康世

暦の上では冬であるが、どう転んでも秋、それも初秋、いやそれよりも夏、晩夏と言った風情である。
日中など、少し速歩きをすると背中にジンと汗ばむような暑さである。
北海道などでのクマ出没のニュースを聞くと、本来は冬眠の支度をしないと間に合わないクマ。外界に降りなければ餌にありつけない異常気象。山の食い物も枯渇状態か。
怖い話を聞いた。全世界からミツバチがいなくなったら、人類は滅亡するぞうだ。これを予想したのは彼の有名なアインシュタインという。
戦争などしている暇がよくあると思ってしまうが、姑息でエゴ丸出しの人間には地球のあえいでいる姿が見えないのかもしれない。何も砲弾による人殺しをしなくとも、まもなく終焉を迎えるかもしれぬ気候変動による地球の姿。気候沸騰という言葉も生まれている。
小麦も米もトウモロコシもやられた。この先何を主食に生きていけばいいのか。地球の40億年ほどの年齢に比べたら、人類の200万年などという数字は取るに足らないちっぽけな時間である。これがただ終わるというだけかもしれない。それを死に急ぎ砲弾の嵐で死滅するだけの話かもしれない。人類がいなくなっても昆虫や魚類や植物は地球が太陽に飲み込まれるまで生き残っているのかもしれない。太陽が膨張して大爆発するまで45億年だって。人間って凄いことを予想するんだね。明日の天気も外してしまう人間が気の遠くなるようなことを平気で予想する。
しかし暦の上では確実に立冬で間違いはない。

みっちゃん

2023年11月07日 | カテゴリー: 山木康世

みっちゃん行きたくないよと泣いている
みっちゃん行くんじゃないよと泣いている
どうしてみっちゃん行っちゃうの
行ったら二度ともう戻れないんだよ
どうしてみっちゃん黙ったままで
どうしてみっちゃん答えてくれないの
みっちゃん行きたくないよと泣いている
みっちゃん行くんじゃないよと泣いている

墨田区お江戸両国亭御礼

2023年11月05日 | カテゴリー: 山木康世

やはり月日の経つのは早くて恐ろしいものがある。
連休のなかもしもの思わぬ渋滞などの不首尾のないようにと早めに出かける。しかし都内の混雑はなく、予定の30分前に両国亭に到着。いつもの建物に隣接した駐車場を目指す。遠目に明らかに分かるような工事現場の白塀状態であり、火を見るよりも明らか。雨の日でも気にならないほどの近さのお気に入りの駐車場は出かける前の予想を無惨にも打ち砕き、何やら重機が音を立て、周りで工事関係者が白いヘルメットを被り赤い棒を持って動き回っている。現場を伺うようにゆっくりと横目で恨めしそうにビスタは一周、他の駐車場を探す。
ブツブツ言いながら、これが11月の陽気なのと浮かれながら、建物裏から両国亭楽屋へとギター荷物を運び込む。
噺家さんはほぼ準備というものがいらないだろう。体一つ扇子辺りでお囃子に乗って高座へ登場と相成るが、こちとらそうは行かない。
まず肝心のフラッグを正面に貼り出す。これがあるかないかで現場の雰囲気がガラリと変わり、士気が高まる。旗色を鮮明にして現場に臨むという意味で旗はシンボル、大事なのであるな。
いつもの墓石のように積み上げられたステージにマイク、音響、譜面台を設置。音は問題がないようである。
しばらくすると楽屋の方から男性が近づいてきた。予約のあったお客さん、元ふきのとうオフィスの大久保訓正氏である。何年になるのだろう。近くに住んでいる情報は持っていたが、開演前に訪れてくれるとは。酒の当てに良いだろうとお土産におかきセットをいただく。ちょうど昼飯を頬張っていたところなので、一服というところだった。齢66歳になるという。にわかに信じられない。少し肌のハリは緩くなって重力による顔面筋肉低下は見られるが笑いながらジョークを交えて話すスタイルは何も変わっていない。大久保だー。すでに小さかったお子さんも3人みな巣立つ直前のようである。「菊川」が最寄りの駅だったな。何年前になるのだろう、江戸時代からの豚肉すき焼きの店で一摘みして、彼の家に投宿。チントンシャンのお祖母さんも今はとっくにお亡くなりになっていた。
日本文化独特の黒、緑、茶色の引幕を彼に頼んだ。
ハイハイーお待ちかね2時間たっぷりいつものように楽しんでってください。

♪秋の黄昏時に君を思い出し そういえばいつか君と歩いたね♪

年に2回ほどの高座によるLIVELIBRARY、だいぶ板についてきた。胡座をかいての2時間は堪えるものがあり、少し膝痛を感じながら、少し遠のいた駐車場へと急いだ。荷物を一緒に運んでくれてうれしかったよオオクボくん。
お忙しい中、皆様ありがとうございました。連休も最後ですが無事つつがなく良い休日にしてください。またお会いしましょう!

2時間の胡坐はしんどいのだ

千葉県佐倉市サロンピースクエア御礼

2023年11月04日 | カテゴリー: 山木康世

今や目的地へ確実に早くゆくのに2種類の選択がある時代になった。
今日の選択。駐車場でサロンピースクエアと喋って瞬時にグーグルは回答を出してくる。この検索には舌を巻く。案内開始、西へ、北へと何メーター。道なき道を案内する野暮なことは決してしない。若い女性の事務的な愛想のない声は仕事をしているという感じだ。しかし今日は混乱した。京葉道を素直にゆくものかと思いきや、千葉に入り圏央道を案内され、なんとも大渋滞にハマった。このハマり時間を利用してカーナビに住所を入れて案内を乞うた。カーナビの声は大人びて手慣れたやや年季の入った女性の声である。道なき道を彼女は案内。どうやら京葉道に戻すようである。戻ったぞ。さっきの道を素直に直進で良かったんじゃねぇのか。しかし今度は柏出口で下ろすような指示。柏の国道の地獄絵図が頭に去来する。無視してもう一つ先まで行ってやれ。今度は四街道で出るよう指示された。俺が行きたいのは佐倉だ。その10キロ先には佐倉降り口がある。そこでだ、四街道も無視だ。佐倉で降りるとまだ13キロもあると出ている。普通の日だと佐倉でも柏か四街道が近道なのかねぇ、誰に聞くともなく聞きたくなった。スマホは蓋を閉じても時折小声で喋っている。今はカーナビに任せているのでご安心を。時折GPS機能が働いておりません。なんて言って休んでいる。ときには両者真逆の事を言ったりするので頼り過ぎは禁物である。カーナビはやがてサロンピースクエアの建物の前へと吾を運んでくれた。
やっさんと演る予定で準備していたディラン「風に吹かれて」英語版。「佐倉惣五郎」千葉ならではの「チバニアンを見に行った」コロナ禍の作品「不知火の風」一つ歳を取って初めてのLIVELIBRARY、50年を占うような実り多き文化の日の夕刻、皆様お忙しい中誠にありがとうございました。
今日は墨田区のお江戸両国亭にお邪魔いたします。

鈴木康博フォークソング・メモリーズ御礼

2023年11月03日 | カテゴリー: 山木康世

港区芝まで中野から1時間はかからない。ラッシュ帰宅時、何が起きるか分からないので余裕をもって出かける。現地について記憶を頼りに駐車場を探す。しかし6年の歳月は長く、全く見当たらずビル、ビルとなっていた。振り返ると東京タワーがオレンジ色にライトアップ、夕暮れに怪しく光っていた。
今回50年記念ポスターのシンボリックな東京タワーは昨今のスカイツリーとは一味違ったタワーである。昔はこれほど光り輝いてはいなかったが、それでも333メートルの威容は少しも衰えず、否寧ろ大きく冴えわたっている。
やっさんとは2017年6月以来である。「風来坊」をお手合わせしてもらった記憶がある。
そして今回は「長距離運転」である。SONY時代のソロアルバム復刻キャンペーンを兼ねての番組登場であった。事前にお渡ししていた「野良犬HOBOの唄」「泳いで行くにはあまりにも水の流れが速すぎる」ギター1本でボソボソと歌う歌が俺らしくて良いと言われた。やはり冨澤氏と同じく詩が良いと言われて嬉しかった。
お聞きしたかったことがあった。それは僕と同じくグループのヒット曲を一生再現できない難しさを抱えての一人航海のことである。まったく同じ宿命を感じながらの船出であったと聞いてスッキリした。そうなんですよね、誰にも言えない贅沢な悩みであるが、本人にとっては付いて離れない大きな宿命。
やっさんは2歳年上である。先輩弾き語り職人として、この先健康で大いに歌い弾きまくって下さいとお願いして別れた。後輩たちの光、希望を是非とも絶やさないで元気でまたお会いししましょう。
ビルを出て後ろを振り返ると東京タワーがお疲れさんと言ったとか言わなかったとか。

戦い済んで日が暮れて更なる刃に磨きをかける

2023年10月26日 | カテゴリー: 山木康世

10月22日をもちまして、我が72歳とサヨナラ。
来る11月3日文化の日千葉県佐倉市、4日東京都墨田区両国亭と坂は続く続くなのですが、物価高、戦争の脅威とあまり芳しくない世の中、それにもめげず我が音楽道を黙々と励む次第です。
ふきのとう時代に残した2枚のソロCDの世界を改めてかみしめている。
日本で唯一まともな音楽評論家富澤一誠氏から「今の時代だね」と評されて、いたく胸にしみております。
と同時に新曲も大事なテーマ、時代の業界の我が雑感寸評は、やはり詩がいただけない、弱いのである。言葉遊び、受け狙い、中には英語かと思うような節の日本語発音もあったりする。外人が聞いても分からない、日本人が聞いても分からない。言葉は民族の魂そのものなので、若いから、子供だからと言って甘えるんじゃない。昨今の音楽業界は振付師大いに儲かる複数でのダンス流行りであるが、背筋のピンとした人間になりなさいと声を大にして言いたい。音楽は大事な国の芸能文化なのでで無暗に世界を目指すなどと簡単に言葉を吐くことなかれ。言葉の乱れから国は亡ぶような気がしてくる。
73歳の日本人フォーク、詩の世界、アコースティックギターの妙味を味わいに皆さまどうぞご来場ください。心よりお待ち申し上げております。

秋味は秋鮭

2023年10月26日 | カテゴリー: 山木康世

秋味は秋鮭
子供の頃の弁当の話は以前も書いたが、よく鮭の塩焼きが入っていた。ご存知の方もおいででしょうが、祖父母松太郎さん関係で関連水産会社においでになった伯父さん親戚縁者が函館にいたもので鮭、ニシン、サンマ、タラコ、カズノコが山の中の生活にも関わらず豊富だった気がします。
そして秋になると秋味がよく出たものです。それもクマもびっくり飛び切り塩の効いた鮭が絶品でした。焼くと塩が噴き出ているほど塩充満でした。まぁ塩でご飯を食べるという感じでしょうか。近年塩の取りすぎは体に良くない、高血圧、動脈硬化など成人病の権化として悪者扱いされておりますが、僕たちの祖先魚類は海の生き物。塩の中で暮らしていたのですから塩は美味いはずなんですがね。取りすぎは何でもいけないのですね。
今の見かけは抜群のカナダ産銀鮭も良いけど、白い塩の粉が吹いたような秋味も実に美味かったなぁ。お握りには、この秋味が最高だった。
秋が深まってゆく。

誕生日&50周年記念コンサート御礼

2023年10月23日 | カテゴリー: 山木康世

本当に天晴なお日柄の中、中野から新宿へ。年配の運転手さんは「任せてください」とは言いつつもどう考えても遠回りしてる。やはり500円ほど高くついた、が文句も言えず。誕生日だもの、50年記念だものと「ありがとうございました」
すでに照明、音響がセッティング中。ステージ正面には大きなタペストリーが吊るされている。弁天様と一緒のツーショットが心を柔らかくしてくれる。最近とみに気に入っている写真だ。
「白い冬」「風来坊」「春雷」と大きな歴史を刻んだ瞬間に嗚咽がこみあげてきて失礼してしまった。いろいろな過去や未来が頭の中を過ぎ去ってゆく。
何かとご不便をおかけしましたお客様には申し訳ございませんでした。この場を借りまして深謝いたします。
73歳の始まりの日は音楽生活50年の記念すべき日。
良い歌作るぞー、更なる決意のもと、124号会報発送を明日中には終える予定です。

本番前に。




いつもありがとうございます。

73年目の朝

2023年10月22日 | カテゴリー: 山木康世

50年だからな、油断することなかれ。気を抜くことなかれ。しかし音楽を遊んで楽しんでいこう。みなさんとも溌剌と元気でお会いしましょう!
いやぁ、おかげさまで73年生きてまいりました。

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